
トウモロコシは犬や猫が食べても大丈夫?
ペットに最適なフードを見つけましょう。
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何世紀もの間、人間にとっても家畜にとってもトウモロコシは優れた栄養源としてを頼りにされてきました。現代の食生活でもおなじみの食材であるトウモロコシには次のような栄養が含まれています:
- エネルギー源となる、とても消化が良い炭水化物
- 健康な皮膚と被毛をつくる必須脂肪酸
- 天然の抗酸化物質であるベータカロテン、ビタミンE、ルテイン
- 筋肉と組織をつくる良質なたんぱく質
かつては、トウモロコシはフィラー(見た目目的で使用するもので、栄養のない原材料)、あるいはホットグレイン(胃腸障害を引き起こすもの)とも呼ばれ、アレルギーの主な原因であるともされてきました。でも実際には、トウモロコシには多くの重要な栄養素が含まれ、ペットにとって安全かつ消化しやすい食材であり、フィラーでもホットグレインでもありません。
さらに公表された文献によると、どうもトウモロコシは、牛肉、乳製品、小麦、鶏肉、卵、ラム肉、大豆といった一般的なたんぱく源に比べて犬や猫にアレルギーを引き起こすケースは少ないようです。
キーポイント
- トウモロコシは犬や猫にとっても天然の健康に良い原材料で、必須脂肪酸やたんぱく質、炭水化物、天然の抗酸化成分が含まれている
- トウモロコシは、犬や猫の食物アレルギーの一般的な原因ではない
バランスが大事
猫の食事において、もっとも重要な栄養素であるたんぱく質の理想的なアミノ酸バランスを、たった一つでまかなえる原材料などありません。そのため、ヒルズでは何種類もの原材料を組み合わせて使用しています。トウモロコシに含まれるたんぱく質の構成成分(アミノ酸)は猫にとって必要不可欠で、ほかの原材料のたんぱく質の構成成分を補い、バランスの取れた栄養状態にしています。
最高の栄養成分
様々な動物種で行われた最近の研究によると、トウモロコシなどの食品に含まれる抗酸化成分には、ある種類のがんや心臓病、関節炎、脳卒中、アテローム性動脈硬化症、白内障のリスクを低減させ、老化の進行を遅らせる可能性があることがわかっています。トウモロコシにはベータカロテン、ビタミンE、ルテインなどの抗酸化成分が含まれていて、体の重要な細胞をダメージから守るのに役立っています。また、粉状に挽かれたトウモロコシは非常に消化がいいため、犬や猫はトウモロコシに含まれる重要な栄養素を容易に吸収することができます。4,5,6
優れた天然の原材料
トウモロコシには脂肪酸が豊富に含まれます。特に多く含まれているリノール酸は、健康な皮膚と被毛に欠かせない栄養素です。トウモロコシの必須脂肪酸は、免疫システムや中枢神経系でも重要な役割を果たしています。また、トウモロコシに含まれる炭水化物は、猫にとって重要なエネルギー源になっています。
申し分のない栄養源
このように、トウモロコシはバランスの取れた栄養源であり、ペットフードの原材料として理想的です。これほど万能な原材料はほかにはないでしょう。そのためヒルズ サイエンスダイエットのドッグフード およびキャットフード では、いくつもの製品で健康に良いほかの原材料とともにとうもろこしを配合し、優れた栄養バランスを実現しています。
Contributor Bio

高橋智司
編集責任者: 高橋智司
アソシエイト ディレクター 獣医師
プロフェッショナル獣医学術部
日本ヒルズ・コルゲート株式会社
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