子犬はどこまで大きくなるの?

執筆: エリン・オリラ
所要時間:5分

「この子犬はどのくらい大きくなりますか?」という質問は、獣医師が最も多く尋ねられることの1つです。特に子犬を飼い始めたばかりの犬初心者さんや、初めての犬種またはミックス犬を引き取った飼い主から、必ずと言っていいほど聞かれます。純粋な好奇心から尋ねる人もいれば、犬を引き取る前に自分の家のスペースが十分かどうかを心配している場合もあるでしょう。また、犬を迎える前にどんな大きさのクレートやサークル、ベッド、首輪などを買っておくべきか、とペット用品のサイズのことを心配している場合もあります。

獣医師や経験豊富なブリーダーは、子犬の成長と予想される大きさについて、知識や経験に基づいてある程度的確に答えてくれるでしょう。また、足の大きさや犬種の遺伝的な特性を考えた方がいいなど、子犬の将来のサイズを当ててくれるかもしれない(またはそうではないかもしれない)よく知られたアドバイスもあります。ここでは、愛犬がどのくらい大きくなるかを推測する一般的な方法をいくつかご紹介します。

足の大きさで将来のサイズがわかる?

子犬のときに足が大きい犬ほど大きく育つ、とまことしやかに語られていますが、それは必ずしも正しい予想になるとは限りません。確かに、屈強な バーニーズ・マウンテン・ドッグ は、身体を支える足が ウェルシュ・コーギー・ペンブローク よりも大きいのが事実です。ところが Cuteness には、体格の割に小さな足を持つ大型犬もいるし(優美なコリーなど)、その逆の犬もいる(ブルドッグなど)と指摘しています。また、人間の子どもと同じように子犬の成長期にも、ひょろっとする時期、ずんぐりする時期、均整が取れない時期があるものです。

チョコレートラブの肉球を持つ手。

純血種とミックス犬

愛らしいミックス犬を引き取った場合には、「この子はどのくらい大きくなるのかな?」と将来のサイズを知りたいと思うかもしれません。でもおそらく子犬が成長しきるまで確かなことはわからないでしょう。どんな犬種の掛け合わせで生まれたのか正確にわからないと、受け継いだ遺伝子が与える身体の大きさへの影響を知るのは難しいからです。最近は、犬の遺伝学と遺伝子型判定の進歩により、成犬になったときの体重をかなり正確に予測できるようになっています。

それでも、純血種の子犬でさえ、将来の大きさを予測するのはとても難しいのが現実です。同腹のきょうだい犬でも体格の違いはありますし、子犬時代の病気のために同じ犬種の他の犬とは成長速度が違ってくることもあります。正式な犬種クラブ(たとえば 米国ゴールデン・レトリーバークラブ など)のスタンダード(犬種標準)を読めば、愛犬と同じ種類の犬が一般的にどのくらい大きくなるかを知るのに役立つでしょう。

獣医師に尋ねれば、愛犬がどれくらい成長して大きくなるのかの目安を教えてもらえるでしょう。自分で調べたければ、アメリカンケネルクラブ や ジャパンケネルクラブ の犬種データベースにあるそれぞれの犬種標準の体格を確認してみるといいでしょう。

親犬について調べる

愛犬が成長したときに予想されるおおよその体高と体重を知る一番いい方法の1つは、可能なら母犬と父犬を見てみることです。成長が終わった親犬の体高と体重は、愛犬の将来を予測するためのいい目安になります。実際、これは人でもよく言われていることです。親犬について詳しく知る機会は少ないかもしれませんが、引き取る際には尋ねてみるとよいでしょう。

成長をグラフにする

少し手間はかかりますが、愛犬の成長を時系列のグラフにして、年上の同じ犬種や似ている犬の成長過程と見比べて推測する方法もあります。たとえば生後3カ月、4カ月、6カ月……とグラフにして比較すれば、将来の大きさが予測しやすくなります。多くの犬は1歳までにほぼ成犬と同じ体重になりますが、犬種によっては2歳まで成長が続くので、1歳を少しすぎるまで記録を続けたほうが正確にわかるでしょう。ただし、犬はそれぞれ独特であり、成長後の体格を決める最大の要素は各個体が受け継いできた遺伝です。

成犬になったときの大きさの予測はまだ推測に頼る面もありますが、これまでの科学の進歩と犬の遺伝歴が、成犬になったときの体重を知る最良の予測因子になっています。とはいえ、迎えたばかりの子犬の体重に一喜一憂して、あれこれ調べるのはさっさと済ませて、愛犬と遊んだり触れ合ったりして、一緒に過ごすことを楽しむために時間を使いましょう。体の大きさも、犬の性格も、すべてかけがえのないのない尊重すべき個性なのですから!

筆者紹介

エリンオリラ

エリン・オリラ

メッセージが持つ言葉の力は受け手に伝わり、時に大きな変化をもたらしうると信じるライター。インターネット、出版物と活動の場は広く、執筆内容はインタビュー、代筆、ブログ、独創的なノンフィクションなど、多岐にわたります。SEO(検索エンジン最適化)、ソーシャルメディア全般にも詳しく、フェアフィールド大学でクリエイティブ・ライティングのMFA(美術学修士)を取得しています。ツイッターは@ReinventingErin。 さらに詳しい情報はホームページのhttp://erinollila.comで入手可能です。

関連記事