
猫の発情期はいつ始まり、いつ終わる?期間や周期を徹底解説
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猫の発情期は、猫の飼い主であるならば避けては通れないものですが、様々な疑問や悩みの種となることがよくあります。猫の発情期は性成熟に伴い訪れるものですが、具体的な発情期間、いつまで続くのか、そして発情の影響でどのような行動変化が猫に見られるのかなど、様々な疑問について解説します。
猫の発情期はいつ始まるのか
猫の発情期がいつ始まるかには個体差がありますが、一般的には性成熟を迎える生後6か月頃とされています。ただし、早い場合は生後4か月で発情することもあります。
猫の発情時期はいつか
猫が発情する時期は、通常、春と秋に集中しています。これは、自然界の繁殖行動が活発化する時期で、猫もそれに影響を受けます。ただし、屋内で生活する猫の場合は、一般的な発情時期からずれたタイミングで発情する場合もあります。
猫の発情期間はいつ終わるのか
発情中の猫は、生殖周期の妊娠可能な時期にいて、交尾の機会を待っています。そのため、1日で終わるというものではなく、発情の期間は2~3日という短いものから、2~3週間続くこともあります。
猫の発情周期はどのくらいか
発情期間中に妊娠に至ることができなかった猫の場合は、数週間など一定期間をおいて、発情期が再来します。
猫の発情期に見られる行動変化
発情期に入った猫には、通常とは異なる行動が見られ、これが飼い主にとってのストレスの原因となることがあります。では、どのような行動変化が発情期の猫に見られるのか見てみましょう。
発情期の行動変化1:体をこすりつけマーキングする
発情中の猫には、マーキングを目的として家具、壁、人にしきりに体をこすりつける行動が見られます。お尻をあちこちにこすりつけて、お尻としっぽを持ち上げた交尾姿勢を頻繁に見せるようになります。
発情期の行動変化2:遠吠え、尿スプレーで求愛
発情期に起こる猫の行動変化で一番問題になるのは、鳴き声と尿スプレーによる求愛です。発情中の猫は、交尾相手の雄を惹きつけようとして、大きな声で絶え間なく遠吠えをするかのように鳴きます。また、自分が雄を受け入れられる状態にあることを示すために、強い匂いのする尿を壁や家具に吹きかけます。室内飼いの猫なら、窓やドアを攻撃するほど、必死になって外に出ようとするかもしれません。
猫の発情への対処方法について
発情を抑制する効能を持つ薬剤は犬用にはありますが、猫の場合は、発情を防ぐ一番の方法は避妊処置でしょう。避妊手術を受ければ、もちろん発情しなくなりますし、縄張り意識が低くなって、尿スプレーや引っ掻くことを抑えられる可能性があります。
猫の発情期、その期間に見られる行動についてご理解いただけたでしょうか。発情した猫の行動には大きな戸惑い、ストレスを感じることもあると思いますが、大切な家族である猫の幸せ、良好な関係を維持するためには、猫の発情について理解を深め適切に対処してあげることが重要です。猫は、性成熟を終えると一生に渡って発情しますが、常に発情中ではありません。理解と忍耐で猫をサポートしてあげてください。
筆者紹介

編集責任者: 高橋智司
アソシエイト ディレクター 獣医師
プロフェッショナル獣医学術部
日本ヒルズ・コルゲート株式会社