猫のおやつをヘルシーに活用しよう!

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ペットに最適なフードを見つけましょう。

ペットに最適なフードを見つけましょう。

ペットに最適なフードを見つけましょう。

戸棚を開けて振り向くと、どこからともなく走ってきて、期待を込めた眼差しで出待ちされる・・・。猫の飼い主さんあるあるですよね。そんなつもりでなくても、スリスリ攻撃に負けて、おやつをあげずにはいられない、なんてこともしばしば・・・という飼い主さんもいらっしゃることでしょう。

でも、なんでもあげすぎはよくありません。摂取カロリーがオーバーすれば、当然ながら太ってしまいます。人間と同様に猫でも、過剰な体重は糖尿病や心臓病、変形性関節症などの健康トラブルにつながるリスクがあると、Vetstreetはいいます。

体重を適度に保ちつつ、太らないように猫に健康的におやつをあげる方法について、考えてみましょう。

意識を変えることが重要

オレンジ色のタビーは、猫草の花瓶の後ろを歩きます。

人間もダイエットするとき、食習慣を見直すようになると思いますが、なんとなく食べていた間食などは「今、本当に食べたいのか?」と考えることで、一時的な衝動を抑えられる可能性があります。もしかしたら、猫ちゃんにも、飼い主さんが仕事を終えて帰宅したとき、とくに何も考えずにおやつをあげたりしていませんか?

きっと、一日中留守にしていてかまってあげられなかったことに、少なからず罪悪感を感じているからかもしれませんね。でも、それはちょっと厳しい言い方かもしれませんが、人間の自己満足のため、ともいえるのではないでしょうか。それならば、おやつをあげるのではなくて、5分程度の短い時間でも、猫の頭をなでてあげたり、好きなおもちゃで遊んであげたりしたほうが、猫ちゃんのストレスのためにも健康のためにも役立ちます。おやつをあげるのは、良い行動を強化したり、病院に行くときなどの恐怖心を克服するためのしつけトレーニングのごほうびツールとして、とっておきましょう。

ヘルシーなおやつの与え方

猫の体型をキープするためのおやつの与え方についてご紹介します。

  1. カロリーの高いおやつのかわりに、キャットフードを使いましょう。猫を抱いて、お気に入りのキャットフードを少量、手から食べさせてあげるだけでゴロゴロと喉を鳴らしてくれるはずです。 少量のキャットフードを、いつもの食事の時間以外に何回かに分けてあげることで、猫もその都度おやつをもらうときと同じように喜んでくれるでしょう。
  2. おやつを細かく分けることで、全体としてのカロリー摂取を控えつつ、猫が好きなおやつを回数多くあげることができます。
  3. 猫草やキャットニップ(セイヨウマタタビ) を取り入れてみましょう。猫によって好みはありますが、好きな猫ちゃんにとって猫草やキャットニップはたまらない好物です。ただし、たくさん摂取しすぎるとお腹の調子を崩すおそれがあるので、猫が食べている間は注意するようにしましょう。
  4. .猫のおやつを手作りしてみましょう。手作りといっても手が込んでいる必要はありません。材料を準備するのは数分程度でできますし、あとはオーブンや電子レンジでさっと火を通すだけで、健康的な猫の手作りおやつ を作ることができ、1週間保存できます。
  5. おやつをあげるときに、エクササイズや遊びを取り入れてみましょう。猫の味覚を満足させるのと同時にカロリーも消費できるように、猫に芸を教えたり、おやつを隠して探す遊び(scavenger hunt)をしてみましょう。

    ダイエットが必要かなと思われる方は、猫のダイエットフードや成功の秘訣についてをご覧ください。

人間の食べ物は与えない

猫の食性は人とは全く異なるので、人間の食べ物の中には猫には代謝できず、結果的に食べられないものがあり、代表的なものとしてレーズンやカフェイン飲料、チョコレート、玉ねぎなどがよく知られています。こうしてみると、毎日の食事には猫にとって有毒になるものが普通に含まれていることがわかります。さらに、こういった猫の健康にかかわる知識は、家族全員が知っておかなければなりません。とくに小さなお子さんや高齢の方々は、可愛さのあまり猫にいろいろ与えたくなってしまうことがあります。猫用のものしか与えてはいけないこと、そしてしっかりと理解している大人が見ているときにだけおやつをあげるようにするなど、管理がきちんとできるようにしましょう。

いつまで健康で長生きしてほしい、と願うのは、飼い主としての当然のことです。猫ちゃんがすり寄ってくると、思わずおやつをあげたくなってしまうところですが、そんなにときこそ、その願いを思い出すようにしてみてください。それに、すり寄ってきた猫ちゃんは、実はおやつよりも、抱かれたり、遊んでもらうことを頼みにきているかもしれません。「そうじゃないんだけど~」と言っているかもしれませんね。

Contributor Bio

カーラ・マーフィー

カーラ・マーフィー

ペンシルバニア州エリー在住のフリーライターで、オリーブという名の猫と暮らしています。

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