キャットフード(猫の餌)の種類・選び方・おすすめ

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ペットに最適なフードを見つけましょう。

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キャットフードの種類

キャットフードの種類には「総合栄養食」、「間食・おやつ」、「療法食」、「目的食」 の4種類があります。
基本的には総合栄養食を与えつつ、間食・おやつを与えます。療養食や目的食は病状に合わせて摂取する食事や特定栄養の調整等に使われるキャットフードを指します。

キャットフードのタイプ

これらのキャットフードは水分含有量ごとにいくつかのフードタイプに分けられます。

ドライフード-水分量が少ない猫の餌

水分含有量が10%程度以下のキャットフード。加熱発泡処理された固形状のものが多く、水分含有量が13%以上では、カビが生える可能性を考え12%以下に保つ必要があります。
メリット:長期保存が可能、給餌負荷が低い、低価格
デメリット:食事から水分が取れないため別で摂取させる必要がある

ウェットフード-水分量が多い猫の餌

水分含有率が75%以上のキャットフード。品質保持のために殺菌工程を経てパッケージに充填されている商品。ドライフードに比べて水分が多く匂いがするため、よりこちらを好んで食べることがある。
メリット:食事から水分摂取が可能、満腹感が得られる、嗜好性が高い
デメリット:値段が高い、保存がきかない

キャットフードの選び方とおすすめ

フードを選ぶ場合には、原材料を注意しつつ、必要な栄養素があるかを調べ、猫の年齢(ライフステージ)にあった商品を選ぶのが良いでしょう。これらの選定に重要な3つの要素を診ていきましょう。

「原材料とこだわり」で猫の餌を選ぶ

キャットフードの原材料はチキンやビーフをはじめとした「肉類」、サーモンや白身魚などの「魚類」、トウモロコシや小麦などの「穀物」に分けられます。商品購入前に商品に書かれている成分表を見て猫の体質やアレルギー、体調に合わせて購入しましょう。
ヒルズのキャットフードは、厳しい品質基準を満たしているサプライヤーとのみ取引をし、ペットが適正な栄養素を摂取できるように、各原材料の安全性を検査し、原材料の生産プロセスも管理しています。

「栄養素」で猫の餌を選ぶ

220人の獣医師、栄養学博士、食品科学の専門家たちによる研究でヒルズ製品の栄養レベルを分析し、ペットの健康維持のために最適な成分を選んでいます。各栄養素をどの程度必要かしっかり分析し、猫に最適な栄養素を確保できるキャットフードを作っています。

「年齢」で猫の餌を選ぶ

子猫(1歳未満)
子猫は生後42日までは授乳期となり、母乳や代用乳にて育てる必要があります。その後、子猫用フードと水を給餌します。初期はドライフードを食べない猫もいるので、ミルクとドライフードを併用し柔らかくして提供するのが良いでしょう。
子猫の活発なライフスタイルに合わせて配合された子猫用フードは、エネルギーを十分に補給し、健康な発育をサポートします。
子猫用キャットフードはこちら

成猫(1~6歳)
成猫になってからは動物性タンパク質が多めのフードを選ぶことをオススメします。
成猫には、毎日必要な栄養を満たすために、多すぎず少なすぎない適正なバランスの栄養が必要です。
成猫用キャットフードはこちら

高齢猫(7歳以上)
猫は高齢期に入ると活動量が下がり、基礎代謝も下がっていきます。そのため成猫期の量を与え続けると肥満になりがちです。一方で11歳以降には痩せやすい時期になるため、ある程度カロリーの高いフードを与える必要があります。

腎臓や関節の問題など、猫の加齢に伴うさまざまな健康維持のため、特別な栄養サポートを考えたフードの選定が必要です。
高齢猫用キャットフードはこちら

「食いつき」で猫の餌を選ぶ

ストレスや発情期、フードに飽きるなどの理由で、猫はフードの食いつきが悪くなることがあります。また高齢の猫については認知症という可能性もあるので、年齢と食いつきの悪さの期間によっては獣医師に診てもらうことをおすすめします。

食いつきが悪い時には、キャットフードを人肌程度に少し温めてみることや、おやつ等を少し混ぜて様子をみてみましょう。高齢の猫の場合、クビを下げて食べることが大変になってくるため、フード入れのお皿の高さを上げてみてください。

猫の食事法のページでは猫のご飯の与え方について量や回数など解説しています。あわせてご覧ください。

オススメの猫のおやつ

猫に手作りのおやつを作る際にもヒルズの猫用のフードを使って安全なおやつを作ることができます。
ぜひ愛猫のために安全・安心なメニューでおやつを作ってみてあげてください。
詳しくは猫用おやつを手作りする方法をご覧ください

手作りキャットフードのデメリット

キャットフードは様々なプロの視点から栄養素等を考え、作られています。手作りの場合、どうしてもバランス良い栄養を考えたフードを作ることが難しく、さらに飼い主の手間になったりコストが高くなったりすることがほとんどです。また猫に与えてはいけないものを入れてしまい、体調を崩す可能性もあり、保管も長期できないことから、できるだけプロが監修した市販のフードを購入しましょう。

ヒルズのキャットフードの特徴とおすすめ

ヒルズのキャットフードは、220人以上の獣医師、栄養学博士、食品科学の専門家によって研究を重ね、栄養素の高いフードを作っています。また900頭以上の猫と犬が広大な土地で暮らすテイストテスターとして、日々フードの好みやライフステージ別でのフードの粒の形やサイズ、硬さの配慮を支援してくれています。

またヒルズのサイエンス・ダイエットはライフサイエンスに基づいた栄養で、様々な年齢や大きさへの成長過程で必要な栄養ニーズに対応します
そのほかにも病気別(特別療法食)のヒルズ プリスクリプション・ダイエットや、免疫力を考えたサイエンス・ダイエット〈プロ〉があります。
詳しくはヒルズのキャットフードの選び方をご覧ください

猫におすすめできない、食べてはいけないもの

猫が食べてはいけないものも、猫を飼っている方には重要なポイントですよね!
猫が食べた際に有害なもの一覧

  • 玉ねぎ、ニンニク、生卵、生肉、骨、チョコレート、カフェイン飲料、アルコール、生のパン生地、牛乳、乳製品、ブドウ、レーズン、ドッグフード。

玉ねぎやニンニク、エシャロット、青ネギは大量に摂取した場合、貧血を起こすことが考えられます。これら各種のスープも濃縮されているものもあるため、食べさせないようにしましょう。
生卵や生肉もサルモネラ中毒や大腸菌中毒を起こすことが考えられるため、生の食材は避けましょう。
チョコレートは犬だけでなく猫にも有害で、カフェインと同じく嘔吐や下痢、発作などを招きます。
 また牛乳、乳製品は猫に与えても大丈夫なイメージがありますが、子猫のときに数週間しか母乳を飲んでいないため、乳糖を処理する消化器系の機能がないことにひも付いています。下痢などの症状をきたすことがあるため猫に牛乳を与えるのも控えましょう。
猫にこれらのものを食べさせないために、調理台やテーブルに乗せないしつけや、食品・食材はタッパーに入れるなどしっかり保存しましょう。

 

Contributor Bio

高橋智司

高橋智司

編集責任者: 高橋智司
アソシエイト ディレクター  獣医師
プロフェッショナル獣医学術部
日本ヒルズ・コルゲート株式会社

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