【動物病院・専門店限定】独自の研究を重ねた果物や野菜、ビタミン等のブレンド「エイジングケアテクノロジー」が、脳の健康を維持し、毎日の活力をサポート
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ヒトにとって手足が大切なように、猫にとっても手足(ポー:犬猫などのかぎ爪のある動物の足)はとても大切な部位です。とくに足裏にある「肉球」はクッションのような役割を果たし、歩行やジャンプ時の衝撃を和らげる重要なパーツです。しかし、この肉球は乾燥しやすく、ひび割れなどのトラブルが起きやすいため、日常的なケアが欠かせません。なお、ワセリンやヒト用のハンドクリームなどを使ったケアは、猫が舐めてしまった際に健康へ悪影響を及ぼす可能性があるため、使用は避けるべきです。
ここでは、猫の足・肉球ケアの正しい方法をわかりやすくご紹介します。
猫が足をどのように使っているか、少し考えてみましょう。猫は汚れた場所(トイレを含む)を歩き回りますし、猫にとっては刺激が強い洗剤の上を歩くこともあるかもしれません。リードを付けて外に出すことがあれば、ザラザラしていたりゴツゴツしているような地面を歩き回ったり、とげやその他の鋭利なものを踏んでしまったり、気候によっては熱かったり冷たかったりするところを歩くことがあるかもしれません。寒冷地や降雪地域で家の外を出歩く機会がある猫の場合は、凍結防止剤や滑り止めとして使用される物質(濃度の濃い塩等)を踏んでしまうなんてことも考えられます。これらの物質は猫にとって有害となる可能性もあります。
きれい好きな猫の習性として、自分の足を舐めてきれいにしますが、この時にその足に付いている有害物質を口にしてしまうことがあります。日々のケアの中に、"足をチェックして、清潔にしておく"ことを加えて習慣にしてしまえば、このような何か有害なものを口にしてしまう可能性も低くなりますし、それ以外にも、乾燥によるひび割れや切り傷、その他の怪我が膿んだりしてひどくなってしまう前に手当てをすることもできます。
子猫は生後1年以内にワクチン接種のために複数回の通院が必要になる場合があります。成猫は一般的に年に1回の検診が効果的ですが、高齢猫や特別なケアが必要な猫はより頻繁な検診が必要になる場合があります。
習慣的に猫の足をチェックすることは、清潔に保つことで足の健康維持に役立つことに加えて、全身を何となく見ただけでは気づかない、何かしらの徴候を発見することにもつながります。足を引きずっていたり、いずれかの足をかばって体重をかけていない様子に気づいたときは、足に何かがくっついているか、何らかの怪我をしている可能性があります。猫は痛みを隠すのが得意 ですから、よくよく細かく観察しないと見逃してしまうことがあることを覚えておきましょう。また、猫が怪我をしているときは、よく調べようとして押さえたり手足を持ったり等をすると嫌がりますし、普段どんなにおとなしい子でもしつこくすると怒り出すこともありますから注意しましょう。足をチェックするときは、猫が不快に感じないように無理せず自然な体勢で落ち着いて行うようにしましょう。
猫が足に触られることに慣れていない場合は、まずは慣れてもらうことから始めましょう。Cuteness*¹ では、猫を抱っこしたりなでたりしているときに、足をもみもみとマッサージすることを習慣にするよう勧めています。これは、猫が足に触られることに慣れるのに役立ちますし、指や肉球の間にゴミ等が挟まっていることを発見することにも役立ちます。
猫が足を触られることに慣れてきたら、毎日必ず、(猫が外に出る場合は)特に猫が外回りから戻った後には、足を調べるようにしましょう。引っかき傷、痛がる所、異物がないかよく調べてください、とケンタッキー州レキシントンのアニマル・ケア・クリニック*² は言います。猫の足に何かの異常を見つけたら、動物病院を受診しましょう。
チェックの前または後に柔らかい布やペット用のウェットティッシュ等を使って、猫の小さな肉球のすべてをその周囲も含めて拭き、趾(ユビ)の間も拭きましょう。これで、趾に付いたゴミ、トイレの砂、化学物質、異物などを取り除くことができます。
猫の爪を切る のは、ペット用の爪切りを使いましょう。ピンク色の痛みを感じる部分(爪の敏感な神経と血管が含まれている部分)を避けるように注意しながら、伸びて尖った爪の先端を切るようにしてください。
誤って少し深く切ってしまい出血してしまったら、止血パウダーを少し指にとり、爪に押し付けて出血を止めるようにしてください。止血パウダーはペットショップ等で購入することができます。もし止血パウダーが手元に無い場合は、小麦粉かコーンスターチで代用できます。出血しても大抵数分で止まるのが普通ですが、止まりにくいようなことがあれば動物病院に相談しましょう。
猫の肉球も乾燥して炎症やひび割れを起こしてしまうことがあります。乾燥を防ぐ日々の肉球ケアには、以下を使うのがお勧めです。
クリームタイプやジェルタイプなど様々なものがありますが、塗りすぎると余計に猫が気にして舐めてしまったり、猫が滑ってしまったり、床に跡がついてしまうことがあるので注意しましょう。成分が気になるときには、獣医師に相談してみましょう。
なお、肉球の乾燥を防ぐために以下のようなものを利用することは避けましょう。
人にとっては心地よい香りだったり良い成分だったりしても、猫にとっては刺激が強すぎたり、有害となる可能性のある成分が含まれている場合もあります。
もちろん、猫の安全面を考えたら外に出さないことが一番です。ずっと室内にいれば、怪我をしたり、極端に熱いところや冷たいところに触れたり、危険な化学物質に触れたりする可能性は低くなります。またCutenessは、冬の乾燥は猫の足を乾燥させてしまうことがあるので、寒い時期には加湿器の使用を検討しましょう、と勧めています。さらに、猫の爪のケアには、爪とぎ(ポールやポストなど)の設置が欠かせません。古い爪を取って新しい爪を出すという、爪を常に良好な状態に保っておくことだけではなく、猫本来の要求(マーキング、リラックス等)を満たすためにも大いに役立ちます。お家のカーペットや家具をこの"攻撃"から守るためには、それよりも猫が好むタイプの爪とぎを準備してあげるのが良いでしょう。
猫の健康管理には気を遣っていても、猫の足の裏まではつい見過ごしてしまいがちです。猫の足のチェックとケアを毎日の習慣にすることで、小さな異常を見逃さず大事に至らないようにしましょう。
参照先:
*1 https://www.cuteness.com/article/do-dry-pads-cats-feet/
*2 https://lexingtonveterinarian.com/2014/02/15/fayette-county-vet-cat-paw-care/
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