すてきなペットオーナーになるための9つの方法

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ペットに最適なフードを見つけましょう。

ペットに最適なフードを見つけましょう。

ペットに最適なフードを見つけましょう。

ペットが我が家にやってくる!おめでとうございます。これから、愛犬や愛猫と心を通わせる素敵な場面をたくさん経験することでしょう。時には、「この子、何を考えているのだろうか?」と不思議に思うこともあるかもしれません。ペットを新たにご家庭に迎える際に行う準備事項をご紹介します。

 

ID迷子札/マイクロチップ
愛するペットが迷子になったら?そのリスクを軽減するために、新しく家族の一員となったペットにID迷子札、又は、マイクロチップを装着させましょう。ペットが迷子になってしまった場合、簡単に身元を明らかにするために、迷子札に載っている連絡先、あるいは、ファイルを更新しましょう。ペットオーナーの連絡先がわかって初めて迷子のペットは家に戻ることができるのです。

動物病院を探しましょう
いろいろな意味で、獣医師は皆様にとって最も信頼できるアドバイザー。疑問がある時に、一番頼る人となります。犬猫の食事に関してアドバイスが必要ですか?動物病院で相談してみましょう。ペットの去勢やワクチン接種を受けさせるか、迷っていますか?動物病院で相談しましょう。ペットが吐いていたり、身体を掻いていますか?動物病院で相談しましょう。動物病院のスタッフは、動物のケアに関して豊富な知識や経験を持っており、皆様のペットの健康や幸せのことを真に気にかけてくれる存在です。少なくても一年に一回の定期検診など、定期的に来院できるような、地元の信頼できる動物病院を探しましょう。

お家のペット対策をしましょう
犬や猫は、新しい環境に置かれると特に好奇心旺盛になります。ペットは新しいお家に慣れるために、匂いを嗅いだり、舐めたり、食べたり、跳んだり、引っ掻いたりするなど、いろいろな場所を「探検」します。それを踏まえて、化学物質や洗浄剤など危険物や、洋服や靴など大切な物はペットが近寄れない場所に移動させましょう。キャビネットには鍵をかけ、カウンターの上や床に物を置かないようにしてください。電気コードや配線は、ペットから見えない場所か、壁に固定させます。そして、噛んでも良いような犬猫用おもちゃや、爪とぎを購入しておきましょう。

家族でペット対策をしましょう
ペットの多くは、周りの環境や人間に慣れるのにしばらく時間を要します。ゆっくり、のんびりと、そして自然に家族の一員として溶け込むのを待ってください。お子さん、特に幼い子供がいる場合は、新しくやってきたワンちゃんや猫ちゃんに優しく接する大切さをまず教えてあげましょう。子供が過剰にペットをかまうなど、ペットにとって迷惑な行為を行うと、拒否反応、あるいは、予期せぬ反応が返ってくるかもしれません。そうなってしまった場合、そのペットは「悪い子」なのではなく、恐らくは怖がっているのだと思ってください。子供がいる場合、ペットとの最初の数回の接し方を、しっかり指導する必要があります。

先住ペットがいる場合
すでに他のペットを飼われている場合、状況は少し難しくなります。できれば、新しいペットが遊んだり、眠ったりしたものの匂いを先住ペットにかがせるなど、徐々に新しいペットを間接的に「紹介」していきます。一週間くらいした後、数時間の間、場所を「交代」させます - つまり、先住ペットを別の場所に閉じ込めることで、新しいペットがいろいろな場所を自由に歩き回れるようにしてあげましょう。最後に、正式な「対面」です。その際には、ペットオーナーがしっかりとペットたちを監視することが大切です。決してペット同士をほったらかしにしないでください。そして、新しいペットに対して先住ペットが友好的な態度を示した場合、大げさなくらい先住ペットを褒めて、かまってあげましょう。

 

ペットのしつけは早めに、頻繁に行いましょう

行儀の良い犬猫を育てるためには、ペットをご家庭に迎え入れた直後から、基本的なしつけをしていくことが重要です。信頼できるペット・トレーナー、しつけ教室を探してみてもよいでしょう。

犬の場合、毎日5分くらいかけて「おすわり」「待て」「(足元に)付け」「来い」や「降りろ・ふせ」など簡単なしつけを練習しましょう。うまくできた場合は、ほめてあげます。猫のしつけは、犬のしつけとはちょっと違います。家具を引っ掻く行為は防ぎたいけれど、猫を怯えさせたくはありませんよね。猫のお行儀が悪い時は、邪魔をするだけで解決できる場合が多く、テーブルを軽くたたくなど、気が散る音を出すなどすれば済みます。

又、ペットの年齢やそれまで経験してきた環境によっては、トイレのしつけをしないといけません。その際に、予期せぬ事態が起こってしまうこともあります。そういう場合、ペットに対して寛大な気持ちを持って、罰を与えないでください。その代わり、うまくトイレを使えたら、褒めてあげましょう。

運動習慣を作りましょう
健康を維持するためには、定期的な運動が必要です。夕方の長い散歩、物を投げて取ってくるゲームや、おもちゃのネズミを追いかけるゲームを毎日実施するなど、ペットの運動を習慣にしましょう。さらには、バランスの取れた、栄養価の高い食事を与えることで、これから先何年にも渡って、ペットの幸せや健康を維持することができます。

質の高いペットフードを購入しましょう
適切な、バランスの取れた食事を与えることは、これから先何年にも渡って、ペットの幸せや健康を維持するために必要です。20年以上獣医師経験を持つローリー・ハストン先生は、犬や猫のライフステージによって栄養ニーズは様々だと言います。「たとえば、子犬や子猫の栄養ニーズと、成犬や成猫のニーズは大きく異なります。さらに高齢化すると、栄養ニーズがまた変わってきます」と語っています。皆様のペットの具体的なライフステージやライフスタイルに最も適した食事については、動物病院で相談しましょう。

犬猫用のおもちゃやその他必要品を購入しましょう
犬は、何かを噛みたいという本能を持っており、猫は探検したり、引っ掻くのが大好きです。噛んでも良いような犬用おもちゃや、猫用爪とぎを用意しておくことで、家具、靴や鞄に被害が及ばないようにしましょう。その他犬猫用のアイテムには、寝具、食事用・水用ボウル、リードや首輪も含まれます。猫は、猫用トイレも複数必要になるかもしれません。又、犬猫用のグルーミング・グッズや、シャンプーなども忘れないようにしてください。

Contributor Bio

高橋智司

高橋智司

編集責任者: 高橋智司
アソシエイト ディレクター  獣医師
プロフェッショナル獣医学術部
日本ヒルズ・コルゲート株式会社

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