犬はパイナップルを食べても大丈夫?

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ペットに最適なフードを見つけましょう。

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鮮やかな黄色に、さわやかな甘みと酸味が魅力のパイナップル。フルーツとしてだけではなく、お肉を柔らかくしてくれることで、お肉の付け合わせとしてもよく知られていますね。そんなパイナップルですが、犬に与えても大丈夫なフルーツの一つです。人間にとっても、犬にとっても、新鮮なパイナップルは栄養豊富なおやつになります。

犬はパイナップルを食べてもOK

プールに浮かぶパイナップルに向かって泳ぐジャック・ラッセル・テリア犬。

新鮮な生のパイナップルは、まさにビタミンB群やビタミンCの宝庫です。さらにカリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルや電解質も豊富に含まれています。アメリカンケネルクラブによると、パイナップルに含まれる栄養素の多くは、愛犬の免疫システムの健康維持に役立ち、胃腸の健康にも良いものとされています。

パイナップルは、生のもので適量であれば犬にとって健康的なおやつになりますが、缶詰やドライフルーツなどの加工品は砂糖が添加された高カロリーなものもあるため、そういったものは与えないようにしましょう。

パイナップルは犬にとって安全?

パイナップルは、犬にとって栄養価の高い食品ですが、いくつか注意するポイントもあります。豊富な食物繊維は少量であれば健康に良いものですが、多くとりすぎると下痢や便秘など、消化器系のトラブルを引き起こす可能性があります。胃腸の弱い犬の場合には、少量であってもおなかの調子を崩してしまうかもしれません。

また、パイナップルには天然の糖分も豊富に含まれるため、糖尿病や糖尿病の発症リスクのある犬の場合には、危険因子になることがあるとThe Labrador Siteは注意を促しています。

また、与えるのは果肉の部分だけにして、トゲトゲのある皮や葉っぱ、固い芯の部分はいずれも犬に与えてはいけません。これらは非常に硬く消化されません。万一、犬がパイナップルを丸ごと食べたりしてしまった場合、消化管に詰まってしまう可能性があるため、すぐに獣医師に連絡して、受診すべきかどうか、対応について相談してください。

パイナップルを与えるときに注意するポイント

安全にパイナップルを与えるために気をつけるべき注意ポイントをご紹介します。

  • 糖尿病など、糖質が豊富なフルーツが悪影響を与えてしまう基礎疾患がある場合、事前に獣医師に確認を取りましょう。
  • 皮をむいて芯を取り除き、果肉だけを与えます。廃棄する皮や芯を犬がイタズラしたりしないように、十分注意しましょう。
  • 大型犬用にはひと口サイズに、小型犬用には小さくさいの目のように細かくして与えましょう。
  • 初めてパイナップルを与える場合は、ひと口だけ与えてみて、体調に変化が見られないか数日様子を見ます。何らかの体調変化があって体に合わないようであれば与えるのをやめます。また、パイナップルに限ったことではありませんが、主食のドッグフード以外の食べ物を与えるのは、1日のカロリー摂取量の10パーセント程度までにとどめるようにしましょう。
  • 与える量は、犬のサイズに合わせてカットした大きさのものを、1日に2~3切れ程度にしておきましょう。

ちょっとしたごほうびとして少量を与えるには、パイナップルはとても良いおやつになります。おねだりされると、なかなか断りづらいところがありますが・・・、やはりパイナップルも含めおやつ全般については、くれぐれも与え過ぎには注意しましょう。

ジーン・マリー・バウハウス

ジーン・マリー・バウハウス

ペット愛好家であり、フリーランスのライター兼小説家。オザーク高原に夫と賑やかなペットたちと暮らしています。モーニングコーヒーを飲みながら、裏庭を訪れるいろんな野生動物を眺めるのが楽しみの一つです。

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