子犬を我が家に連れて帰るタイミング

「子犬を飼う」ことは、決して気軽にできる決断ではありません。とても可愛らしいけれど、常に面倒を見てあげなければならないよちよち歩きの子を家族に迎えるかどうか、決断するのです。犬を飼うために必要な準備が出来ているかどうか、決断に迷っていらっしゃる時に以下の事を参考にしてください。


犬を飼う費用は出せるのだろうか?

新しく子犬を飼う場合、単にその子犬を自宅に引き取るだけでかなりの費用がかかります-そしてそれは単なる初期費用なのです。バランスの取れたフード、ワクチン、去勢・避妊手術などの基本的な費用に加えて、ベッドやおもちゃ、その他にもいろいろ必要です。

愛犬の犬種にもよりますが、定期的なトリミング代も必要となるかもしれません。もしあなたが頻繁に旅行をされる場合には、ペットホテルやペットシッター用の費用も忘れてはなりません。もし、平日も日中ほとんど出かけている場合には、定期的に散歩代行や、ドッグ・ケアのサービスなども検討しましょう。

さらに、健康をケアするための費用も重要です。特に高齢になるにつれて、多くの犬は、医薬品の投与や獣医師の診断を必要とする特別なフード、また、健康状態を確認するため動物病院に頻繁に通う必要も出て来ます。もし、その子がずっと、「健康な犬」の代表のようなワンちゃんであり続けたとしても、定期的な健診や歯のケアをする必要はあります。事故の可能性はゼロではありませんし、犬も時として病気になることはあります。緊急医療の処置が必要となった場合の費用をなるべく低く収めるために、動物用の医療保険に加入されることがお勧めです。


愛犬のために時間を作れるのだろうか?

犬を引き取る準備は万端?「一緒に過ごす時間は十分か?」という点も考えましょう。子犬は多くの時間を使ってあげなければなりません。犬はその一生を通じて、人間との絆を大切にし、また喜びを感じる生き物であり、あまり長い間飼い主がいない状態のままひとりぼっちにしておくと、不安になる生き物です。必要な活動量は犬種によって異なりますが、全ての犬は、ある程度の運動と遊ぶ時間を必要とします。子犬の場合、きちんとしたハウス・トレーニングと、飼い主の言うことを聞く従順さを教えるためのしつけの時間が必要です。「犬を飼う準備は万端?」と確認する時には、どのような犬種が自分の生活に合っているか検討しましょう。もし、長い散歩をする時間があまりなかったり、日々のトレーニングを真面目に行う時間がないのであれば、多くの運動量を必要とする犬種は避けた方が良いでしょう。


犬を飼うための場所はあるだろうか?

家が狭いからといって、犬を飼えない、というわけではありませんが、どのような犬種を飼うか、には関わってきます。たとえば、小さなワンルームにセント・バーナード種の子犬を連れて来ることは難しくなります。その一方で、ブルドッグなどはアパートのような狭い空間により順応可能です。
検討すべきは、成犬となった時の大きさだけではありません。犬種によって、その犬種固有の身体的な特徴により、室内そして戸外で必要な空間の大きさが異なります。ご自宅に最も適した子犬を選ばれる前に、犬種の持つ特徴を調べましょう。

子供たちは、子犬を受けいれる準備が出来ているだろうか?

子供がいる場合は、気を付けなければいけない事があります。-5か月未満の子犬の場合、まだとても繊細で、しかも鋭い乳歯を持っています-大人の監督がない状態で子犬と子供たちを遊ばせるのは注意が必要です。
ペットを飼うことは、責任感や共感能力などを子供に教える事ができますが、もし、主にお子さんに子犬の世話をさせることを考えているのであれば、本当に子供にその心の準備が出来ているかどうかを確認しましょう。子供が子犬の世話をすることに飽きて興味を持てなくなったからといって、子犬を放っておく訳にはいきません。
子供のために子犬を飼おうとしている場合、あるいは家族のためにペットを飼われる場合でも、その犬種の持つ気性を考えるべきでしょう。子供との生活により適している犬種と、そうではない犬種がいます。
もう一つ、忘れてはならない点は、新しく子犬を飼うことは非常に大きな変化だ、ということです。自由のきく、柔軟なスケジュールで対応出来る時期まで待つべきかもしれません。

その他、検討する点

ご自身のライフスタイルに、犬が入れる余地はありますか?もし、よく旅行に行く、オフィスで長時間勤務する、外出が多くほとんど自宅に帰らない、という生活をしている場合は、愛犬になかなか会えないことになります。また、もう1つ、ご家族が犬アレルギーではないことを確認してください。友人または親戚の飼っている犬と一緒に少し時間を過ごす、あるいは犬を保護するシェルターを訪問し、アレルギー反応が出るかどうかを確かめてみましょう。通常、アレルギー反応は、湿疹や軽い風邪のような症状で現れます。
最後に、近い将来、ご自身の生活に、赤ちゃんが生まれたり、引越しなどの大きな変化があるかどうか、考えてみてください。犬は、環境あるいは日々のルーティーンにおける大きな変化によってストレスを受け、そのストレスが不安や問題行動に繋がる場合があります。このようなストレスがある場合、トイレ・トレーニングなどで身に着けた習慣さえも忘れてしまうかもしれません。
子犬を飼うことは、それそのものが大きな変化です。子犬を育てることには多くの忍耐と愛情が必要です。そのお返しとして、愛犬から受け取る愛情や忠実なコンパニオンとしての行動が、これらの忍耐などに意味を持たせてくれるのです。「犬を飼う準備は出来ていますか?」それは、あなたと、ご家族と、新たに迎えるかもしれない親友―つまりワンちゃんにかかっています。

著者 経歴
Jean Marie Bauhaus プロフィール写真
Jean Marie Bauhaus
Jean Marie Bauhaus は、タルサ(オクラホマ州)在住のフィクション作家兼フリーランスのライター。自宅のオフィスにて、ペットやペットの健康について執筆。ふわふわ・もこもこなペットたちに手伝ってもらっています。

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