子どもが「子犬を飼いたい」と言ったらどうする?

執筆: エリン・オリラ
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子どもは成長するにつれて「犬を飼いたい」と言うようになります。クリスマスや誕生日が来るたび、テストでいい成績を取るたびに、「犬がほしい」とねだられている家庭は珍しくありません。子どもにとって犬はあきらめられない夢なのでしょう。かなえてあげたいと思っても、現実的なことを考えて迷う保護者もいるはず。ペットを家族に迎えるのは素晴らしいことではありますが、世話に時間や手間がかかります。それをクリアしたとしても、飼うことを考えたらいろいろな疑問が湧いてきますよね。犬を飼い始める最適な年齢は? 子どもは世話に責任を持てる? もしまだ犬を迎えるべきでなければ、時期を待つように説得する方法は? 家族の迷いは尽きないのではないでしょうか。

こうした疑問についてじっくり考えることが大切です。もし子犬を迎えたら十数年を共に生活することになるので、事前にしっかり検討しましょう。犬を飼うということは家族の人生と犬の一生に関わる重大な決断。責任を持って終生飼育できるかどうか見極めもせずに犬を迎えるべきではありません。

じっくり時間をかけて検討する

もし子どもが誕生日やクリスマスなど、特別な日に子犬がほしいとリクエストした場合、「ペットはプレゼントであげるものではない」と教えましょう。動物を家族に迎えるとライフスタイルはがらりと変わるうえ、ペットはぬいぐるみやおもちゃと違って気軽に扱えません。動物を飼うことに伴う多くの責任について子どもに説明し、生き物をプレゼントにするのは適切ではないとはっきり伝えましょう。

この話し合いによって、子どもにペットの世話をする準備ができているか判断する時間が生まれ、子ども自身もじっくり考えることができます。たとえば子どもに、ペットがほしい理由を3つと、手伝える世話を3つリストアップさせるのも良い方法です。

キャバリアキングチャールズの子犬を外で歩くピンクのズボンの少女

犬を飼うのに最適な子どもの年齢は?

動物を家族に迎える場合、最適な子どもの年齢は特にありません。ペットを飼うことに対する子どもの反応もそれぞれですし、家族に迎えられる犬の反応もそれぞれで、各家庭の状況も一様ではありません。もともとペットのいる家庭に生まれる子どももいれば、10代になって初めて動物を飼う子どももいます。

当たり前のようですが、子どもの年齢や日常の生活を見直してみると、子犬をほしがったときにどうするべきか判断しやすくなります。まず、子どもの年齢について考えましょう。幼児はペットの世話ができませんが、新しい犬の友達と楽しい触れ合いができるかもしれません。中学生になれば世話ができるようになり、いろいろな方法で犬のケアに関われるでしょう。ただしペットがおもちゃではなく、おもちゃのように扱ってもいけないと理解していることが前提です。犬を迎える時期としては適していますが、勉強や部活で家にいない時間が多い場合は責任を持って面倒を見るのが難しくなります。

小さい子どもでも保護者が付き添えば、毎日の食事を手伝わせることができるでしょう。小学生以上であれば散歩や庭での遊び相手など、子犬のエネルギーを発散させるのに向いているかもしれません。また、どんな年齢の子どもも、保護者と一緒に子犬のトイレトレーニングの手伝いをすることができるでしょう。

子どもに犬を飼う準備ができているか判断するには、ちょっとしたテストをするといいでしょう。犬を飼いたい理由と自分ができる世話を書かせたうえで、犬の世話と似たような雑用を2、3週間行わせ、どれくらいちゃんと責任を持って実行できるか見るのです。たとえば植物への水やり(犬への水やりと似ている)や、自分のおもちゃの片づけ(犬のウンチの片づけや、犬のおもちゃの片づけと似ている)などがおすすめ。子どもがこれらの新しい役割をちゃんとやりとげることができたら、犬の世話も責任を持ってできるサインといえるかもしれませんね。

最後に、子犬を探すだけでなく、成犬を家族に迎えることを検討するのも重要です。子どもは子犬でも成犬でもどんな犬であっても、きっと新しく犬を飼うこと自体に大喜びするでしょう。成犬の検討をすすめる理由は、一般的に子犬はより世話に手がかかるからです。子犬は子どもと同じように、保護者や多くの人の手を借りて世界について学びながら成長します。もし子犬を迎えたら、保護者は子どもと子犬両方の親になる覚悟が必要になるわけです。

ペットを飼えないことを子どもに話す場合

家族全員が動物好きでも、子どもの年齢などが理由でまだペットを飼えないと判断する場合もあるでしょう。適切な時期でないと判断する理由はさまざまですが、率直にわかりやすく子どもに説明してくださいね。たとえば掃除や片づけが苦手な子どもには、「毎日の犬の世話はもっと大変だから」と話して、まだ飼えないことを伝えましょう。この説明には、子どもが責任ある行動をとれるよう改善のチャンスを与える意味もあります。犬を飼いたい一心で掃除や片づけをがんばれるようなら、考え直してもいいかもしれません。

ライフスタイルの状況によっては、ペットを迎えるべきでない場合もあります。犬が快適に過ごせるだけのスペースがない場合や、仕事や学校、趣味の活動などで家族が留守にすることが多い場合は、犬を迎えるべき時期とは言えません。子どもに犬を飼いたいとおねだりされたときに事情をしっかり説明すれば、家族がむやみに反対しているわけではないと理解してくれるでしょう。

ペットを飼うことは大きな決断です。犬を迎えるにしても迎えないにしても、家族が判断した理由を率直に子どもに話すようにしましょう。

Contributor Bio

筆者紹介

エリン・オリラ

メッセージが持つ言葉の力は受け手に伝わり、時に大きな変化をもたらしうると信じるライター。インターネット、出版物と活動の場は広く、執筆内容はインタビュー、代筆、ブログ、独創的なノンフィクションなど、多岐にわたります。SEO(検索エンジン最適化)、ソーシャルメディア全般にも詳しく、フェアフィールド大学でクリエイティブ・ライティングのMFA(美術学修士)を取得しています。ツイッターは@ReinventingErin。さらに詳しい情報は彼女のホームページ、http://erinollila.comで入手可能です。

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