猫の消化器疾患とは、どんな病気ですか?

 

消化器疾患(胃腸病)とは、適切な消化が妨げられたり、食べ物が消化管を通過する速度が変化したりする疾患です。動物病院を受診する理由の中で、上位を占めています。
消化器疾患は、脱水や栄養不良、その他の深刻な健康問題を引き起こす原因にもなるため、症状に気がついたら、獣医師の診察を受けることが大切です。

 

猫の消化器疾患には、どのような種類がありますか。その原因は何ですか?

 

消化器疾患にはさまざまなタイプがあります。消化器疾患の原因には、異物や猫にふさわしくない食事の摂取から、消化器官の炎症、食物不耐症または過敏症、感染症、消化酵素の不足まで様々です。 また、スフィンクス、レックス、ラグドールなど、特定の消化器官の問題を起こしやすい品種もいます。正確な原因を見つけるため、獣医師は検査を行うこともあります。

 

急性胃腸炎

消化管の炎症で、多くは短期的です。原因には、酸化した油分や腐った食物の摂取、異物の嚥下、有毒植物の摂取などが考えられます。また、内部寄生虫、ストレス、食物アレルギーなど、他の病気が原因になっていることもあります。

大腸炎

5歳未満の猫によく見られ、痛みを伴う頻繁な排便を引き起こす大腸の炎症です。便に粘液や血液が混じることもあります。この病気の原因として非常に多いのは、腫瘍またはポリープ、食べ物の変更や、アレルギー(食物アレルギーを含む)、異物の嚥下、他の病気なども原因となります。

下痢

感染症、内部寄生虫、ストレスなとが原因になります。また食事の変更、残飯やスナック菓子、腐った食物の摂取なども原因になります。臓器機能不全の場合にも、このような症状が起こります。

便秘

多くの場合、脱水、食物繊維の不足、被毛その他の異物の摂取が原因です。また加齢や、腫瘍、外傷または骨折、脊髄疾患、大腸の過敏症、代謝性または内分泌疾患、衰弱、運動不足などが原因で起こることもあります。

膵炎

膵臓の炎症または感染症です。多くの場合、原因ははっきりとしません。考えられるのは、血流の減少(脱水やその他の疾患過程による)などで、感染症、何らかの病気や外傷も考えられます。

過敏性腸症候群

多くの場合、腸の慢性炎症と関連し不快感を伴いますが、胃腸病には直接結びつかないのが一般的です。食物不耐症や食事が消化管をうまく通過できないことが原因ではないかと考えられています。精神的な苦痛もこの疾患の要因である可能性があります。

膵外分泌機能不全

体重減少、食欲増進、大量の軟便といった症状がこの病気の特徴です。最も多い原因は慢性膵炎です。

小腸吸収不良

小腸の炎症によって、栄養の吸収が妨げられ、持続性の下痢、体重減少、食欲不振といった症状が引き起こされます。

 

 

 

 

 

消化器疾患に見られる症状

 

 

胃腸病や消化器疾患で最もよく見られる症状は、軟便または下痢です。さらに次のような症状が見られることもあります。

  • 嘔吐
  • 吐き戻し
  • 鼓腸(腹部がふくれている)
  • 脱力
  • 下痢/便秘

慢性の消化器疾患は、猫を衰弱させるおそれがあります。獣医師による検査と徹底的な診断が必要です。

重要:下痢や嘔吐を起こしている猫は、ひどい脱水状態になることがあります。これらの症状に気づいたら、獣医師の診察を受けてください。

 

食事が重要です

 

下痢、消化不良など消化器症状を持つ猫のため、栄養を調整し、消化器疾患の猫に配慮した療法食があります。 消化器疾患の症状を示したら、食事を切り替えるべきかを獣医師に相談してください。

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