サイズ
重さ
雄 7.2kg以上
雌 7.2kg以上
被毛
長さ
短毛または長毛
ケア
長寿
15年以下
ニーズ
Moderate to High
特性
グルーミング
社会的ニーズ
目の色
さまざま
この犬種について
性格
セルカークレックスは、その愛情深く優しい性格が多くのファンを惹きつける魅力の一つです。過度なしつこさや要求が多いわけではないですが、飼い主に注目されたがる傾向があるため、ほしいものを手に入れるまで付いて回ることもあるかもしれません。また、お茶目なしぐさがあり、人の膝の上に乗ったり、静かな声でおしゃべりしたりするのが大好きでです。トラブルメーカーではありませんが、人がいないときには退屈のあまりいたずらをしてしまうことがあるため、おもちゃや爪とぎポスト、フードパズルなどの知育玩具を用意しておくことが大切です。
知っておくべきこと
「この生きているぬいぐるみのような猫を家庭に迎え入れ、寄り添ったり抱き締めたりできる人はラッキーです!」とCFAがコメントするくらい、新たな家族として迎え入れる猫種として魅力的です。そんなセルカークレックスの特徴を踏まえ、1日でも長く健やかに暮らせるよう、飼う上でのポイントをおさえておきましょう。 セルカークレックスのお手入れ セルカークレックスのお手入れは簡単で、定期的にブラッシングすることでシルキーなウェーブを保つことができます。しかし、過度のケアは皮膚を傷つけたりウェーブを伸ばしたりすることがあるため、適度に行いましょう。また、定期的なコーミングも家中に抜け毛が溜まることを防ぐ為に大切です。特に換毛期には抜け毛が多くなるため、頻度を増やし対応しましょう。お風呂も抜け毛対策として良いですが、無理のない範囲で行い、洗う際には猫用のシャンプーを使い、すすぎ残しがないように気をつけましょう。 セルカークレックスの健康管理 セルカークレックスは比較的健康な猫種で、日頃の健康管理とお手入れを怠らなければ、生涯にわたって持ち前の活発さを維持できます。普段のお世話は、歯磨き、栄養バランスの良い食事、清潔な水、猫トイレのこまめな掃除、そしてたっぷり愛情を注ぐなど、猫全般に共通する当たり前のことを心がけましょう。 セルカークレックスは温度管理が重要 セルカークレックスはダブルコートで毛量が多く、ウェービーヘアーであるため熱がこもりやすいという特徴があります。つまり、暑すぎる環境は適切ではありません。室温管理ができる部屋で27℃を越えないようにしてあげることが望ましいです。特に暑い夏には温度管理ができないような場所に放置することがないようにしましょう。 セルカークレックスがかかりやすい病気 セルカークレックスは、多発性嚢胞腎という病気にかかりやすい品種です。腎臓に水がたまった袋(嚢胞)がたくさんできて腎臓の働きが徐々に低下し、腎不全を引き起こす恐れがあります。現段階では治すことができないので早期発見が重要です。特に親猫がこの病気にかかっていた場合は50%の確立で遺伝すると言われているので注意が必要です。親猫が発症していた場合は、獣医師にそのことを伝え、健康診断時に嚢胞がないかを診てもらったり、腎機能低下の兆候(あまり運動しない、食べないなど)がないか、日頃から注意しておきましょう。 また、皮脂が多いことに加え、通気性が悪く抜け毛が絡まりやすく落ちにくいことから皮膚病を患う恐れがあります。予防の為にも毎日のブラッシングが大切です。
歴史
セルカークレックスの起源は、1987年にアメリカのモンタナ州で生まれた一匹の猫に遡ります。この猫は、ブルー・トーティーとホワイトの猫を親とするきょうだいの中で、唯一巻き毛(レックス)の被毛を持つという特徴に加え、セルカークレックスのチャームポイントである「カールしたひげ」も持ち合わせていました。後にペルシャ、ブリティッシュショートヘアなどの種とかけ合わせ、デボン、コーニッシュに続く第三のレックスとして注目を浴びることになります。