ペルシャ

ペルシャ

おっとりした穏やかな性格で、跳んだり走ったりするよりもひなたぼっこを好みます。毛色や毛柄によって特徴がやや異なり、中にはやんちゃな一面をもつタイプもいます。
サイズ
重さ
雄 3.6~5.4kg
雌 3.6~5.4kg
被毛
長さ
長毛
ケア
長寿
8~11年
ニーズ
Moderate
特性
グルーミング
社会的ニーズ
目の色
ブルー、カッパー、グリーン、ヘーゼル、オッドアイ
活動的な猫ではないため、太らないように体重を管理しましょう。
この犬種について
おっとりした穏やかな性格で、跳んだり走ったりするよりもひなたぼっこを好みます。毛色や毛柄によって特徴がやや異なり、中にはやんちゃな一面をもつタイプもいます。
性格
フレンドリーで温和な性格の持ち主です。あまり活動的ではなく、お気に入りの場所でマイペースに過ごしていることが多い猫です。しかし遊ぶことも好きなので、コミュニケーションを兼ねておもちゃで誘いましょう。 飼い主のひざでくつろいだり、ベッドに潜り込んできたりするので、スキンシップを楽しめるタイプ。猫らしい気まぐれなところを見せることもありますが、落ち着いて家族と親しく接してくれるでしょう。
知っておくべきこと
健康のためには体重の管理が特に重要です。もともとずんぐりした体型で活動的ではないため、ごはんやおやつを与えすぎると肥満になってしまいます。主食には総合栄養食のキャットフードを選び、おやつを与える場合は1日のカロリーの10〜20%程度にしましょう。毎日の運動も体重管理に役立ちますが、キャットタワーを設置しても自主的に遊ばないかもしれません。飼い主の方からおもちゃで遊びに誘ったり食事の際に知育玩具を使ったりして、運動する機会をつくるよう工夫する必要があります。スキンシップに加えて遊びもコミュニケーションに取り入れましょう。 繊細なロングコートの被毛は、毎日のお手入れが必要です。毛がからまないようにブラッシングとコーミングを1日2回程度行いましょう。鼻ぺちゃの顔立ちは涙やけを起こしやすいので、ウェットティッシュで丁寧に拭いて清潔にしてあげることも大切です。
歴史
ペルシャは最も古い猫種の一つですが、他の古来の猫種と同じく、その歴史にははっきりしない部分もあります。原産国のアフガニスタンの周辺に残る紀元前の遺跡によく似た長毛の猫が描かれています。現在のヨーロッパとの交易が始まってからこの猫の人気が高まり、少なくとも1500年代にはイタリアに渡っていました。17世紀になってピエトロ・デラ・ヴァレ氏がペルシャからイタリアに1匹の猫を持ち帰り、純血の猫種として繁殖を試みました。当時は砂漠地帯で身を守りながら暮らせるように、たわしのような剛毛をもっていたようです。 その約100年後、ニコラス・クロード・ファブリ・ド・ペーレスク氏がトルコで数匹の長毛の猫を手に入れました。トルコはペルシャとは別の長毛猫種のターキッシュ・アンゴラの原産国です。19世紀になってからかつてヨーロッパに持ち帰られたトルコとイタリアの猫の子孫が交配され、現在のように芸術的なロングコートをもつペルシャの始まりになったと考えられています。 ヴィクトリア女王を始めとするヨーロッパの王族や貴族がこの見事な猫種に魅せられたことで、大いに人気を高めました。19世紀の終わりには海を越えてアメリカに渡り、熱狂的に迎えられて一気に有名になりました。