犬が震える原因:考えられる6つの理由

執筆: ジーン・マリー・バウハウス
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可愛らしいモコモコのセーターや帽子を着込んでいる犬でも、ブルブル震えているのを見たことがあるのではないでしょうか。これは、犬が震えるのは寒いだけが原因ではないからなのです。でも、考えてみれば人間もそうですよね。

犬が震える理由の多くは、そこまで深刻なものではないことがほとんどですが、時には助けを求める必死な叫びであることもあります。それでは、何が犬に震えを引き起こし、どんなときに飼い主が行動すべきなのでしょうか。犬が震える理由として考えられる6つの理由と飼い主ができることを見ていきましょう。

1. 寒さ

Shih Tzu wrapped up in a brown scarf on a couch.「どうして震えているか?」に対する一番シンプルな答えは、やはり「寒いから」です。極寒の環境の中での震えは血流を促す無意識な生体の反応で、体温を上げて低体温症を防ぐためのものです。Wag! では、チワワ のような小型犬は、身体が小さくて熱を放散しやすく体温を維持しにくいため大型犬よりも震えを起こしやすい、と説明しています。

犬の寒さ対策:一般的に寒がりな小型犬の場合、まずは寒い環境にあまりさらさないようにしましょう。あまりにも寒い冬の長時間の外出は避け、短時間の外出でも、保温に役立つ犬用のセーターやジャケットを着せるようにすると、寒さを和らげてくれます。部屋の中でも、寝床に暖かい毛布を敷くなど丸まって寝るための暖かい場所を用意してあげましょう。

2. 興奮

うれしいときや興奮したときに震える犬もいます。どうしてそうなるのかは定かではありませんが、震えは激しい感情が外に現れたものという説があります。この種の震えは危険なものではなく、気持ちが落ち着けばほぼ治まります。

対策:ほとんどの場合、この種の震えは無視しても大丈夫です。ただし、この行動が長く続き収まらない場合は、犬が興奮しすぎて異常に活発になってしまっていることがある、と犬の行動の専門家シーザー・ミラン氏は自身のブログCesar's Way で警告しています。このような場合、犬が落ち着いた行動を見せたときにはほめて、感情をあらわにしたときにはそっぽを向いて無視することを勧めています。

3. ストレス、不安、恐怖

恐怖や不安といったまた別の強い感情も、震えを引き起こすことがあります。この場合の震えはそれ自体は有害なものではありませんが、ストレスは人間にとってそうであるように犬にも決して良いものではありません。

対策:まずはできる限り犬を安心させるように、飼い主や家族は落ち着いて行動するようにしてください。そして、もし可能ならストレスの元から犬の気を逸らす、離すように努めましょう。たとえば雷が怖くておびえて震えてしまう犬の場合は、犬が大好きで癒やしになるおもちゃを与えたり、雷の音が聞こえないようにしたりして落ち着きを保つ手助けをします。犬が必ず震える刺激が分かっているときは、一般的に注意を逸らすようにすることが有効です。犬はとても察しのいい動物なので、飼い主がストレスや不安、恐怖を感じていると、すぐにその感情に同調してしまいます。犬が恐怖を感じるある特定の状況で、飼い主がそのストレスとなる刺激を無視して落ち着いた行動をとることで、犬はそれを理解して不安に思う必要はないことを学習してくれるでしょう。

4. 注目して欲しい

ただ、犬が震えるたびに駆けつけてなだめていると、震えるのは飼い主に注目してもらうのにいい方法だと学習してしまうおそれがあります。なんと、食べ物が欲しいときに同情を買うために震えてみせる犬さえいるといいます。

対策:ミラン氏は、この行動はとくに害があるものではないとはいえ、それを強化するのは良くないことである、と指摘しています。犬が震えているのに特段の理由が見当たらず、飼い主の気を引こうとしているのが見え見えのときは、無視が一番いいでしょう。

5. 痛みまたは病気

震えは、犬が痛みを感じていたり病気で具合が悪い時のサインであることもあります。胃のむかつきといった犬のよくある不調だけでなく、ジステンパー、低血糖、アジソン病、炎症性脳疾患などの深刻な病気でも、震えや筋肉振戦の症状が現れることがあります。

Wag! によると、持続的な震えがみられるそのほかの疾患には、シェイカー・シンドロームとも呼ばれる全身性振戦症候群というまれなものもあります。はっきりわかっていないことも多い病気ですが、投薬によって症状が軽快することが知られています。

飼い主ができること:病気やけがを示すその他の症状がないか確認してください。震えとともに異常な行動が見られるときや、愛犬の様子がいつもと違うときは、直ちに獣医師に相談しましょう。

6. 高齢

Old irish setter lying on the ground.年齢とともに脚の筋力が低下して震えが生じることは珍しくありませんが、関節炎または関節痛の症状として震えが見られることもあります。

飼い主ができること:高齢の愛犬が震え始めたときは、獣医師に診てもらうのが一番です。病的でないと診断された場合には、筋力の低下防止のために適度な運動を心がけ、適切な体重や筋力維持のためにバランスの良い食事を与えるようにしましょう。

震えと痙攣発作の違い

心配のないただの震えと痙攣発作は全然違います。後者では、筋肉がこわばって動けなくなり、周囲のことも分からなくなります。犬が痙攣発作を起こしていることが疑われ、痙攣発作に対する治療をまだ受けていないときは、できるだけ早く動物病院を受診してください。

犬の震えの原因は比較的心配する必要がないものが多いですが、なぜ震えているのか分からないときは獣医師に相談するのが一番です。犬の状態を確認して、何か重大なことが起こっていないか調べてもらうことができます。そのうえで震えの原因を説明してもらえます。獣医師に診てもらうことは飼い主の安心につながるのです。

筆者紹介

Jean Marie Bauhaus

ジーン・マリー・バウハウス

オクラホマ州タルサ在住のペットオーナーでもあり、ペットブロガー、兼小説家。いつもペットたちに見守られながら執筆活動に勤しんでいます。

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