食事の時間は、ペットにとって毎日の習慣にとどまらない大切なもの。あらゆる感覚を通して、絆を深める特別な体験なのです。
健康に気を配った日常的な食事であれ、大切な栄養を補給する療法食であれ、ペットが「食べたい」と思うことではじめて意味をなすものです。ヒルズは科学に基づくアプローチを採用し、ペットにとって満足のいく食事時間を実現できるよう、あらゆる角度から取り組んでいます。
「専門家」による最終決定
ヒルズが開発しているすべてのペットフードは、ペットニュートリションセンター(PNC)で犬と猫による評価を実施しています。犬や猫はいわゆる「専門家」として真剣に任務に取り組み、その意見が最終的な製品に反映されるのです。

PNCでペットたちはたっぷりと愛情を注がれて楽しく遊んでいますが、とても大切な役割が与えられています。当社のフードがペットの鼻から尻尾の先にいたるまで、どのような影響を与えるかを教えてくれるのです。たとえば次のようなことがわかります。
- 犬や猫を魅了する香り
- ペットが夢中になる味と食感
- 各フードに適したサイズと形状
最高においしいペットフードをお届け
ヒルズでは、開発するすべてのフードについて、PNCで犬と猫による味覚テストを実施しています。数種類のフードを出しておき、どれが選ばれるかを確認。また各フードがどれだけ食べられたか、その量を記録します。このデータを使用することで、自信を持って犬や猫が好むフードをお届けできるのです。

香りの解読
犬や猫がフードボウルにたどり着く前に、ペットフードの香りですでにそのフードに対する興味の度合いが決まることも。
1つのペットフードには最大でなんと200種類もの異なる風味や香りの分子を含んでいます。そのうち人間の鼻が識別できるのは、最大でもたったの15~20種類のみ。ヒルズの最先端の分析研究所では、最新技術を使用して複雑な風味や香りを分子レベルで分析。ペット目線で食事について研究しています。
アロマグラム:
香りの理解
さまざまな香りのデータを比較・再現するために、まずは香りを表現する手段が必要です。私たち人間は、感じ取った香りの特性を的確な言葉を使って明確に区別します。「香ばしい」や「肉っぽい」などの表現を用いて作られる、風味に関する詳細な分析データは「アロマグラム」と呼ばれます。
それぞれのアロマグラムは、特定のペットフードに関する「風味の指紋」といえるでしょう。ペットによる味覚テストとこのようなデータの比較により、犬や猫が好む風味と敬遠される風味への理解を深めることができます。
吟味された食感
「最適な味」というのは、あらゆる感覚の組み合わせで成り立ちます。フードの物理的特徴そのものが、ペットの食事の満足度に大きく影響するのです。
