犬がガムを食べた!?キシリトール入りは少量でも中毒の危険性

執筆: エリン・オリラ

おっと!うっかりバッグを放り出しておいたら、犬がバッグの底に埋もれていたガムを見つけてムシャムシャ食べてしまいました。願わくは、こんな状況に出くわしていただきたくありませんが、もしそうなってしまったら、素早く行動しなければなりません。ガムには、犬の命を脅かしかねないキシリトールが含まれていることがあるからです。犬がガムを食べたかもしれないと思った時にやるべきことをお教えしましょう。

ガムを食べた-心配するべき?

それは犬が食べたガムの種類によります。シュガーレスガムを食べたのなら、間違いなく心配の種になります。シュガーレスガムには、多くの砂糖不使用食品に使われている砂糖代用品のキシリトールが含まれていて、犬にキシリトールは有毒だからです。


食べたガムがシュガーレスでないなら、それほど心配はいらないでしょう。Woman has a dog in black purseそれでも獣医師に相談するのが賢明です。そして犬をよく観察して、ガムがきちんと排泄されることを確かめる必要があります。

キシリトール中毒の症状

犬の大きさにかかわらず、キシリトールはたった板ガム1~2枚分だけでも中毒を引き起こすことがあります。

カミング獣医療センター は、この成分は危険なほど血糖を降下させることがある、と言っています。重症の場合は肝不全に至ることもあります。

米国食品医薬品局 FDA, によると、キシリトールは犬に次のような副作用を引き起こすおそれがあります。

  • 嘔吐
  • 活動低下
  • 筋力低下
  • 運動失調
  • 虚脱
  • 痙攣発作

Yorkie pokes head out of a women's tan purse.

キシリトールを含むのはガムだけではありません。キャンディ、歯磨剤、マウスウォッシュ、そのほか様々な砂糖不使用製品に使われています。噛むタイプのビタミン剤、のど飴、のどスプレーにも使われていることがあります。犬の安全のために、すべての食品、キャンディ、デンタル製品、医薬品を犬の届かないところに保管するようにしてください。キッチンの戸棚の高いところが適していて、その場所ならどんなに探索好きの犬でも届かないでしょう。カバン、ハンドバッグ、コート、その他の衣類や容器も、確実に犬が触れられないようにしておく必要があります。犬は鼻で探るので、口の開いたカバンやポケットは、頭を突っ込んで中を調べるように犬を誘っているようなものです。

ガムを食べてしまったときに、やるべきこと

犬がキシリトール入りのガムを食べてしまったことが分かったら、直ちにかかりつけの獣医師のところか救急動物病院に連れて行ってください。獣医師はおそらく、血糖値の低下や肝酵素値の上昇がないか調べるために血液検査を行うでしょう。

ガムを食べたかどうか定かでないときも、念のために獣医師に助言を求めるのが一番です。

あなたは犬がほとんど何でも食べてしまうことをご存じでしょう。ですから人間用のすべての食品とその他の毒物を犬が食べないように用心し、それらを犬の届かないところに保管するのは飼い主としてのあなたの責任です。犬には分別というものがありません。彼らの健康と安全を守るのはあなたの責務なのです。

Contributor Bio

筆者紹介

エリン・オリラ
メッセージが持つ言葉の力は受け手に伝わり、時に大きな変化をもたらしうると信じるライター。インターネット、出版物と活動の場は広く、執筆内容はインタビュー、代筆、ブログ、独創的なノンフィクションなど、多岐にわたります。SEO(検索エンジン最適化)、ソーシャルメディア全般にも詳しく、フェアフィールド大学でクリエイティブ・ライティングのMFA(美術学修士)を取得しています。ツイッターは@ReinventingErin。さらに詳しい情報はホームページのhttp://erinollila.com で入手可能です。

関連記事

  • ペットフードに重要な栄養素と原材料の最適なブレンド

    180680638 栄養素も、高品質な原材料も-ペットフードにおいては、これら両方の要素が大事です。栄養素、品質、そして味のために選ばれた原材料の最適なブレンドが必要です。
  • 愛犬にフードを与えすぎることにひそむ、健康上のリスク

    180680638 太り過ぎは、非常によく見られる問題です。愛犬にフードを与えすぎることの持つ危険性についてご紹介します。
  • グレインフリーはすべてのペットに最適でしょうか?

    最近パッケージに、「グレインフリー」と表記されたペットフードが多く販売されていますが、これらはグレイン=穀物を原材料に使用していないことを指しています。○○フリーと書いてあると何となく健康に良さそうなイメージがあるかもしれませんが、全てのペットがこのような食事を食べなければならないわけではありません。
  • ナチュラルペットフードの「ナチュラル」とは?

    ペットフード安全法では、化学的な合成物に属する添加物等について、仮に一生食べ続けたとしても大丈夫なように使用量の上限が定められていますので、「ナチュラル」な製品の方がそうでないものよりも安全であったり健康維持に役立ったりするという訳ではありません。

関連商品