ダルメシアン

ダルメシアン

ひときわ目立つ、おしゃれ度ナンバーワンなアスリート犬!
サイズ
体重
雄 20~27kg
雌 20~27kg
体高
雄 53~58cm
雌 48~56cm
被毛
長さ
短毛
ケア
運動量
1日40分以内
エネルギー
とても活発
寿命
12~14年
要求
High
特性
鳴き声
いびき
よだれ
抜け毛
社会性
社会性
原産国:クロアチア
この犬種について
ひときわ目立つ、おしゃれ度ナンバーワンなアスリート犬!
性格
ランナーやハイカーにとって、とくに素晴らしいパートナー 元々は馬や馬車を守るために飼育されており、非常に活発で走ることや遊ぶことが大好きです。一方、保護本能も残しており、見知らぬ人や動物には警戒し神経質な一面を見せることがあります。彼らは飼い主や家族には忠実で、明るく、愛情がありますが、控えめで威厳のあるその性格のために、家族と離れて生活をすることもできます。しかし離れていても、決して飼い主を忘れない、信頼できる番犬です。さらに、強力でアクティブなアスリートであり、優れたスタミナを備えています。ランナーやハイカーにとっては素晴らしいパートナーになります。
知っておくべきこと
ディズニーのアニメで世界的に有名になった伴侶犬 ダルメシアンといえば、ディズニーのアニメ『101』で世界的に有名になり、アメリカでは一気に登録頭数が増えて社会問題にもなりました。日本ではそこまでの人気にはならなかったのですが、やはり独特の美しさは街中でも目を魅きます。 アメリカでは1800年代、馬が消防馬車を引いていたときに人々の注目を集めたために、全米各地の消防署では現在も多くのダルメシアンがマスコット犬として活躍しています。 明るく陽気な性格なのですが、家族以外には気を許さないところがありますので、社会性を身につけるトレーニングを幼犬時代からスタートするようにします。 元々が運動量の多い犬種ですので、運動不足が問題行動の引き金になってしまうことがあります。日常的に運動することを心がけてあげましょう。 ダルメシアンは犬で唯一尿酸をうまく代謝することができない体質をもっています。そのため尿石症になりやすいとされています。排尿の様子は常に注意し、尿が濃くならないようにできるだけ飲水量を増やすように工夫しましょう。定期的に尿検査を受けることもよいでしょう。 また、先天的に視覚や聴覚が失われてしまう、難聴あるいは青い目をもつ個体が一定数存在することがわかっています。残念ながら治療することはできませんが、繁殖に用いない等、このような個体を増やさないようにすることが大切です。 そのほか、遺伝性の疾患が挙げられています。前記の高尿酸尿症(HUU)や、変性性脊髄症(DM)といった疾患については検査ができますので、獣医師とよく相談し病気について充分に理解をした上で検査を受けるのもいいかもしれません。
歴史
馬車と並走していた、スタイリッシュな犬たち ダルメシアンの起源ははっきりとしていません。一般的にジプシーと呼ばれる遊牧民と一緒に旅をしていた、と伝えられていますが、やはり最初に現れた場所は不明です。犬名については、現在のクロアチア、アドリア海の東岸にある州、ダルマシア地方に長く滞在していたことから命名されたといわれています。 ダルメシアンは長い歴史の中でさまざまな仕事で活躍してきましたが、1つの分野に特化することはありませんでした。彼らは、牧羊犬、レトリーブ、サーカス犬、そして乗り合い馬車の番犬としても使用されました。この犬種を題材にした初期の絵としては、1710年頃に描かれたと思われるZaostrog(ダルメシア地方)を描いたフレスコ画があります。この絵画の中にダルメシアンが登場しています。さらに1792年に出版されたトーマス・ベヴィックの書物には、『ダルメシアン、はたまた馬車犬』というタイトルの絵画が描かれています。 最初のダルメシアンのスタンダードは1882年にヴェロ・ショーというイギリス人によって書かれました。このスタンダードは1890年に正式なスタンダードとして認められています。