
ペット(猫・犬)の毛を簡単に掃除する方法
ペットに最適なフードを見つけましょう。
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犬や猫を飼っていると、思いもよらない場所についてしまったペットの毛の掃除がとにかく面倒で一苦労ですよね。犬でも猫でも、抜け毛の掃除はまるで終わりのない戦いのように続きます。今回は、家中に散らばった毛を解決するための簡単なコツとヒントをいくつかお教えします。
布製家具についたペットの毛の掃除
Apartment Therapy*¹ によれば、ゴム手袋がないときは代わりに濡らしたスポンジで布製家具を軽くこすればいいそうです。
カーペットについたペットの毛の掃除
カーペットについた犬や猫の毛を掃除する場合は、ゴム製のブラシでカーペットの繊維からペットの毛を絡め取ります。ゴシゴシこすると、扱いやすい綿毛状にまとまります。Bob Vila*² によれば、ゴム製のブラシがないときは、窓拭きワイパーでも同じことができるそうです。
猫がくつろぐお気に入りスポットなど、より毛が多くついていて厄介な場所の場合には、色々な方向から何度も掃除機をかければ、深く埋もれた猫の毛を取り除きやすくすることができます。高性能掃除機に興味があれば、ペットのいる家庭用に設計されたものを探しましょう。そういった掃除機にはたいてい、カーペットに付いたペットの毛を取り除くための強力な付属品がついています。
硬い表面についたペットの毛の掃除
柔らかい布に家具用つや出し剤かほこり取りスプレーを吹きかけ、家具を拭きます。スプレーは散らばっている毛を集めるのに役立つだけでなく、静電気を減らすため、もとよりペットの毛の付着を防いでくれます。
静電気を抑えてペットの毛がくっつくのを防ぐもう一つの方法は、乾燥機用柔軟剤シートで、幅木やその他の硬い面を拭くことです。この方法は布製家具にも使えますが、このシートの影響でテカテカ光る薄い膜が残ることがあるため、必ず始めに小さな面積で試すようにしてください。掃き掃除にはマイクロファイバーのモップを使います。これは静電気を帯びる傾向があり、普通のモップよりもよく毛を引きつけて逃しません。
数年前からロボット掃除機もよく使われるようになってきました。これは硬い床面とカーペットの両方に有効ですが、従来型掃除機よりも高価な傾向にあり、しかも少量の抜け毛しか対応できません。でも自分で動くようにプログラムできるので、あなた自身の掃除時間を短縮することができます。
衣類と寝具についたペットの毛の掃除
手早く済ませたいなら、粘着ローラーで衣類や寝具をコロコロしましょう。環境に気を遣う人は、テープタイプではなく、洗って何度も使えるものを探してください。エチケットブラシのクリーナーも優れものです。布製家具には普通のコロコロよりもいいかもしれません。マスキングテープやガムテープなどの粘着面を使って厄介な毛を取ることもできます。
時間があるときや大量の毛を取り除きたいときは、衣類を乾燥機に入れて10分間回すだけ、という方法が簡単でいいでしょう。乾燥機用柔軟剤シートやドライヤーボールを一緒に入れておくと、静電気が減って、布から毛が離れやすくなります。ペットの毛はほこり取りフィルターに集められ、衣類から取り除かれます。
ペットの毛がつくのを減らす方法
定期的なブラッシングやシャンプーカットで抜け毛を取り除き、ペットの抜け毛を根本から解決しましょう。アンダーコートが厚い犬種では、ダブルコート専用のブラシやくしを使って、体から落ちる前の抜け毛を取り除きます。猫の場合は、歯の長いくしでとかしてやると、痒いところを掻いてもらっている気分になって喜んでくれるはずです。これにはヘアボールが少なくなる というおまけも付いてきます!
ブラッシング嫌いのペットには、抜け毛を取るための手袋型お手入れ用品を試してみましょう。これは手にはめて普段どおり愛犬や愛猫をなでるだけなので、ペットたちは何をされているのか気付きさえしないはずです。大型犬と中型犬は掃除機のブラシ型アタッチメントを使って、吸い込みながらブラッシングすることも可能です(もし犬がこれを我慢してくれたら、の話ですが…)。小さくて穏やかなハンディクリーナーなら小型犬や猫にも使えるかもしれませんが、吸い込み口をペットに直接当てないようにしてください。また、掃除機を怖がったり掃除機の音で不安になったりするペットにこれを試そうとしてはいけません。お利口にブラッシングできたときは、必ず健康に配慮されたトリーツのごほうびを与えて、抱きしめてあげてください。
空気中に漂うペットの毛の掃除
ペットの抜け毛による問題は、衣類や家具、調度品の表面に付くといった目に見えるものだけではありません。ペットの毛やフケは、空中に漂って、アレルギーや呼吸器疾患を悪化させることもあります。これらの除去には空気清浄機が効果的で、床や家具の上に落ちてくる毛やフケを減らすこともできます。フケ、毛、その他ペット関連のアレルゲンに特化したフィルターもあります。好ましくないペットのほこりをきちんと捉えられるように、エアコンフィルターを定期的に交換してください。
犬や猫の抜け毛は、大抵は正常な生理現象ですが、突然いつもより多く抜け始めたり部分的に禿げたりしたときは、獣医師に相談してください。過剰な抜け毛 は、ストレスまたはその他の健康問題のサインかもしれません。
ペットの毛は厄介ですし時には見苦しく見えてしまうこともありますが、ペットがくれる愛情と楽しみの対価だと思えば安いものです。
参照先:
*1 https://www.apartmenttherapy.com/how-to-remove-pet-hair-everywhere-from-furniture-floors-and-more-199660
*2 https://www.bobvila.com/articles/how-to-remove-pet-hair/
Contributor Bio

編集責任者 高橋智司
アソシエイト ディレクター 獣医師 プロフェッショナル獣医学術部 日本ヒルズ・コルゲート株式会社