子犬の室内飼いの注意点とは?誤飲など事故を防ぐ家の中の準備

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ペットに最適なフードを見つけましょう。

ペットに最適なフードを見つけましょう。

ペットに最適なフードを見つけましょう。

新たに子犬を家に迎えると決めたなら、はやる気持ちを抑えて、まず家を子犬にとって適切な環境にすることが重要です。迎える準備に役立つヒントをいくつかご紹介しましょう。

Young boy with spotted brown spotted Dachshund playing on the floor.

犬の目線で見る

新しい親友を迎え入れる前に、家が安全な場所であることを確認してください。赤ちゃんを迎える準備をしたことがある人にはお判りいただけると思いますが、犬を迎える準備もこれとよく似ています。好奇心旺盛な動物にとって危険なものがないかチェックします。何に気を付けるべきか分からないときは、まず家の中を歩き回って、ゆるんだワイヤーやむき出しになった電気コードがないか調べましょう。子犬は物を噛むのが好きで、不幸なことにこれらのケーブルはとても気をそそるのです。動かないようにテープで固定するか、小さい物は子犬が届かない場所に隠してしまいましょう。

家に子どもがいるなら、子犬に合った模様替えゲームに参加してもらいましょう。子犬になったつもりで、四つん這いになります。この方法を馬鹿にしないでください。こうすることで、犬が間違って飲み込んで(またはわざと食べようとして)しまいそうな、おもちゃや物を見つけやすくなります。子どもの遊び場など片付けるのが難しい場所があるときは、ドアを閉じるか赤ちゃん用の柵を設置して、犬が入れないようにしましょう。転げ落ちて怪我をする可能性のある小型犬の場合は特に、階段にはバリアを設けて上り下りできないようにましょう。

それは噛むおもちゃではありません

犬は、家の中にある物を自分のおもちゃだと勘違いしがちです。小型家電は、使い終わったらプラグを抜くようにしましょう。例えばヘアドライヤーは、コードが洗面台から垂れ下がった状態でプラグを差したままにしておいてはいけません。コードを引っ張った犬の上にドライヤーが落ちるかもしれませんし、犬がコードを噛んで感電するおそれもあります。ケーブルを噛まれたら、家全体を危険にさらすことになるかもしれません。ワイヤーのほころびから火花が散って、火事になる可能性があります。

犬がかじりたくなりそうなものはコードだけではありません。実際に、子犬は靴をおしゃぶりにするのが大好きです。玄関には多分たくさんの靴が置いてあるでしょう。ハイヒール、サンダル、スニーカー、ブーツなど何であろうと、おもちゃやおやつを探している犬はそれらを区別しません。子犬に奪われた靴は、すぐにボロボロにされてしまいます。でもそれよりも問題なのは、犬が靴の切れ端を飲み込んで喉を詰まらせてしまうことです。靴は犬の手の届かない部屋か下駄箱などにしまいましょう。一番いいのは、おもちゃとそうでないものを子犬の頃から教えることです。そうすれば、靴、敷物、衣類、子どものおもちゃなどを買い換える費用に頭を痛める必要がなくなります。

水廻りと熱い場所

時間をかけて片付け、子犬対策をしたとしても、危険なものはたくさんあるものです。家の中には、その場所全体に子犬対策が必要なところもあるかもしれません。庭にプールがあるなら、犬が飛び込めないように通路をゲートで仕切ってください。目を離した隙に子犬がプールに入ってしまうかもしれません。泳ぎが得意な犬もいますが、溺れてしまう危険性もあります。

また、暖炉、電気ヒーター、薪ストーブなど、あらゆる熱い場所から子犬を遠ざけておく必要があります。個々の熱源の周りに境界線を敷いた上で、犬が確実に自ら離れているようにするため、そこが自分にふさわしい場所ではないことを訓練して覚え込ませます。

