子犬のトイレトレーニングのコツ

執筆: ウェイン・ハントハウゼン獣医師
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ペットに最適なフードを見つけましょう。

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トイレトレーニング

トイレトレーニングの基本原則はとてもシンプルなものです。特定の場所で排泄するように教えると同時に、それ以外の場所で排泄する習慣が身に付かないようにする、ということです。以下にご紹介するのは、トイレトレーニングを成功させるためのいくつかのコツです。飼い主さんが自力で教えるのが難しいと思ったら、獣医師やドッグトレーナーにトイレトレーニングに相談してみましょう。

子犬を見守ってトイレへ誘導する
家族で分担して子犬を見守り、排泄しそうになったらトイレシートへ誘導します。トイレ以外の場所で排泄するのを防ぎましょう。目を離すときには、できれば排泄をさせてからクレートに入れます。もしくはハウス(クレートやベッド)とトイレを設置したサークルに入れます。子犬のトイレトレーニングは、少なくとも1カ月程度粗相をしなくなるまで続けてくださいね。

子犬のための1日のトイレスケジュールを立てる
子犬に排泄するべき場所を教えるにはタイミングが重要です。食後すぐ、遊んだ後すぐ、お昼寝から目覚めてすぐ……が主な子犬の排泄のタイミングなので、機を逃さずトイレシートへ誘導しましょう。排泄のサイクルが一定であるほうが教えやすいので、食事は1日2~3回、決まった時間に与えます。ただし、クレートやサークルに入れるときと就寝時間の1時間前から食事を与えるのを避けてください。上記の排泄のタイミング以外でも、トイレへ頻繁に連れて行ってにおいを自由に嗅ぎ回らせるのも一案です。排泄したそうに嗅ぎ回ったら必ずトイレへ連れて行きましょう。

良い行動をほめる
子犬が排泄しているときは静かにほめて、終わったらごほうびとしてサイエンス・ダイエット®子犬用トリーツかサイエンス・ダイエット®子犬用ドライフードを与えましょう。ごほうびは排泄の直後に与えることが重要です。

粗相を防いで成功させる
子犬はまだ幼いので粗相することもあります。でも、粗相したとしても叱ってはいけません。トイレトレーニングの成功を遅らせてしまうだけでなく、飼い主さんと子犬の関係を傷つけることになりかねません。もしトイレ以外の場所で排泄しそうになったら、すぐに子犬をトイレへ誘導しましょう。手を叩いたりして子犬の気を引き、排泄の行動を一旦中断させる方法もありますが、大きな音で怖がらせないように気をつけてくださいね。もし室内のカーペットなどで粗相をしてしまったら、繰り返ししてしまうのを防ぐために尿のにおいがなるべく残らないように掃除をしておきましょう。子犬はトイレと間違えて自分のベッドで排泄してしまうケースもあります。汚れたベッドで寝かせていると正しいトイレの場所をなかなか覚えないので、定期的に洗濯して清潔にしておきましょう。眠る前に子犬をトイレに連れて行き、排泄させてから消灯する習慣を身に付けさせるのも良い方法です。

筆者紹介
ウェイン・ハントハウゼン獣医師

子犬トレーニングのセクションはウェイン・ハントハウゼン獣医師が担当しました。ハントハウゼン獣医師は、ペット行動コンサルタントでもあり、1982年から北米全土のペットオーナーや獣医師と協力し合ってコンパニオン・アニマルの問題行動の解決に取り組んでいます。また、アメリカ獣医動物行動学会の会長兼理事でもあります

ペットに関する著書やペットの行動に関する共著書は多数に上り、子どもたちとペットの安全のためのビデオの制作も行いました。スキー、サイクリング、映画、妻のヤンとの旅行、そして愛犬のラルフィー、ボウ、プジョーとのハイキングを楽しんでいます。

Contributor Bio

クリスシー・クリンガー

クリッシー・クリンガー

 

クリッシー・クリンガーは、動物たちと2人の子供、夫と暮らしています。教師として働いているときや本やブログを書いているとき以外は、家族みんなで過ごす時間が何よりの楽しみ。ペットオーナーがもっといきいきと有意義な毎日をペットたちと過ごせるよう、様々な記事の執筆に励んでいます。

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