飼いやすい大型犬とは?

執筆: クリッシー・クリンガー
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小型犬とはまた違った魅力がいっぱいの大型犬。一度は飼ってみたい・・・と憧れる人も多いことでしょう。大きくて、愛情豊かで、忠実で、おとなしくて・・などなど魅力ポイントをあげればキリがありません。

大きいなかにもいろいろです!

とにかく大型犬が好きという方もいるでしょう。PetLifeによると、大型犬ファンといった場合、体重が約22kg以上、体高が約60cm以上の犬が好きということになるそうです。もっと大きな方がいいとなると、約45kg以上の犬ということになり、それだと超大型犬に分類されます。とはいっても、大型犬に関する国際的な基準というものはありません。 レオンベルガーを飼っている方からしてみたら、ずんぐり体形のラブラドールミックスでさえも子犬程度に見えることでしょう。

大型犬にもいろいろな犬種がいますが、その中でも飼いやすいといわれるのはどういった犬種になるのでしょうか。飼いやすいと一言でいっても、これは飼う側の環境だったり、好みだったりによるので、一概に決められるものではありません。"飼いやすい"を判断するには次のような質問に対して、どう答えるかによってだんだん絞られてきます。自身の生活やライフスタイルに照らし合わせて、じっくり考えてみましょう。
・家族構成は?小さい子どもが家族にいますか?
・独立心のあるタイプの犬が好きですか?それとも甘えたがりでいつでも飼い主のそばにいたがるタイプの犬が好きですか?
・ アクティブなライフスタイルを好むほうですか? それともゆったりくつろいで寄り添ってくれるような犬がいいですか?

海岸の彼の口に3つのチワワの鎖を持つバーニーズマウンテンドッグ

人気の大型犬とは?

アメリカン・ケンネルクラブ (AKC)の犬種解説で大型犬を見てみると、登録頭数の上位15の大型犬のほぼすべてに共通している特徴が「忠実である」ということです。ナポリタン・マスティフ、ブルマスティフ、ニューファンドランド、ボルドー・マスティフ、グレート・デーンはすべて超大型犬で、忠実で飼い主に献身的であることが昔から知られています。ほとんどの超大型犬や大型犬は大変おとなしい性格の持ち主ですが、とはいっても、飼育環境の中にエネルギーを発散できるスペースが必要な犬種もいます。なお、大型犬はそのサイズとは矛盾しているようですが、家の外で十分に運動していれば(そして、壊れやすいものは、巨大な尻尾の届かないところに置くようにしている限りは)、そこまで広くないスペースでも飼うことは可能です。

かなりアクティブな大型犬には、バーニーズ・マウンテン・ドッグがいます。体重が約40~55kgあるワーキングドッグで、屋外で過ごすことが大好きです。活動的でハイキング好きな方なら、この犬種はぴったりかもしれません。ただし覚えておきたいのは、こういったワーキングドッグに分類される大型犬の大半は、毎日かなりの運動量を必要とするということです。一方でボルドー・マスティフの場合は、全力で走らせるなどのハードな運動は必要ありませんが、散歩の時間はしっかりと確保することが必要です。AKCによると、この犬は映画「ターナー&フーチ/すてきな相棒」で一躍有名になった犬種で、愛嬌のあるちょっとコワモテな見た目に反して、落ち着きがあり、飼い主に忠実で指示によく従います。しっかりと飼い主が主導権を握って信頼感を築くことができれば、生涯の友となってくれるでしょう。最後に、グレート・ピレニーズは毎日の運動が必要な犬種ですが、ソファーで飼い主に甘えるのも大好きなタイプ。おとなしく愛情豊かな性格であるとともに、柔らかくふさふさとした毛並みが特徴で、多くの大型犬ファンに愛される存在です。

大きくなればなるほど、それだけお金もかかります

大型犬を飼うにあたって、やっぱり避けては通れないのが飼育費用のことでしょう。食事ひとつとっても、小型犬とは比較にならないほどの量が必要になりますし、必要な首輪、リード、ベッドなどのペットグッズもすべてビッグサイズで小型犬のものと比較すると高くつきます。しかも力が強く、買い換える頻度が高くなる可能性もあります。また、医療費についても同様です。大型犬を飼うということは、こういった飼育費用をまかなえる経済力が必要だということは、理解しておきましょう。できるだけ費用をおさえようとすると、必要なものまで削ってしまって、かえって高くついてしまうこともあります。そういった意味では、日々の栄養管理はとても重要になります。獣医師が推奨する大型犬用ドッグフード を与え、推奨される食事の回数、運動ルーティンを守るようにしましょう。最も飼いやすい大型犬でいるために大事なことは、健康な犬であることです。そしてその健康を守るには、まず彼らが何を必要としているかを事前に知り、積極的に最善のケアをすることが必要です。大型犬の中には、年齢とともに腰や関節にトラブルが起きやすい犬種もいるため、将来かかりそうな疾患について獣医師に尋ねておいたほうがいいでしょう。また、大型犬は年を取ると小型犬よりも老化のスピードが早まる傾向があり、一般的に小型犬よりも寿命も短くなります。

そのほか、大型犬について注意すべきことは、ほかの犬に比べて家の中のいろんな場所に届いてしまうということ。なにしろ、大型犬はソファ全体を占領するほどのサイズですから、届く範囲も想像以上に広かったりします。さらにイタズラの学習能力も高く、欲しいものを目にすると、なんとしても手に入れようとするものです。一般的な話をすると、テーブルやカウンターに食べ物が置いてあれば、それは彼らに食べてくださいと言わんばかりの行為なのです。犬が届くような場所には食べ物を置かないことを徹底することはもちろん、やってはいけないことをしっかりとしつけていくことが必要です。心優しい巨人には、その高い学習能力を望ましい行動を覚えることに、素直に向かっていってほしいものです。

そして最後に、大型犬と出会うには、保護犬という選択肢があることも忘れないでください。新たな家族を待っている犬たちがたくさんいます。是非検討してみてください。

Contributor Bio

クリスシー・クリンガー

クリッシー・クリンガー

 

クリッシー・クリンガーは、動物たちと2人の子供、夫と暮らしています。教師として働いているときや本やブログを書いているとき以外は、家族みんなで過ごす時間が何よりの楽しみ。ペットオーナーがもっといきいきと有意義な毎日をペットたちと過ごせるよう、様々な記事の執筆に励んでいます。

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