エキゾチックってどんな子?魅力と特徴

 

鼻ぺちゃのユニークな顔立ちは、見ているだけで楽しい気持ちになります。落ち着きと人懐こさを備えた親しみやすい猫種です。

 

エキゾチックの特徴
エキゾチックの特徴

エキゾチックは短毛種ですが、長毛種が生まれることもあります。登録団体によってはペルシャとされますが、そこまで被毛が長くないため、エキゾチックロングヘアとされることもあります。また、短い脚と尾、大きく丸い目もエキゾチックの特徴です。

体重:3〜5.5kg

目の色:

ブルー、カッパー、ヘーゼル、オッドアイ

寿命:8~10年
社会性/注目の必要性:中程度
抜け毛:多い

被毛:

長さ:中毛、長毛
特性:ストレート
色: ホワイト、レッド、クリーム、ブラック、ブルー、チョコレート、ライラック、シルバー、ゴールデン、カメオ、トーティシェル、ブルー・クリーム、ブラウン、ライラック・クリーム、キャリコ
パターン:ソリッドカラー、トーティシェル、バイカラー、トライカラー/キャリコ、タビー、スモーク、シェーデッド、ポイント
全体的なグルーミングの必要性:高い

公認:

猫種登録団体:
CFA、ACFA、TICA、FIFe、GCCF

猫のサイズとしては中型ですが、骨太で全体的にずんぐりしています。胸幅も広いので、実際の体重より大きく見えるかもしれません。

エキゾチックはくりっとした目や短い鼻が愛らしい鼻ぺちゃの顔立ちです。大きく丸い顔についた小さい耳もチャームポイントでしょう。がっしりした骨格をもち、短い胴に太い足や尾がつき、全体的に丸くずんぐりしたシルエット。短い被毛以外はペルシャにそっくりです。

アンダーコートに厚みがある豊かなダブルコートです。短毛でもかなりフワフワにふくらんで見えます。

性格:

フレンドリーで穏やかな性格ですが、かつてブリーディングに使われたアメリカン・ショートヘアの気質を受け継ぎ、活発な一面もあります。ひなたぼっこをしていたかと思えば、急に遊び始めたりするかもしれません。

飼い主との触れ合いを好むので、膝の上が定位置になるでしょう。寝るときにはいつでもベッドに潜り込んでくるような甘えん坊ですが、気まぐれな態度を見せることも。持ち前の大らかさを発揮して、家族はもちろん来客にも親しく接してくれます。

エキゾチックと暮らす:

ずんぐりした体格で運動が得意ではないエキゾチックは、肥満にならないようにしっかり体重を管理することが大切。主食には総合栄養食を選び、おやつを与える場合は1日のカロリーの10〜20%程度に抑えましょう。

運動が得意ではないので、キャットタワーやキャットウォークを設置しても自主的には動かないかもしれません。活発で好奇心旺盛な一面を生かして、おもちゃで遊びに誘うのが良い方法です。猫じゃらしやボール、知育玩具などを活用して、運動を毎日の楽しいコミュニケーションの時間にしましょう。

豊かなダブルコートを美しく清潔に保つためには毎日のお手入れが必須。厚みのあるアンダーコートはからんだり抜けたりしやすいので、丁寧なブラッシングとコーミングが欠かせません。ケアを怠るとすぐに毛玉ができてしまい、ブラシが通らなくなってしまいます。鼻ぺちゃの顔立ちは涙やけを起こしやすいので、こまめに拭いてきれいにしてあげましょう。

歴史:

エキゾチックの起源は長毛の鼻ぺちゃ猫、ペルシャです。古くから人気を集めていたペルシャですが、魅力的な被毛を維持するためにはたいへんな手間がかかります。そこで、ペルシャの顔立ちや体つきの特徴を備えた短毛種の猫を求める人が増えていきました。

1960年代のアメリカのブリーダーによって、短毛種のペルシャを生み出す計画が始まりました。当初、ペルシャとアメリカン・ショートヘア、バーミーズなどの短毛種を交配させた結果、多くの人が思い描いた理想の容姿をもつエキゾチックが誕生しました。

エキゾチックは短毛種ですが、長毛種が生まれることもあります。登録団体によってはペルシャとされますが、そこまで被毛が長くないため、エキゾチックロングヘアとされることもあります。

エキゾチックは、その登録先によって、エキゾチック・ショートヘアとかロングヘア-ド・エキゾチックとか呼ばれることもあります。

Contributor Bio

金子 志緒

金子 志緒

ライター・編集者
初めて迎えた子犬がきっかけでペット雑誌の出版社に勤務。現在はフリーランス。愛玩動物飼養管理士1級と防災士の資格を生かして、動物や防災に関する記事、雑誌、書籍の制作に携わる。パートナーの甲斐犬は初代ジュウザ、2代目サウザー。 しましまブログ:www.shimashimaoffice.work

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