
猫と子どもが仲良く暮らすためにできること
ペットに最適なフードを見つけましょう。
ペットに最適なフードを見つけましょう。
ペットに最適なフードを見つけましょう。
猫と子どもが仲良くしているのを見ると、なんだかほっこりして和みますよね。でも、実際に飼うとなるといろいろ心配になる、という方も多いのではないでしょうか。今回はお子さんがいる家庭で猫を飼う際に知っておきたいこと、そして子どもと仲良くなりやすく、飼いやすい猫についてご紹介します。
猫と子ども
一般的に猫は、素早い動きや大きな物音、突然触られたり抱かれたりすることは苦手です。これが、猫が子どものことを好きではない、といわれている理由でしょう。でも、猫の飼育経験がある方なら、猫にもいろいろと性格があることをご存知かと思います。穏やかで、友好的で、辛抱強い、といった性格の猫ちゃんであれば子どもにとってはぴったりな猫です。
猫などのペットを飼うことは、子どもの発達に良い影響をもたらします。タフツ大学のCummings School of Veterinary Medicine*¹ によると「ペットと一緒に育った子どもたちは、相手に共感する優しさをもっていたり、認知機能が発達し社会との関わりに優れるなど、感情的にバランスの取れた人間に育つことが多い」とされています。
子どもの年齢と猫の性格
お子さんのいる家庭が猫を迎え入れる際にまず考えたいのは、お子さんの年齢や猫の性格です。
お子さんがまだ就学前で幼い場合、神経質な性格の猫は合わない傾向があります。International Cat Care*² は、「非常に神経質で臆病な猫は、子どもとの生活を非常にストレスを感じるので、こういった気質の猫は避けた方がいいでしょう」と説明しています。猫はストレスを感じると、頻繁に隠れるようになり、さらにはトイレ以外の場所で排尿するなどの健康トラブルを引き起こす可能性があります。物音があまり気にならず、むしろ一緒に楽しめるような猫を選ぶようにしましょう。
一般的に3歳くらいまでは、猫を迎え入れるのに最適とは言えません。子猫なら大丈夫かも、と思う方もいるかもしれませんが、Animal Friends Connection Humane Society*³ が説明しているとおり、この年齢では、猫のことを生き物というよりもむしろぬいぐるみのような扱いをしがちです。子どもは予想外の行動をとることがあり、安全性の面も心配ですし、猫が恐怖を感じることで正常な発育に影響を及ぼしかねません。また、子猫には子猫のしつけが必要になります。
たとえ活発な成猫でも、やはり子どもの年齢が3歳に満たない場合には、理解しがたい子どもの行動に猫が耐えられないことも多くあります。子どもの年齢が4歳を超えている場合、概ね猫を受け入れるのに適している時期になります。なお、迎え入れるのに子猫や若い年齢の猫が思い浮かびやすいかもしれませんが、高齢の猫も是非選択肢に入れてください。経験豊富な高齢の猫はよきパートナーとなることも多く、温かい家族の中でうまくやっていけることでしょう。.
受け入れる際のポイント
猫を迎え入れると決めたら、準備段階から子どもたちにも参加してもらいましょう。地域の保護施設のウェブサイトやSNSなど一緒に見たり、必要な準備などをリストアップします。そして、家族みんなで動物保護施設を訪ねてください。子どもたちと猫が、お互いにどんな反応をするかをよく観察してください。
保護施設では気になった猫について、スタッフにたくさん質問しましょう。たとえば以下のような内容を確認しておくとよい判断の材料になります。
- この猫は人に慣れていますか?
- この猫は社交的ですか?それとも孤独を好みますか?
- この猫は子どもと接したことがありますか?
- この猫は攻撃的、あるいは怖がりな様子がありますか?
ご自身の家族の具体的な様子(静かで落ち着いている、わさわさしてにぎやか、またはその中間くらいなど)を伝えてください。それによって保護施設のスタッフはお家にぴったりな猫を探すお手伝いができます。
また、保護施設のスタッフにも多くの質問をされることになります。スタッフは実際に猫の世話をしており、引き取られる環境が猫にマッチしているのか確認するためです。「今回は合わなかった」という理由で保護施設に返却されるようなことをできるだけ避けたいと考えるのは当然でしょう。
子どもと仲良くなれる猫種
お子さんがいる家庭でも飼いやすい人懐こい猫種をご紹介します。
- アメリカンショートヘア:International Cat Associationは、アメリカンショートヘアは「どんなタイプの家庭にも最もよく合う品種のひとつ」「子どもたちとの相性抜群」と紹介しています。
- ラグドール:ラグドールはおおらかな性格の持ち主であることが知られており、人のことが好きで、子どものいる家庭にもよく馴染みます。マイペースで穏やか、頭もよいので環境の変化にもうまく順応できます。
- バーマン:非常に穏やかで友好的な猫種です。Cat Fanciers' Associationは、「バーマンは辛抱強く、寛容で落ち着いた性格で、子どもや他のペットがいる家庭にも迎え入れやすい」と説明しています。加えて、バーマンの鳴き声は柔らかく静かなことで知られています。
一般的に知られている品種に基づく気質を簡単にご紹介しました。とはいっても、猫の個性はそれぞれです。こういった品種の猫ではなくても、可愛くて相性ピッタリな猫は必ずいます。保護施設ではたくさんの猫が新しいお家を待っています。運命の出会いを見つけてくださいね。
猫を迎え入れる準備
ここまで、子どもとうまくいきやすい子どもの年齢や、猫の性格や品種についてご紹介してきました。迎え入れると決めたらその準備を始めましょう。なによりもまず、子どもたちに安全に猫と接する方法を教えることが非常に重要です。優しく触ることなどの扱い方のほか、かまいすぎないように注意して、新しい環境に慣れるまでそっとしておいてあげるようにしましょう。猫にも性格があるので、あまりにおどおどして緊張しているようなら隠れられる場所を含む十分なスペースを準備してあげて下さい。徐々に環境に慣れていけるよう、工夫してくださいね。
環境の変化は猫にとって大きな負担です。ときには迎え入れた後に下痢や嘔吐、排尿のトラブルがおきることもあります。迎え入れる前に、近隣の動物病院を調べておき、いざというときにすぐに行けるようにしておきましょう。
猫にも人間と同様に性格もそれぞれです。しっかり準備を整えて、運命の出会いを見逃さないでくださいね。
参照先:
*1 https://www.tuftscatnip.com/catownership/the-strength-of-the-human-animal-bond/
*2 https://icatcare.org/advice/introducing-cats-and-children/
*3 https://animalfriendsconnect.org/guidelines-adopting-young-children-family/
Contributor Bio

クリスティーン・オブライエン
クリスティーン・オブライエンは、ライターであり母であり、ロシアン・ブルー2頭と暮らす長年の愛猫家でもあります。Care.com、What to Expect、Fit Pregnancyでも、ペット、妊娠そして家庭生活について記事を書いています。InstagramとTwitter(@brovelliobrien)でも彼女をフォローすることができます。