災害からペットを守る。どう避難すべき?

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ペットが迷子にならないための備えを!災害対策と避難方法を考えます

大きな災害が起こった場合、私たちはどのように愛するペットを守れるでしょうか?
災害が起こる前にいろいろな状況を考えて準備をしておくことは大切です。ここでは災害に備え何ができるか考えてみました。

  1. 一緒に避難できるの?
    現在は人が行く避難所にペットも同行避難できるようになりましたが、各自治体においてどの避難所はペットの同行が可能なのか、事前に調べておくとよいでしょう。またペットは避難所ではまずはケージに入ることになると思います。ケージに入る練習をしておくと、スムーズに避難させてあげることができます。
  2. 一緒に避難するのがベスト?
    ペットと一緒に避難することがベストではないかもしれません。お住いのマンションやお住いのエリアは災害によっては安全な場所、構造かもしれません。ハザードマップの確認、そして集合住宅の場合は、その集合住宅は災害時にどこまで安全で備えがあるか確認しましょう。もしかしたらペットと共に自宅待機のほうが安全かもしれません。
  3. 何をもっていけばいいの?
    人にも水が足りない時にペットに水が回ってくることが難しいかもしれません。そんな時、避難袋にペットのご飯として缶フードも準備しておきます。缶フードはドライと比べると多くの水分を含んでいます。ペットのためのお水が十分に確保できなくても缶フードから水分が補給できます。フードはドライを準備しがちですが、缶フードも避難袋に入れておくとよいでしょう。
    非常袋を準備しておいてもとっさに避難するときにその避難袋を持ち出すことができないかもしれません。家族やペットを安全な場所に避難した後に避難袋を持ち出しに自宅に戻ることもあるかもしれませんので、避難袋は取り出しやすい場所、取り出すのに安全な場所に保管しておきましょう。
  4. 迷子にさせない秘訣
    万が一、ペットが逃げてしまったような場合のためにペットには連絡先を記載した首輪や迷子札の装着、マイクロチップの装着を考えましょう。首輪や迷子札は外れてしまうことがありますが、マイクロチップは注射器で犬猫の肩甲骨の間に埋め込むので、外れません。マイクロチップはGPE機能はないですが、チップに特別な番号が入っており、チップの番号をマイクロチップリーダーで読んでもらうことで飼い主の連絡先が分かり、おうちに帰ってこられます。
    ペットが迷子になった場会う、再開のためにペットの姿や特徴が分かりやすい写真は携帯の中にも入れておきましょう。災害時に逃げる時、なかなかいろいろなものを持って出ることができないかもしれませんが、携帯だけは持ち出す人が多いそうです。携帯にペットの写真やいつも飲んでいる薬の情報など大切な情報を入れておくとよいでしょう。

執筆者のプロフィール

入交眞巳

入交眞巳

日本獣医生命科学大学卒業、獣医師

アメリカの大学院に留学し、動物行動学の研修医を経て現在米国獣医行動学専門医。

専門は人と共に暮らす動物の気持ちを読み、人と動物の関係をストレスのない状態にすること。より幸せな共生を目指しています。どうぶつの総合病院、行動治療科主任。日本ヒルズ・コルゲート(株)学術アドバイザー