子犬に必要な外遊び-注意点とポイント

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ペットに最適なフードを見つけましょう。

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ペットに最適なフードを見つけましょう。

ワクチン接種が終わったら、早く子犬と外で遊びたいとは思うものの、どの程度から始めていいのか、どんなことに注意したらいいのかよくわからない・・・という新米飼い主さんもいると思います。子犬の時期の遊びは、これからの犬の"社会化"にとって非常に重要です。子犬と遊ぶときの注意点やポイントについて、ご紹介していきます!

子犬の遊び用品専用バッグを用意する

慣れていない時には、どんなことでもどれだけ準備が整っているかがうまくいくかのポイントになります。子犬と遊びに出かける前に、必要なグッズをそろえて、リュックやショルダーベルトがついたバッグにまとめておきましょう。揃えておきたいグッズには以下の様なものがあります。

  • 折りたためるような水飲みボウル
  • ボトル入り飲料水
  • 予備のリード(ちぎれたり、犬が噛んでしまったりすることもあります。)
  • 犬用エチケットバッグ
  • 噛むおもちゃ
  • ぼろ布または古いタオル(愛犬が濡れたり泥まみれになったりしたときに拭くため)
  • 愛犬の写真(愛犬が逃げてしまったときに備えて)

A man walks a yellow lab puppy while he tries to chew on the red leash.

安全な場所を選ぶ

子犬を外に連れ出すときの心配事の1つは、万一逃げてしまったらどうしよう・・ということでしょう。そんな心配をするくらいなら、わざわざ外に出さずにずっと家の中で遊ばせておく方がいいのではと思うかも方もいるしれません。でも、犬は本来社交性のある動物で、小さいうちから家の中では体験できない外の世界を体験することは、犬の発達にとって非常に重要な事なのです。家の中しか知らない犬は(人もそうですが)、外の世界にある全てのことに対し、恐怖や不安を感じてしまうようになります。PetMDでは、まずは自宅の周囲一区画を回るだけの散歩に連れ出して、初対面の近所の人や犬と交流することを勧めています。また、子犬同士で遊ぶ機会もとても大切ですから、かかりつけの動物病院で子犬のしつけ教室について尋ねてみましょう。多くのしつけ教室では、同じくらいの大きさの犬たちが遊んで楽しみながらトレーニングできるようになっています。子犬をしつけ教室に参加させるときは、事前に必ず所定のワクチン接種と寄生虫駆除を済ませておくようにしましょう。

子犬は飽きやすいですし体力もありませんから、初めのうちは子犬との屋外の活動をほどほどに抑えておきます。近所へのお出かけや、しつけ教室への参加を数回経験し慣れてきたら、次は近くのドッグランに行ってみるのもよいでしょう。フェンスで囲まれているため、逃げるという心配はなく遊ばせてあげることができます。犬が自由に生き生きと走っている姿を見るのはとても気持ちの良いものですが、プライベートのドッグランでない限りいきなり自由にするのではなく、慣れるまでは近くで様子を観察するようにしましょう。ドッグランでは犬同士でトラブルが起こることもありますから、十分に注意する必要があります。尚、ドッグラン等では激しく走り回ることもあるので、外れたり引っかかったりしないように首輪のサイズがぴったりと合うようにチェックしておきましょう。また、万一のことに備えて、マイクロチップの挿入や首輪に名前や連絡先を記したタグ等を付けておくようにしましょう。

子犬と遊べる屋外のゲーム

典型的な犬とのゲームといえば、取ってこい遊びやフリスビーが思い浮かぶところですが、トレーニングされていない子犬にとってこういった距離を必要とする遊びはまだ早すぎます。短いリードではできないので、リードを外さないといけませんが、それは当然のことながら逃走のリスクを伴います。また、子犬は飽きやすいので、よほどボールやフリスビーが好きな犬でなければ、何回かやっただけですぐに別の対象物、例えば小鳥や蝶などに気が向いてしまい、結局人が取って来る羽目になります。

犬が幼いうちは、近距離で交流ができるゲームが一番よいでしょう。子犬をそばに居させることができ、且つ飼い主との絆を深めるのにも役立ちます。幼い子犬には、ロープを使った綱引きがうってつけです。これは、幼い頃の噛みたい欲求を満たすと同時に、エネルギーの消費に必要な運動にもなるからです。もう1つのお勧めはサッカーです。小さなサッカーボールでボール取りゲームを始めると、子犬はたいていボールにタックルしようします。この遊びなら子犬はずっと飼い主のそばに居ますし、飼い主と子犬の双方にとっていい運動にもなります。

次のステップ

子犬が住んでいる周囲の環境にも慣れて、近所での遊びをすっかりマスターし、基本的なコマンドにきちんと従えるようになったら、いよいよもっと大きなアウトドアアドベンチャーに挑戦できるでしょう。米国では、子犬の社会化と水遊びを兼ねられるドッグ・ウォーターパークがあちこちにでき始めています。子犬とのハイキングに出かけられる機会もたくさんあります。それは子犬にとって運動になるだけでなく、周りの世界を探検するための素晴らしい機会になりますし、飼い主と心を通わせる良い機会にもなります。それらはきっと、心の成長と発達に驚くべき効果をもたらすことでしょう。

いろいろなドッグランやハイキングに出かけたら、次は犬が一番好きそうなお気に入りを見つけてあげましょう。そして、月に2~3回はそこに出かけて遊ぶ機会を作るようにします。そうすることで、子犬の心身の健康を維持することができます。そして忘れてはいけないのが、新しくペットを飼い始めたときは、家でも外で遊んでいるときでも、常に基本コマンドを強化するようにトレーニングし続けなけれなりません。子犬がなかなか進歩できなかったり、一度覚えたことを忘れてしまったりしても、辛抱強くトレーニングを続ければ、どこへでも一緒に出かけられて一緒に楽しむことができるようになります。飼い主と犬と一緒に楽しめる、新しいアウトドアアドベンチャーを探し続けてください!

筆者紹介

クリッシー・クリンガー

クリッシー・クリンガー

クリッシー・クリンガーは、教師であり、作家であり、2人の子供、そして3匹の犬と3匹の猫の母でもあります。アクティブでエコフレンドリーなライフスタイルを楽しんでいます。

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