子犬のトイレのトレーニング

執筆: 入交眞巳
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トイプードル、チワワ、ダックスフントなどの賢くてかわいい人気犬種はおうちの中で一緒に暮らし、トイレもおうちの中でするようにしつけたいご家庭が多いのではないでしょうか?今回は子犬の時からできるおうちでのトイレのトレーニング方法をご紹介します。

子犬トイレトレーニング

 

図のように設置したサークルの中にいれば、子犬はベッドで寝て、おきて排泄するときはトイレシーツの上で排泄することになり、排泄をしながら足の裏の感覚で、「この素材の上でトイレするのだな」と覚えていきます。サークルの中で退屈してトイレシーツで遊んでしまわないように、噛んでもよいおもちゃを中にいっしょに入れてあげましょう。

子犬は膀胱が小さいですから、遊んでいるときは頻繁に排泄してしまいます。30分遊んだら、トイレに連れて行き、排泄を促してあげましょう。「ワンツー・ワンツー」と排泄をしている間声をかけてあげて、排泄ができたら、小さく切ったおやつをあげてほめてあげましょう。

ワンツーと声をかけられながら排泄をするとおやつがもらえてほめられる、と学習させると犬は喜んでトイレに行き、排泄をしてくれるようになるし、ワンツーと声をかけることで、ワンツーの号令をかけるとトイレをしてくれるので、旅先でも飼い主が排泄させたい時にその場所で排泄をしてくれるようになります。

もし子犬がトイレ以外のところで失敗して粗相をしてしまっても、絶対に叱らないでください。鼻を排泄物に押し付けられて「だめ」といわれてしかられても、子犬はなぜ叱られているのか実は理解できません。排泄の失敗があったらそれは監視していなかった飼い主が実は悪いのです。家に来たばかりの子犬はまだトイレがどこで、何かを理解していないので、寝床以外はすべてトイレと思ってしまっています。だからこそ子犬を100%見ていてあげられないときは必ずサークルに入れておき、失敗をさせないようにしましょう。

子犬のトイレトレーニングは人と同じです。何回もトイレに連れて行って、正しいトイレ行動を教えてほめることです。そして、子犬を監視していられないときは、人だとおしめをつけておきますが、犬の場合はサークルに入れて自然にトイレシーツの上に排泄するような環境に入れておいてあげると、正しくトイレを覚えていきます。

 

執筆者のプロフィール

Bunshin Shimami veterinarian

入交眞巳

日本獣医生命科学大学卒業、獣医師

アメリカの大学院に留学し、動物行動学の研修医を経て現在米国獣医行動学専門医。

専門は人と共に暮らす動物の気持ちを読み、人と動物の関係をストレスのない状態にすること。より幸せな共生を目指しています。どうぶつの総合病院、行動治療科主任。日本ヒルズ・コルゲート(株)学術アドバイザー

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