愛犬が喜ぶ!犬用おもちゃの種類と選び方

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犬を飼っていて楽しいことの一つは、犬が「びっくりするほど遊び好き」だということです。でも、それは同時に愛犬にベストなおもちゃを選ぶことは、犬との関係性のうえでとても重要な意味を持つことになります。あなたが犬と取って来いゲームをするのか、犬が転げ回って遊ぶのを見ているだけなのかにかかわらず、おもちゃは犬の幸せな暮らしの重要な部分を占めています。では、ベストなおもちゃを選ぶには、何を考慮するべきなのでしょうか。

年齢

犬と人間では成長の仕方が異なりますが、犬の年齢は常に考慮する必要があります。生後3週間の子犬は乳歯がやっと生え始める頃なので、柔らかいゴム製のおもちゃや肌触りのいい布製のぬいぐるみなどが向いています。生後3か月から9か月は歯の生え替わり時期なので、硬いゴム製は避けて、色々なおもちゃを取り揃えるのがいいでしょう。この時期の犬は手当たり次第に物を噛むため、いろいろな種類の噛むおもちゃがあれば、あなたのお気に入りの靴から犬の気をそらすことができるはずです。

歯の生え替わり時期が過ぎると、犬の顎は硬いゴム製のおもちゃを与えても大丈夫なほど強くなり、ボールやロープでエネルギッシュに際限なく遊ぶことができるようになります。シニア期に入る7歳頃になると、顎も歯もヤングアダルト期ほど強くはなくなりますが、それでも噛むためのおもちゃ(ただし少し軟らかいもの)や活力を維持するための投げやすいボールや棒、といったおもちゃが必要です。幸い、犬の年齢別に特別に作られたおもちゃがたくさん売られているので、あなたの犬の年齢、大きさ、特有の噛む癖に合うものがきっと見つかるはずです。

大きさと手ざわり

小さなヨークシャー・テリアは、たとえ成犬でも大型犬のジャーマン・シェパードように豪快な噛み方はしないでしょうから、ふさわしいおもちゃもその小さな顎でやさしく噛みしめられることを想定したつくりになります。ただし、柔らかすぎるおもちゃは、噛みちぎられて犬の喉に詰まったり、飲み込まれて消化管に詰まったりする危険性があります。キーキーきしむ音がする、故障する、布が裂ける、詰め物が出るなど、おもちゃが壊れる兆候に気付いたら、新しいものに取り替えるのが一番です。

おもちゃの大きさが適切なことも大切です。小さすぎるものは犬が簡単に飲み込んでしまいます。原則として、犬の後臼歯の後ろに入ってしまう大きさのものは、喉に詰まる危険があると思っておかなければなりません。

結局のところ、飼い主としては愛犬が一番気に入ってくれるおもちゃを選びたいものです。人と同じく犬でも、どんなおもちゃが好きなのかは一緒に暮らしていくうちにわかるようになってきます。

おもちゃの種類

たとえこれらの情報を仕入れて準備していたとしても、おもちゃ売り場に行くとやはり迷ってしまうかもしれません。おもちゃを買うときは、個々の犬のニーズを考えて次の4種類から選ぶようにすると愛犬にとって完璧なおもちゃを見つけやすくなります。

ボール

ボールには、ゴムボール、布ボール、テニスボール、発泡材ボール、音の出るボールなど色々あります。弾み方もさまざまです。プカプカ浮いたり暗闇で光ったりするものもあって、プールや夜間で遊ぶ機会が多い場合は魅力的な選択肢になります。ボールは、犬の活動性を維持することにも役立ちます。愛犬の口に合う大きさで、愛犬が噛み砕いてしまわない丈夫な素材のものを選んでください。犬は取って来いゲームやキャッチボールが大好きなので、ボールは飼い主のあなたが一緒に遊びやすいおもちゃでもあります。一緒に遊ぶことは絆を徐々に強めていくことに役立ちます。

引っ張るおもちゃ

ほとんどの犬は、飼い主や他の犬との綱引きを楽しみます。中には攻撃性を助長することになるとして綱引きに反対する人もいますが、PAWS では、きちんと訓練していれば心配することはない、と助言しています。一番大切なことは、引っ張るおもちゃが綱引き中に犬に噛みちぎられてしまわないことです。たいていの引っ張るおもちゃは布製で、リネン、皮革、消防ホース、ロープなどでできているため、一部が破れていたり、部品がなくなっていることに気付いたら新しいものに交換しなければなりません。あなたが綱引きの相手をするときは、あなた自身が力を込めすぎないように注意してください。愛犬の口からおもちゃを力づくで取り上げることは、愛犬の健康に大きな問題を引き起こすような事故につながる可能性があります。おもちゃを口から離させるには、「落とせ」や「放せ」という命令に従うよう犬を訓練しておく必要があります。また、犬の顎はとても強いとはいえ、犬の足が地面から離れるほどおもちゃを真上に引っ張るようなことはやめましょう。これは顎、首、背骨を傷つけてしまう可能性があるからです。

噛むおもちゃとトリーツ

どんなものでも噛むおもちゃになりますが、噛むためにはそれ専用に作られたおもちゃを使うのが一番です。素材はナイロンや硬質ゴムが一般的で、長持ちするように作られています。訓練や長く楽しむためにトリーツを中に詰められるものもあれば、おもちゃそのものを楽しめるものもあります。これらのおもちゃは、噛んだときに歯が折れてしまう危険性がない軟らかさと、簡単に噛みちぎられない丈夫さを兼ね備えていなければなりません。でも、噛むおもちゃの大きさや丈夫さは、愛犬の成長に合わせて変えて行かなければならないことが多いでしょう。おもちゃの中に入れるトリーツには、愛犬の健康と活力のために、必ず健康に配慮されたトリーツ を使うようにしてください!

ぬいぐるみ

ぬいぐるみのおもちゃは、多くの犬のお気に入りになっていますが、残念なことに大抵のぬいぐるみは犬にとって安全ではありません。なぜなら簡単に引きちぎられて飲み込まれてしまうからです。しかし、飼い主がしっかり監視している限り、ぬいぐるみはやはり楽しいおもちゃになります。歯の生え替わり時期になるまでの子犬にとって、夜に添い寝もできるぬいぐるみは、おもちゃとして良い選択肢になるでしょう。そして犬がぬいぐるみを大好きになっているときは、それをいきなり取り上げたりしないようにしてください。大切なのは、どれが自分のぬいぐるみかを子犬に認識させて、家族のぬいぐるみや枕には手を出させないことです。

愛犬にとってベストなおもちゃを選ぶことは、あなたと愛犬ともに安全で楽しく遊べる時間を約束します。トリーツと同様、おもちゃも訓練の道具として利用することができます。愛犬が特に関心を示すおもちゃがあるなら、「おすわり」などあなたの命令に従えたときは、ごほうびとしてそれを投げ与えましょう。どれが自分のおもちゃなのかを理解させることは、重要な訓練の一つで、破壊的な行動の防止に役立ち、犬が家具や子どものおもちゃなどに嚙みつかないようにすることができます。犬のおもちゃは必ず、年齢、大きさ、噛み癖の強さに合ったものを選ぶようにしてください。また、犬の成長に合わせて、おもちゃを子犬用から成犬用、そしてシニア用へと移行させることも覚えておきましょう。常に安全が第一ですが、楽しさも大事です。

Contributor Bio

ケイティ・フィンレイ

ケイティ・フィンレイ

 

カリフォルニア州ロサンゼルス在住のドッグトレーナー兼ライター。6年以上前から犬とその飼い主に、直接会って、または記事を通じて働きかけています。

 

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