ペットに最適なフードを見つけましょう。
ペットに最適なフードを見つけましょう。
ペットに最適なフードを見つけましょう。
ワンちゃんの口周りに関しては、目につきやすくわかりやすいので、いつもと様子が違うと気になりますよね。口を気にしてよく舐める、もごもごする、よだれが多いといったトラブルはよく知られている一方で、口が渇き過ぎているといったことも犬では起こることがあります。
犬のドライマウス(口腔乾燥)
よだれ、つまり唾液には口内を快適に保つ役割があります。単純に唾液の量が減れば、口内が乾燥します。このような状態は一般的にドライマウスと呼ばれます。人においてドライマウス、つまり口が乾燥して唾液で覆われなくなった歯は汚れやすく、口臭の原因になるとされていますが、犬でもおそらく同様の状況になることが考えられます。犬のドライマウスは必ずしも痛みを伴うものではありませんが、飲み込んだり食べたりすることに影響が見られることがあります。Wag! によると、ドライマウスの犬では、口臭以外にも、歯茎がネバネバと乾いた感触になることもあるようです。
口の中の状況も定期的に観察することを、是非習慣づけるようにしましょう。動物病院での健康診断時には、愛犬の現在の口内環境について、注意する点などがないか、確認しておくことも大切です。そして、普段と違う様子がみられたら獣医師に相談するようにしましょう。
犬のドライマウスの原因
犬のドライマウスは、さまざまな環境条件や健康状態の影響により、水分不足や唾液の産生あるいは分泌の低下が起きることによって生じるものと考えられています。
- 脱水: これは鼻の乾燥 として現れることもあれば、ドライマウスとして現れることもあります。脱水をそのままにしておくことは危険な状況になりかねません。水分をたっぷりと摂れるように、常に新鮮な水を用意してあげましょう。元気がなかったり、呼吸が苦しそうな場合は、すぐに動物病院を受診します。
- 医薬品の副作用:Animal Planet.によると、犬では特定の医薬品がドライマウスの原因になることがあります。医薬品を投与した後に何らかの変化に気づいたときは、必ず獣医師に相談しましょう。長期にわたる投与が必要な場合でも、他の方法はないか、あるいはドライマウスを同時に治療する方法がないか獣医師に相談しましょう。
- がん治療: 米国動物病院協会 のホームページには「ペットにおけるがんの放射線治療によって治療の副作用が認められることもありますが、症状は人の場合より軽いことが多く、治療が終了すれば時間の経過とともに治癒します。」と記載されています。もし愛犬が放射線治療を受けることがあれば、事前に心配な事や注意することなど、担当の獣医師によく相談しましょう。下痢などの消化器症状についても確認することが重要です。
- 異常な免疫反応(自己免疫疾患): メルク獣医マニュアル によると、犬の免疫系が自分自身の唾液腺を攻撃している場合もあります。この治療では、獣医師が免疫抑制剤を処方することがあります。
- 神経の損傷: メルク獣医マニュアル によると、まれではありますが、腫瘍や手術後の合併症、および外傷によって唾液腺に関係する神経が損傷を受けることがあります。眼、鼻、口など顔面に損傷が起きた場合に、唾液腺が影響を受ける可能性があります。
治療について
メルク獣医マニュアルでは、犬のドライマウスについて、獣医師は原因の特定に努め、それに応じて以下のような対応をするように推奨しています。
- 犬に十分な飲水を促す
- 犬用に設計されたマウスウォッシュやドライマウス用の医薬品を定期的に使用する
- 毎日の歯磨きと動物病院での歯石除去などの口腔ケアを行う
犬の唾液量がいつもより少ないなと感じたら、脱水していないか確認し、飲水を促すことから始めましょう。いずれにしても気になることがあれば、まずは動物病院を受診し、口の渇きのほかに異常がないかも併せて確認してもらいましょう。医薬品や治療による影響の場合もあるので、愛犬に投薬している医薬品や治療についても、メモするなどして記録しておくとよいでしょう。
Contributor Bio

クリッシー・クリンガー
クリッシー・クリンガーは、2人の子供、夫、そしてペットと暮らしています。授業中やブログなどの執筆活動中を除いて、家族みんなで過ごす時間を楽しんでいます。飼い主とペットのアクティブで有意義な生活に役立つ記事の執筆に情熱を傾けています。