ペットに最適なフードを見つけましょう。
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※参照リンク先は英語になります。
猫は水嫌い、と昔から言われていますが、本当にそうでしょうか。仮にそうだとしても、ではなぜ猫はそんなに水を嫌うのでしょう。多くの猫が水を嫌う理由を理解するためには、まず事実とフィクションを区別しなければなりません。なぜなら、すべての猫がシャワーを嫌うわけではありませんし、泳ぐのが大好きな品種もいます。
猫と水:微妙な関係
多くの猫は水をひどく嫌がりますが、専門家でもその本当の理由は分かっていません。
カナダ獣医師会(CVMA)は、「水を嫌う理由の一つは、猫のルーツは乾燥した砂漠地帯で、その独特な気候の中で進化してきたことと関係があるかもしれません。猫たちは、その歴史が始まってから長い間、川や湖や雨を経験することがなかったため、別の場所で進化してきた動物種ほど水に慣れていないのです」という説を提唱しています。水に入ってはしゃぐのが大好きで、時には水の中で作業するように訓練されることもある犬と違って、ほとんどの猫は濡れるのが好きではありません。
もう一つの理由は、猫が被毛の手入れに関してこだわりが強いことと関係しています。私達でも傘を持たずに雨に降られたら、髪や衣服がびしょびしょに濡れてしまいとてもそのままでいられないことは容易に想像がつくと思いますが、それは猫にとっても全く受け入れられない状況なのです。濡れた被毛は猫の気を滅入らせて不快にさせますし、乾くまで長い時間かかることもあります。CVMAによると、きれい好きでお手入れを怠らない猫は、起きている時間の約3分の1を毛づくろいに費やします。被毛がびしょびしょに濡れてしまうと、そんな彼らのルーティーンがとてもやっかいなものになってしまいます。
猫のシャンプーについて
猫が水を嫌うわけについて、Petfulは「猫は匂いにも敏感なので、水道水に含まれる化学物質のにおいが嫌なのかもしれません」という別の考えを示しています。さらに、シャンプーの香りは猫にとってあまり馴染みのないものなので、より一層刺激が強くなってしまうのかもしれません。
でも、必要な状況であれば、猫のシャンプーを頑張ってみてください。正しい道具と技術があれば、できないことではありません。用意するものは、タオル、ビニール手袋、肌に優しいシャンプー、そしてシャンプー後のごほうびです。でも一番助けになるのは、あなたと猫ちゃんに辛抱強く付き合ってくれる、信頼できる友人や家族のサポートです。猫は念入りに、かつ上手に毛づくろいをするので、シャンプーが頻繁に必要になることはないかもしれませんが、汚れたり、臭くなってしまったときに備えて、知っておくと便利なヒントとコツがあります。
流れ落ちる水を追いかける
濡れるのは嫌いなくせに、水で遊ぶのは嫌いではありません。みなさんはおそらくお気付きでしょう。バスルームの蛇口からしたたり落ちる水をピチャピチャなめる、ペットファウンテン(猫がもっと水を飲む必要があるときに役立つ給水器)から水を飲む、流れるシャワーの中に前足を突っ込もうとするなどは、どれも猫が流れる水を楽しんで遊んでいる証拠です(自分がびしょ濡れにならない限り、ですが)。
専門家は、猫が静水(バスタブなど)よりも流水(キッチンシンクなど)を好むのは、遊び心をくすぐられるかどうかと関係があると理論づけています。Animal Planetは、したたり落ちる水は「猫を引きつける磁石」だと言っていますが、未だ科学的な理由は解明されていないようです。猫は、水たまりのような静水よりも流水の方が新鮮で、飲むのに安全だということを本能的に知っている、という可能性もあります。
泳ぐ猫もいる
ほとんどの飼い猫は水を嫌いますが、虎のような野生のネコ科動物は、涼んだり獲物を狩ったりするために喜んで水を利用します。飼い猫でも、メインクーン、ベンガル、アビシニアンなどの品種は水が大好きで、時にはプールで泳ぐのを楽しむこともあります。
泳ぎが得意なことで一番有名な猫はターキッシュ・バンという珍しい品種で、「スイミングキャット」というあだ名が付けられています。 国際猫連盟によると、この猫は「カシミヤのような独特の質感の被毛を持っていて、この防水性能のある被毛のおかげで水泳やその他の水遊びを楽しむことができる」そうです。この自前のウェットスーツを持つターキッシュ・バンは、きっと好きなだけ泳ぎまわることができるのでしょう。
猫が水を嫌うわけが分かりましたか?あなたのお家の猫ちゃんはどうでしょう。我が家に猫ちゃん迎え入れたら、その子の好みはすぐに分かりますし、水をつかって楽しく(もしかしたらバシャバシャと)遊べるゲームが見つかるかもしれませんね。
筆者紹介

クリスティーン・オブライエン
クリスティーン・オブライエンは、ライターであり母であり、家の中を取り仕切るロシアン・ブルー2頭と暮らす長年の愛猫家でもあります。Care.com、What to Expect、Fit Pregnancyでも、ペット、妊娠そして家庭生活について記事を書いています。InstagramとTwitter(@brovelliobrien)でも彼女をフォローすることができます。