子犬の社会化とは

執筆: エリン・オリラ
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待望の子犬を家に迎えることになったら、楽しくも慌ただしい日が始まります。飼い主として最初にやるべきことは、家の子犬対策、かかりつけ獣医師の決定、健康にいい子犬用フードの準備などですが、おそらく一番ワクワクするのは「子犬の社会化」でしょう。子犬の社会科とは、社会に順応できる力を養うこと。愛犬が家でも外でも楽しく過ごせるように大らかな性格を育み、落ち着いてマナーを守れるように教えましょう。三つ子の魂百まで、ということわざのとおり、犬の生涯を左右する非常に重要なことです。

アニマル・ヒューメイン・ソサイエティーは、「犬の生涯のうち学習に最も適した時期は…約3週齢から始まり、16~20週齢で終わる」と述べています。多くの場合、子犬は8~12週齢で生涯を過ごす家庭に迎えられます。飼い主の元に来る前にブリーダーやペットショップで人や犬と触れ合っていれば、もう本格的な社会化の準備は整っています。.公園でチワワの隣に横たわっている大きな茶色の犬。

家庭での子犬の社会化

本格的な社会化は新しい家庭に来てから始まります。ただし子犬を引き取ってすぐの時期は、新しい環境に慣れる期間にしてください。多くの子犬がそれまで母犬やきょうだいと暮らし、顔見知りのスタッフに世話をされていたので、新しい家庭に来て緊張しています。ひとりになるのを寂しがるかもしれません。子犬を迎えるときには、数日程度ゆっくり過ごせるようにスケジュールを空けておくことをおすすめします。かといって付きっきりで世話をするのではなく、子犬がひとりで過ごせるように工夫する必要もあります。社会化トレーニングには、家族がそばにいなくても不安を感じないように独立心を養うことも含まれます。

ほかにもペットがいるときは、安全な環境の中で子犬を先住ペットに引き合わせるよう注意が必要です。動物同士の関わり合いを無理強いするのはトラブルの原因になるので絶対にいけません。まずは子犬をクレートやサークルに入れた状態で先住ペットと対面させ、お互いのにおいを嗅いだり姿を見たりできるようにしてください。こうすることでどちらかが不安を感じたら自主的に避けられます。初めからうまくやっていけそうに見えても、最初は触れ合いの時間を短くしておき、徐々に延ばしていくのがポイント。これは先住ペットが新しい子犬に対して感じるかもしれないストレスを緩和するのにも役立ちます。

家庭の中には、子犬がそれまで経験したことのない物がたくさんあります。室内でいろいろな物事と向き合わせることは、外での社会化への良い備えになります。たとえば子犬が掃除機に不安や恐怖を感じているのであれば、スイッチをオフにして置いておき、自由に確認できるようにしてあげてください。次に、子犬の目に入るけれども近すぎない場所でスイッチをオンにして、音を聞かせたり動いているところを見せたりします。このようにステップを細かく刻み、子犬にとって安全な方法で慣れる練習をしていけば、新しい物事に対して不安を抱かなくなるはずです。

子犬が家庭内で家族や先住ペットと一緒に快適に過ごせるようになったら、友人や親戚、そして彼らのペットも招待しましょう!犬はきちんと社会化されると強い縄張り意識を持たなくなるので、子犬が幼いうちに初対面の人たちを招待しておくようにしてください。かわいい子犬は何をしても許してしまいがちですが、将来のためにマナーとルールを教えておきましょう。たとえば来客に飛びついたり、敷地に入ってくる車に吠えたりするのを放置してはいけません。悪い習慣が身に付かないように、友人や家族に社会化トレーニングを手助けしてもらうのもいいことです。人間の食べ物を子犬におすそ分けをするとおねだりにつながるのでやめてもらうなど、事前に注意点を伝えておきましょう。

地域社会の中での子犬の社会化

幼い子犬を家から連れ出して、これから暮らす地域社会に触れさせることはとても大切です。愛犬が人混みを怖がったり、人や他の動物が近づいてきたときに攻撃的になったりしてほしくないですよね。静かな場所と混雑した場所の両方を経験させていれば、どんな場所でも安心して落ち着いていられる成犬になってくれるはずです。

人に対する社会化トレーニングの際は、近づける相手の年齢を考慮する必要があります。もし友人や親戚が大人ばかりの場合は、子どもたちにも慣れさせておくことが重要です。子どもの姿を見たり声を聞いたりできるように、幼稚園や小学校の近くや公園の中を散歩させましょう。ただし子犬が無事に子犬に必要なトレーニングを終えるまでは、必ず安全な距離を保つことを忘れないでください。グループで行う犬のしつけ教室も、子犬をきちんと管理された環境の中で他の人や犬と交流させる格好の場所になります。

子犬を初対面の人に引き合わせる準備が整ったら、来客を適切に出迎える方法を確認しておきましょう。まず、子犬が動き回れる十分なスペースがあることを確認してください。見知らぬ人と会っているときに閉塞感をもたせないためです。次に、いきなり駆け寄ると子犬が危険を感じて恐怖心を抱いてしまうことがあるため、来客にも犬への正しい接し方として、ゆっくり入室するように頼んでおきましょう。子犬が落ち着いたときだけ挨拶を受け入れるように伝えておけば、飛びつきを防ぐ良い習慣を身に付けられます。散歩のときに顔見知りや犬好きの人に会ったら、子犬が落ち着いているときにおやつを与えてもらうのもいいかもしれません。望ましい行動をしているときにごほうびを与えることは、良い習慣の強化に役立ちます。

いつも穏やかで安全な環境を提供していれば、子犬はすぐに社会に馴染んでくれるはずです。家族や友人、そして地域の人たちにも協力してもらいつつ、子犬のペースを尊重して他者との触れ合いを無理強いしないように注意しながら、社会化を上手に進めていきましょう。

Contributor Bio

筆者紹介

エリン・オリラ

 

メッセージが持つ言葉の力は受け手に伝わり、時に大きな変化をもたらしうると信じるライター。インターネット、出版物と活動の場は広く、執筆内容はインタビュー、代筆、ブログ、独創的なノンフィクションなど、多岐にわたります。SEO(検索エンジン最適化)、ソーシャルメディア全般にも詳しく、フェアフィールド大学でクリエイティブ・ライティングのMFA(美術学修士)を取得しています。ツイッターは@ReinventingErin。さらに詳しい情報はホームページのhttp://erinollila.comで入手可能です。

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