子猫を飼うために必要なこと・飼う時期について

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ペットに最適なフードを見つけましょう。

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子猫を飼う3つの方法

子猫を飼う方法はいくつかあるのですが、この記事では3つを紹介します。まずは一般的な方法としてペットショップから飼う方法があります。メリットとしては気軽に立ち寄れ相談できるところです。お店にいる子猫を抱かせてもらうこともできます。子猫を飼うのが初心者でも店員さんに色々相談し必要なグッズも手に入ります。2つ目はブリーダーから飼う方法です。もし血統書付きの猫や珍しい種類の子猫を受け入れたいのであればブリーダーさんを見つけて飼うことをオススメします。最近ではブリーダーマッチングサイトもあるので探し方も簡易的になっています。最後に里親です。子猫自体にお金がかからないことがほとんどです。正し、ワクチンなどの費用の負担が必要なこともあります。

子猫を迎えるのに適した時期

子猫を飼うのに適した時期は、生後7~8週以降、それも親兄弟猫とある程度まで一緒に暮らした子猫が良いでしょう。このぐらいの週齡を目安にして、知人から譲り受けたり、ペットショップやブリーダーから購入します。

生後2~7 週頃の子猫は、自分と同じ猫の仲間との関係を通じて将来の社会関係のマナーやルールを学ぶ「社会化」の時期とされています。この時期はとても大切で、社会化期をどのように過ごすかによって、様々なものに慣れやすい、あるいは慣れにくいという性格が決まるともいわれています。

人とともに生きて行く猫は、同じ猫の仲間だけでなく、人との「社会化」を学ぶことも重要です。社会化期に、人が世話をしたり、なでたり、抱いたり、遊んであげるなど、子猫の時からたくさんのスキンシップをとるほど、子猫は人に慣れやすくなり、良い家庭猫になります。

なぜ、スキンシップなのでしょうか。子猫は母猫になめられることでリラックスし、温もりによって安心します。撫でたり、抱いたり、名前を呼んであげたり、遊んであげる・・・母猫のような気持ちで子猫と接することが健康的で優しい性格の猫を育みます。もともと猫は、新しい環境になじみにくい面があります。この時期に、できる限りたくさんの人と触れあい、人の社会にスムーズに溶け込めるようにしてあげる事が、家庭猫にとっては大切なことなのです。

子猫を飼う適した環境とは

子猫を飼う前に部屋を子猫のために整える必要があります。適した環境の作り方について説明して行きます。

整理整頓で誤飲や怪我を防ぐ

まずは整理整頓をし、床などに散らばっている物がないようにしましょう。謝って誤飲してしまったり怪我をしてしまう場合があります。

観葉植物を確認する

部屋にある観葉植物についてもチェックしましょう。特に観葉植物がユリ科の場合は子猫にとって有毒です。もし食べてしまったりしてしまったら大変なので猫に有害な植物でないかチェックしましょう。

電気ケーブルを確認する

電気のケーブルやソケットについても注意が必要です。感電してしまうことがないように赤ちゃんが触ることを防止するグッズなども利用して対策しましょう。

子猫を飼うために必要なもの

子猫と暮らすには、さまざまな物が必要です。いざ子猫を迎えてから慌てないように、事前準備をしましょう。

 

子猫を飼う上で絶対に必要なもの

トイレ用品

子猫を飼う時にトイレ用品は必須です。適切なトイレの箱と猫砂を用意して、最初にしっかり覚えさせてしまうと後が楽です。子猫がやってきた最初の数日は、人がいる居間などにトイレを設置し、その部屋の中でだけ自由にさせます。子猫がトイレを覚えたら、トイレの箱を徐々に移動してしまっても大丈夫でしょう。

 

子猫用キャットフード

子猫には、必ず、子猫(キトン)用につくられたフードを与えましょう。子猫(キトン)用フードには、「総合栄養食」や「一般食」、「副食」などがあります。「総合栄養食」には子猫に必要な栄養素がバランスよく配合されていますので、これを子猫の食事の基本にします。 「一般食」や「副食」はあくまでもオヤツのひとつと考えてください。

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食器

子猫を飼うときに食器は、フード用とお水用の2種類が必要です。

爪とぎ器

爪とぎは、猫の本能を満たすための行動です。子猫の時から壁や柱で爪とぎをされないように、専用の爪とぎを用意しましょう。

キャリーバッグ

動物病院などに外出するときは、キャリーバッグは必需品です。子猫のうちはキャリーバッグを子猫のベッド代わりに室内に使用すると、キャリーバッグ嫌いの防止策にもなります。

お手入れ用品

子猫を飼う時点で、爪切り、猫種によってはコームやブラシなどが必要です。

子猫を飼う時にあった方がいいアイテム

ベッド

子猫はよく寝ます。子猫がくつろげる専用の寝場所を用意しましょう。通常はふわふわした暖かい素材を選びます。子猫が丸まって寝られる大きさで、外界から少し身を隠すことができるような縁や囲いがある大きさがおすすめです。

おもちゃ

おもちゃは、子猫とコミュニケーションをとるためにも、猫のストレス発散のためにも必要です。一緒に遊ぶ用と一人遊びのためのものを両方用意しましょう。

首輪

室内飼いでも、いざという時のために猫の名前と飼い主さんの名前、住所、連絡先などがわかる迷子札つきの首輪が必要です。これらを用意しておくと安心です。

 

生まれたての子猫を保護した場合

生まれたての子猫を保護したり、母猫が育てない場合には、飼い主が子猫のお母さん役としてお世話をする必要があります。母猫に温められていたのと同じ環境を作るため、子猫がはい出せないような箱を用意し、タオルなどを敷いて、直射日光の当たらない薄暗いところに置きます。温度は29~34度ぐらいに設定します。低すぎたり、熱くなりすぎたりしないようにこまめにチェックすることが必要です。人工授乳は、最初の1週間は2~4時間毎、離乳までは4~6時間毎に行うようにします。猫の母乳はヒトや牛乳の成分とは異なっているため、人用の粉ミルクや牛乳では栄養が不足します。猫用のミルクが必要です。必ず用意しましょう。排泄は食事の前後に、濡らしたガーゼなどで、子猫の肛門付近を軽く触って刺激を与え、排便や排尿を促します。生後3週目くらいまでは、子猫の排泄のケアが必要になります。

新たに子猫を迎え入れるにあたり準備やお世話の仕方を学ぶなど、やることはたくさんありますが、動物病院でワクチン接種、避妊・去勢をどうするかの確認を忘れないようにしましょう。子猫のワクチン接種の時期や種類、その重要性について解説する記事もありますので、ご覧ください。

Contributor Bio

高橋智司

高橋智司

編集責任者: 高橋智司
アソシエイト ディレクター  獣医師
プロフェッショナル獣医学術部
日本ヒルズ・コルゲート株式会社

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