盲導犬とは?盲導犬の仕事や犬種、必要な訓練

執筆: 青木 保潔
所要時間:

・盲導犬とは?
盲導犬は目の不自由な人(視覚障害者)の安全かつ、快適な歩行をサポートする為に訓練された犬です。国家公安委員会の指定法人(全国11団体)により、育成、認定されています。

・盲導犬の役割
盲導犬は道路の左端(例外的に右)を真っ直ぐ一定の速度で歩きます。
障害物を避けたり、交差点や段差で止まりながら盲導犬ユーザーの指示に従い歩行します。盲導犬ユーザーは、メンタルマップと呼ばれる目的地までの地図を頭に描きながら、歩行時に盲導犬に指示を出します。ハーネスから伝わる犬の動き、周囲の音や匂いなどの情報を判断し、盲導犬に指示を出しています。因みに信号機のある交差点も、自動車の音や人の流れを手掛かりとし盲導犬ユーザーが判断して犬に指示を出し横断します。

・盲導犬の犬種
盲導犬に向いた犬種はラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー、F1(ラブラドール×ゴールデン)等。
理由は、
1.人を誘導すること、及び電車・バス等に乗車する際のスペース等を考えた場合に適度なサイズ。
2.順応性が高く、
3.人に対する愛着があり人と一緒に何かをすることを喜ぶ。
4.見た目がやさしい

・盲導犬の訓練とは
盲導犬の訓練は1歳から2歳迄の1年間。この間に犬の基礎訓練と誘導訓練、1ヶ月間のユーザーとの共同訓練が行われます。
基礎訓練は、座れ・伏せ・待て等を英語による号令でトレーニングします。
誘導訓練は、交差点や段差で止まったり、エレベーター・エスカレーターへの誘導や、電車やバス・タクシー等の移動交通訓練、障害物や人混みを避けて歩くなどの歩行訓練が行われます。共同訓練は、盲導犬ユーザーとなる視覚障害者との実生活を通し、犬との信頼関係を築きながら、犬の飼育方法や、犬との歩行を学びます。

・盲導犬の誕生から引退
盲導犬に向いた繁殖犬から産まれた仔犬たちは生後2ヶ月までは、母犬や兄弟犬と暮らします。
その後、パピーファミリー(仔犬育成ボランティア)のもとで1歳になるまでの10ヶ月間、愛情を一杯に受けながら育てられます。人への愛情や信頼関係を育み、人間社会で生活するルールやマナーを身に付けます。
1歳になると訓練センターに戻り盲導犬になるかどうかの適性評価が行われます。
適性があると判断された犬のみが候補犬となりますが、その割合は3〜4割程度です。
適性評価で合格しない犬達は一般家庭でペットとして暮らします。
候補犬達は10ヶ月間の基礎訓練と誘導訓練を学び、終了後、いよいよ将来の飼い主(パートナー)と共同訓練に入ります。
共同訓練において所定のカリキュラムを終了し、認定審査に合格して初めて盲導犬となります。
盲導犬は10歳を過ぎると引退しますので、実働は2歳から10歳までのおよそ8年間です。
引退した盲導犬は引退犬ファミリー(引退犬飼育ボランティア)のご家庭で余生を過ごしますが、ユーザーが引き続き引退犬ファミリーとして飼育する場合や、仔犬の時に育てくれたパピーファミリーのところに引き取られ余生を過ごす場合があります。

・盲導犬との関わり方
盲導犬のシンボルはハーネスです。ハーネスが付いているイコール仕事中ですので犬を呼んだり、話しかけたり、頭を撫でる、おやつをあげる等の行為はしないで下さい。
しかし盲導犬ユーザーに何か困った様子が見られたり、交差点で信号が変わった時などのお声掛けは盲導犬ユーザーに直接話し掛けるようにしてください。

・盲導犬に対するヒルズの取り組み
日本ヒルズ・コルゲートでは、盲導犬を含む補助犬の啓発・育成のサポートを行っています。全国各地の盲導犬協会に、フードの無償提供を行っています。
⾼品質なフードを提供することで、健全な補助犬育成の⽀援を続けています。

⾼品質なフードを提供することで、健全な補助犬育成の⽀援を続けています。しかし盲導犬ユーザーに何か困った様子が見られたり、交差点で信号が変わった時などのお声掛けは盲導犬ユーザーに直接話し掛けるようにしてください。引退した盲導犬は引退犬ファミリー(引退犬飼育ボランティア)のご家庭で余生を過ごしますが、ユーザーが引き続き引退犬ファミリーとして飼育する場合や、仔犬の時に育てくれたパピーファミリーのところに引き取られ余生を過ごす場合があります。候補犬達は10ヶ月間の基礎訓練と誘導訓練を学び、終了後、いよいよ将来の飼い主(パートナー)と共同訓練に入ります。適性があると判断された犬のみが候補犬となりますが、その割合は3〜4割程度です。共同訓練は、盲導犬ユーザーとなる視覚障害者との実生活を通し、犬との信頼関係を築きながら、犬の飼育方法や、犬との歩行を学びます。4.見た目がやさしい執筆者のプロフィール

青木 保潔 & 盲導犬エマ

青木 保潔 & 盲導犬エマ

・全国補助犬ユーザー連合会 代表

・公益財団法人日本補助犬協会 理事

盲導犬ユーザーとして生活する中で、3種類の補助犬の認知度の低さを痛感していますので、『補助犬ガイド士』としてのスキルを活かして、全国補助犬ユーザー連合会の活動などを通して補助犬の普及・啓発活動を展開しています。

また、東京大学院教育学研究科付属“バリアフリー教育開発研究センター”等が開発した“OTDワークショップ”の『心のバリアフリー認定講師』として、多くの方々に“ダイバシティ―&インククルージョン”を考えていただくキッカケづくりに取り組んでいます。現在日本ヒルズ・コルゲートの社員として人とペットの共生社会の実現のため活躍しています。

関連記事

  • 災害からペットを守る。どう避難すべき?

    180680638 "大きな災害が起こった場合、私たちはどのように愛するペットを守れるでしょうか? 災害が起こる前にいろいろな状況を考えて準備をしておくことは大切です。ここでは災害に備え何ができるか考えてみました。"

関連商品