被毛は健康のバロメーター。ブラッシング習慣を始めましょう!

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皮膚は動物の表面を覆っていて、その面積で考えればいわば最大の臓器ともいえます。犬ではそれに加えて被毛があるため、犬にとって皮膚や被毛にはその個体の健康状態が反映されやすく、まさしく健康のバロメーターといえるでしょう。犬のお手入れ全般のことをグルーミングと呼び、犬種や個体差によってグルーミングの方法や頻度は変わるものの、適切なグルーミングは全ての犬に必要です。

グルーミング(犬のお手入れ)を始めるには?

  • まずは、愛犬に必要なグルーミングについて、トリマーさんやかかりつけの獣医師、地元のペット専門店などに相談してみましょう。
  • 一般的にトリマーさんは専門的なトレーミングを受けており、耳掃除や爪切りをしてくれることはもちろん、それぞれの犬種に必要なケアをよく知っています。
  • 飼い主自身がグルーミングの全部をできることもあれば、ある程度は自分でグルーミングして、たまにトリミングサロンに行くという方法もあります。グルーミングの時間は、愛犬と一緒に時間を過ごすとても良い機会です。多くの犬は、やさしくブラッシングしてもらって自分に注目してもらうのを喜ぶことでしょう。

健康な被毛: 被毛のタイプ(長さや、やわらかさなど)は様々であっても、ツヤがありコシがあって滑らかです。皮膚に過剰なべたつきや強い臭いがないのが理想です。

健康とはいえない被毛: パサついていて脆く切れたり、抜けやすくなったりします。全体的に毛並みが悪く、フケや脱毛が目についたり、皮膚がカサついたリ、あるいは脂っぽくなることもあります。

ブラッシングはグルーミングの基本です!

  • アイリッシュセッター、ボーダーコリー、シェルティ、ポメラニアンなどの長毛種は、少なくとも週2回はブラッシングが必要です。また、プードルやビションフリーゼなど被毛が絡みやすく毛玉になりやすい犬種も、こまめなブラッシングが必要です。
  • 抜け毛の多いアンダーコートが厚い犬は、時期にもよりますが少なくとも週1回はブラッシングが必要です。
  • 短毛種でも、定期的なブラッシングは皮膚や被毛の健康維持に役立ちます。

ブラッシングには適切な道具が必要です。 犬の被毛にいろいろな種類があるように、ブラシにも多くの種類があります。犬種によって適切なブラシが異なるので、かかりつけの獣医師やトリマーさんにおすすめを尋ねてみるとよいでしょう。ブラッシングの際には、地肌を傷つけないように力加減を注意しましょう。

定期的なシャンプーで皮膚の清潔を保ちます。 犬独特の体臭は、皮膚や被毛の皮脂が酸化したり雑菌が繁殖したりすることが原因です。シャンプーでこれらをすっきり洗い流し取り除きます。

「シャンプーのしすぎ」に注意してください。 シャンプーの頻度が多すぎると、本来必要な皮膚バリアが壊れてしまい、乾燥しすぎたり炎症を起こしたりすることがあります。獣医師から特に指示がある場合は別ですが、特に汚れていない限り、月に1~2回程度が目安です。また、シャンプーは犬用のものを選ぶのが安心です。犬種や肌の体質、仕上がりなどで愛犬に合うもの使いましょう。人用のシャンプーの中には犬も使用できるものもあるかもしれませんが、そもそも犬に使うことを目的としていませんので、犬の汚れがきちんと落ちるかどうかはわかりませんし、犬に対してすべてが安全な成分かどうかもわかりません。

皮膚や被毛の健康にも栄養が最も重要です。 被毛を健康に保つ最も重要なことの一つが栄養です。毛の大部分はたんぱく質でできていますから、良質なたんぱく質源が含まれ、アミノ酸バランスのとれた食事が必須です。また必須脂肪酸が多く含まれ、皮膚や被毛の健康維持に欠かせないビタミンやミネラル、抗酸化成分などが含まれたフードは特に適しています。愛犬に被毛または皮膚トラブルの症状がある場合、食事管理が役立つことも多くあります。ヒルズでは、皮膚と被毛を健康に保つための製品ラインナップが充実しています。ヒルズ サイエンス・ダイエットおよびプリスクリプション・ダイエットについてはかかりつけの獣医師にお尋ねください。

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Contributor Bio

高橋智司

高橋智司

編集責任者: 高橋智司
アソシエイト ディレクター  獣医師
プロフェッショナル獣医学術部
日本ヒルズ・コルゲート株式会社

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