洗浄剤と医薬品

室内の鉢植えは室内を緑豊かにしてくれますが、犬にとって猛毒となる植物もあります。どの植物が有毒なのかを知って(PetMDによると特にヤドリギ、菊、ユリなど)、もし家の中にあったら、移動しなければなりません。家庭用洗浄剤やその類の多くは、飲み込むと危険です。オイル、洗車用洗剤、岩塩、不凍液といったガレージにある揮発性物質にも注意が必要です。ペットが近づけない場所にしまうようにしてください。

また、犬は医薬品やビタミン剤をトリーツと間違えることがあります。それらは子どもや子犬の手が届かない背の高い戸棚などに安全に保管してください。食洗機用洗剤や洗濯洗剤にも同じことが言えます。どちらも犬の手の届かない場所、できれば鍵のかかる収納場所に保管してください(そうしないと犬は開けてしまうことがあります!)。

床を清潔に保つ

犬が家にやってきたら、床の上に何か落ちていないか常に目を光らせていなければなりません。そう、犬を連れてくる前に、あなたと家族は床を這い回って、犬が口にしてはいけない小さなものが落ちていないかチェックしましたよね。その状態をいつも心がけていなければならないのです。料理の時に床に落ちたものもきれいに片付けてください。チョコレート などの食品は犬に有害なことはよく知られています。何でも口に入れたがる子犬は、すぐに小さなものを喉に詰まらせたり、消化に問題を起こすデンタルフロスやゴムバンドのようなものを食べたりしてしまいます。そのような恐ろしいことが起こらないように、定期的に掃除機やモップ等で床をきれいにしておきましょう。

あなたの所持品を守る

子犬の安全を確保するだけでなく、あなたの所持品を子犬から守ることも必要です。犬に長椅子をかじられたり、ドアを引っ掻かれたり、かけがえのない思い出の品を壊されたりしたいと思う人はいないでしょう。何よりも予防が大事です。壊されたくないものがあるなら、一般的に考えて安全と思われる場所に置いてあったとしても、一時的に移動させましょう。長椅子は、染みを付けられる前に、洗濯できる毛布か上掛けで覆いましょう。木材がむき出しの部分は、害のない苦味をスプレーしておくと、かじるのが大好きな子犬から守ることができます。床の上の大きなガラス製の飾り壺は、子犬が十分に慣れておとなしくなるまで、サイドテーブルの上かクローゼットの中に移動しておいた方がいいでしょう。

いたずら対策

できる限りの子犬対策と訓練を行ったとしても、おそらくあなたの新しい家族は問題を起こす方法を見つけ出します。でも、子犬には辛抱強く接してください。子犬がルールを覚えなければ、ルールを破られたあなたが叱っても、子犬には何のことか見当がつきません。あなたの古びたスリッパが噛むおもちゃでないことも、あなたが教えるまで子犬には分かりません。台所のゴミ箱は、子犬にはよりどりみどりのごちそうが詰まった背の高いフードボウルに見えているかもしれません。とは言え、こんなことにくじけてはいけません。ほとんどの状況は対処が可能です。あなたの犬がおもちゃにできるものとできないものを理解できるように、子犬のしつけトレーニング を実践しましょう。

ほんの少しの時間で、あなたの家を子犬に合わせることができます。愛犬は、あなたが用意した安全な場所で暮らせることを、きっと喜んでくれるでしょう。あなたの家族とともに成長するにしたがって、家の中でやってもいいことを学びますし、あなたは犬に学習させることがだんだん楽になってきます。そうなるまでは、危険なものから彼を守って、安全を確保してあげてください。

Contributor Bio

エリン・オリラ

エリン・オリラ

 

メッセージが持つ言葉の力は受け手に伝わり、時に大きな変化をもたらしうると信じるライター。インターネット、出版物と活動の場は広く、執筆内容はインタビュー、代筆、ブログ、独創的なノンフィクションなど、多岐にわたります。SEO(検索エンジン最適化)、ソーシャルメディア全般にも詳しく、フェアフィールド大学でクリエイティブ・ライティングのMFA(美術学修士)を取得しています。ツイッターは@ReinventingErin。さらに詳しい情報はホームページのhttp://erinollila.comで入手可能です。

 

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