猫のくしゃみの原因とは?連続するくしゃみの対処法と病気の可能性

執筆: クリスティーン・オブライエン
所要時間:3分

※参照リンク先は英語になります。

ティッシュを取って!

お家のねこちゃんのくしゃみ、いつもよりなんだか多いなぁと感じることはありませんか?猫のくしゃみは珍しいことではありません。とはいうもののひっきりなしだったり、普段より多かったりするときには、動物病院で 獣医さんに診察してもらったほうがいいでしょう。

くしゃみの理由

多くの場合、猫がくしゃみをする理由は人間とほぼ同じです。ほこりやタバコの煙のような空気中を漂う刺激物が、引き金になります。あるいは猫自身の毛が原因、という場合もあります。

でも、くしゃみが続くときは、なにか深刻な理由が潜んでいるかもしれません。くしゃみのよくある原因を見ていきましょう。

1.刺激物

一見無害に思える刺激物がくしゃみを引き起こすことがあります。たとえば料理に使う強いスパイス(コショウとシナモンは一般に刺激が強いとされています)は、キッチンに様子を伺いに来た猫の敏感な嗅覚を刺激するかもしれません。同じことは酢や漂白剤などの家庭用洗剤にもいえます。それらは人間だけでなく、動物にも刺激を与えることがあります。アロマセラピーなどに使われる、エッセンシャルオイルにも気をつけてください。人間には良い香りでも、猫の鋭い嗅覚には強い刺激になるかもしれないからです。

Black cat sniffing bowls of spices on table.

2.異物

好奇心旺盛な猫は、鼻先をいろいろな物にくっつけます。それで、刈り取られた芝生や花粉を知らず知らずのうちに家の中に持ち込んでいるかもしれません。また、それらは猫の鼻の穴を詰まらせてしまうことがあります。異物が詰まってしまって、くしゃみをしても出てこないときは、無理に自分で取り出そうとせず、すぐに獣医師に連絡して、プロの手で取ってもらいましょう。

3.歯の病気

猫に歯の病気があるとき、もっとも多くみられる症状は実はくしゃみと鼻水です。Pet Health Networkによれば、「猫の歯の感染症は、細菌を副鼻腔に定着させて、炎症とくしゃみを引き起こすことがあります」とのことです。治療しないまま放置していると、細菌が体の別の場所に移動してしまうかもしれません。

4.ウイルスなど

猫ヘルペスウイルス1型、猫カリシウイルス、細菌やクラミジアによるものが一般的ですが、まれに真菌(クリプトコッカス等)も猫の上部気道炎を引き起こします。

5.呼吸器感染症

獣医師のアーノルド・プロットニックはPetchaで、猫がアレルギーでくしゃみをするのは珍しいと語っています。猫がくしゃみをしたときは、むしろ上部気道感染症が疑われます。「ほとんどの猫は子猫のうちに上部気道ウイルスにさらされて、そのウイルスをずっと持つ慢性的キャリアになっています。ストレスを受けたり、免疫抑制状態になったりすると、ウイルスが勢いを得て臨床症状を引き起こされます」とのことです。この種の感染症は猫から猫にうつるもので、人から猫にうつるものではありません。

注意するべきこと

くしゃみが多くないか注意することに加えて、鼻水にも気を付けておく必要があります。「くしゃみと鼻水は同時に起こることもあれば別々に現れることもあります。それらは鼻腔と副鼻腔の問題のどちらか、または両方と関係しています」「時々くしゃみをするのは問題ないのですが、繰り返されるひどいくしゃみは鼻腔の炎症を示唆しています」と、VCA動物病院は、説明しています。くしゃみと鼻水に加えて、目やに、食欲不振、元気消失、咳などの症状がみられるときは、何らかの感染症があるのかもしれません。

改善する方法

猫が頻繁にくしゃみをするときは、まず、自身で取り除くことのできる環境原因がないかを確認してみてください。たとえば、料理中はおもちゃで猫の気を引いて、キッチンのそばには来ないようにする、原因になるかもしれない洗剤の使用をやめる、部屋の中のチリやホコリ、花粉などを減らすために頻繁に掃除機をかけるなどです。

それでも、くしゃみが自然に治まらなかったり、別の症状がみられたりするときは、すぐに獣医師に診せて確認してもらいましょう。獣医師は一連の診察と検査をすることで、何が問題を引き起こしているのかを明らかにしてくれるはずです。

飼い主にとって、愛猫の健康は一番の優先事項です。今後も長く猫ちゃんがベストな体調を保てるように、獣医師による定期健診を受けましょう。

筆者紹介

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クリスティーン・オブライエン

クリスティーン・オブライエンは、ライターであり母であり、家の中を取り仕切るロシアン・ブルー2頭と暮らす長年の愛猫家でもあります。Care.com、What to Expect、Fit Pregnancyでも、ペット、妊娠そして家庭生活について記事を書いています。InstagramとTwitter(@brovelliobrien)でも彼女をフォローすることができます。

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