子犬の歯の生え変わり時期に役立つヒント

執筆: ケイティ・フィンレイ
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子犬を育てることは、"かわいい"と思う気持ちだけでできるものではなく、多くの時間と労力、そして覚悟が必要です。ときには、気分的に参ってしまうこともあるかもしれませんね。特に歯の生え変わりの時期には子犬が口に違和感を覚えるらしく、甘噛みやいたずらなどの問題が増えることもあります。

子犬がたどる成長段階によって、飼い主を悩ませる心配事はさまざまです。動物病院に寄せられる質問の中で特に多い悩みの一つが、子犬の歯の生え変わりをケアする方法です。

乳歯はいつ抜ける?

人と同じく、犬にも乳歯と永久歯があり、成長段階で生え変わります。子犬は生後4カ月ころから乳歯が抜け始め、1歳ころまでに永久歯に生え変わります。正しいデンタルケアで健康寿命にもかかわる大切な歯をきれいに保ちましょう。生え変わりの時期は子どもと同じように子犬もむずがゆさを感じらしく、ものを噛みたがるようになります。甘噛みやいたずらが増えて、子犬から今まで以上に目が離せなくなり、悩むことも多くなるかもしれません。

噛むおもちゃを与える

子犬はいろいろなものを噛みたがるうえ、歯の生え変わりの時期にはちょうど力も強くなるので、破壊行動のような問題が起きるかもしれません。特に退屈しているときには、テーブルや椅子、靴など口の届くところにあるものに目をつけてかじってしまうことあり、誤飲の事故も心配です。子犬や家具を守るためにも、口の中のムズムズした違和感を自然に解消できる噛むおもちゃを与えることがとても大切です。弾力のあるゴム製、丈夫なナイロン製、割れにくい木製などのおもちゃがおすすめです。安全で長持ちするおもちゃを選びましょう。Yellow puppy lab chewing on a small toy soccer ball

大きな犬歯が歯茎を破って出てくるとき、子犬は少し痛みを感じる可能性もあります。お気に入りの噛むおもちゃを冷蔵庫で冷やしてから与えると、冷感が痛みをやわらげてくれるかもしれません。子犬が嫌がらなければ、氷で歯茎を冷やしてあげるのも一案です。

噛むおもちゃを用意したら、子犬が好きなときにいつでも噛めるように置いておくことが重要です。噛み心地の異なる素材のおもちゃを複数用意しておくのも良い方法です。大切なものをかじって破壊されることも防いでくれるでしょう。子犬の時期に限りませんが、おもちゃやガムを与えるときは、破片を飲み込んでのどに詰まらせないように見守ること。犬のひとり遊び用に推奨されている丈夫な知育玩具を使ったほうが安心です。

ペットゲートで安全管理

好奇心旺盛で冒険好きな子犬の場合、飼い主が目を離すときにはサークルに入れて安全を確保することが重要です。もしくは家の中で噛まれやすいものがあるところをペットゲートやベビーゲートで仕切っておけば、子犬がけがをする心配がなく、安心して過ごせるでしょう。家庭や住環境に合わせた方法を選んでください。犬の噛みたい欲求を満たすことも大切なので、噛むためのおもちゃを取り上げてしまうのやめましょう。子犬対策のヒント にはさまざまな情報が掲載されているので参考にしてください。

栄養と歯磨き習慣

歯の生え変わりの時期には、十分な栄養 を与えることも大切です。特別に配慮が必要な病気などがない限り、バランスの取れた健康的な総合栄養食を食べていればサプリメントは不要です。気になることがあれば、動物病院にフードが合っているかどうかを聞いてみましょう。また、ネット新聞のハフィントン・ポスト によると、3歳以上の犬のほとんどにはなんらかの歯科疾患があり、動物病院でのデンタルケアを必要とする状態になっています。予防するためには子犬のころからデンタルケアを始めることが大切です。歯磨き、正しい食事、そして安全な噛むおもちゃは、歯の生え変わりを助けるだけでなく、生涯にわたって永久歯の健康を守ってくれるでしょう。

子犬の歯の生え変わりに悩まされる飼い主がいる一方、抜けた歯が落ちているのを見つけるまで気づかない飼い主もたくさんいます。この時期の子犬の変化には個体差もあるからです。子犬を部屋に出すときには飼い主が見守り、噛むおもちゃを与え、歯磨きを日課にすれば、子犬は歯の生え変わりの時期を安全かつ快適に過ごしてくれるでしょう。大切なものを傷つけられる心配も少なくなります。健康な子犬は自然に乳歯から永久歯に生え変わりますが、乳歯が残ったり永久歯が生えなかったりすることもあります。歯の状態をチェックして、気になることがあれば動物病院を受診してください。子犬の時期はあっと言う間に過ぎ去る楽しい時間です。甘噛みやいたずらに悩むよりも、子犬が気に入る噛むおもちゃやガムを探して楽しみながら乗り越えましょう。

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筆者紹介

ケイティ・フィンレイ
カリフォルニア州ロサンゼルス在住のドッグトレーナー兼ライター。6年以上前から犬とその飼い主に、直接会って、または記事を通じて働きかけています。

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