
猫のためのダイエット~食事プランと運動のヒント
ペットに最適なフードを見つけましょう。
ペットに最適なフードを見つけましょう。
ペットに最適なフードを見つけましょう。
室内飼いの猫はどうしてもあまり運動しないライフスタイルになりがちなので、気が付いたときには実は"ぽっちゃりデブ猫"になっていることがあります。
猫の体重増加は主に食べ過ぎによるものです。とはいっても、何らかの病気によってそのようになってしまうこともあります。愛猫が太ってきていることに気づいたら、すぐに獣医師に連絡して、病気か、あるいは妊娠していないか、確認してもらいましょう。
病気によるものではないことが分かったら、獣医師と一緒に、理想体重に戻して維持するのに役立つダイエットウェルネスプログラムを作ることができます。これを実践することは、糖尿病や関節炎を発症しにくくしたり、寿命を延ばすこともできるかもしれません。あたりまえな事かもしれませんが、健康であることは幸せなことなのです。
猫のお腹周りはジワジワと大きくなります。健康診断に行っていればまだそのタイミングで気付くことができますが、ペットオーナーだけではなかなか気づかないかもしれません。猫のための最適なダイエット方法を学んで、猫に健康的なライフスタイル準備しながら健康的スリム美猫を目指しましょう!
食事プラン
ペットオーナーは外出することもありますから、猫をいつも見張って活動レベルをチェックするのはなかなか難しいことです。ですから、運動プログラムに集中する前に、まずは食事管理に取りかかりましょう。フードの摂取量はモニターすることができます。毎日のフードの摂取量を注意深く観察して、どんなときにどのくらい食べすぎているのか、確認しましょう。そして、年齢と体格に基づく適正な摂取量を獣医師に教えてもらいましょう。
摂取量が、キャットフードの1日の推奨量の限度をすでに超えてしまっていたら、今すぐに行動を始めましょう。猫のダイエットは、獣医師が減らしても猫の健康上に問題ないと判断したフードの量を、2~3週間かけて徐々に減らしていくと成功しやすくなります。クラッシュ・ダイエット(急激な厳しい食事制限)はやめましょう!減量用キャットフードは、ダイエットの目標の達成と健康的な体重維持に役立つように作られています。ダイエットにはこのようなフードを利用するのがベストです。
活動
人間と同様、猫も食事管理だけではダイエットはうまくいきません。猫にとっても運動は大事で、健康的な食事と規則的な活動をバランスよく組み合わせることがプラスに働きます。猫に運動をさせるのは難しいかもしれませんが、不可能というわけではありません。さすがにウォーキングマシンで歩かせたり、一緒に泳いだりするのは多分無理ですが、猫には理想体重の維持に役立つゲームに没頭しやすい貴重な『覚醒』時間というものがあります。色々なかわいい猫用おもちゃを手作りする こともできますので、高価な猫用グッズをわざわざ買わなければならないということはありません。
新しい食事プランと同じように、おデブな猫ちゃんのための新しい運動療法もゆっくりと導入してみましょう。人と同様に、厳しい『多すぎ急ぎすぎ』のやり方は怪我につながるおそれがあります。猫はいまだに捕食者としての強い本能を持っていて、狩りが大好きです。丸めた紙や弾むボールなどを投げたりして追いかけさせれば、運動を伴った穏やかなゲームになります。ただし、猫が飲み込んでのどに詰まらせてしまうような小さなものは避けるようにしましょう。
猫に狩りの本能を本当に発揮させるには、野生の祖先がそうしていたように食べ物を狩らせる方法が一番です。フードかおやつを家中のあちらこちらに隠して、猫がそれらに忍び寄る様子を観察してみましょう。ジャンプしたりよじ登ったりするように、階段やキャットタワーを含む様々な高さのところに隠してみてください。多く動くほど多くのカロリーが消耗されます。でも、見逃した場合に備えて、隠し場所はメモするなりしてわかるようにしておきましょう。猫ちゃんが、そのまま2~3週間放置されて古くなったフードを見つけて食べてしまう、なんてことはあってはいけません。
外出するときは、一人遊び用のおもちゃを残し、そのほかに爪とぎポスト、運動用回し車、キャットタワーなどを設置しておきます。また、鳥や虫、近所の犬などがはっきり見えるように、ブラインドやカーテンを開けておきます。そうすることで、本能にスイッチが入って、窓から窓へと飛び移ったりする運動ができ、お留守番を退屈せずに過ごせるでしょう。
健康的なライフスタイルのために、一緒に遊んだり活動を楽しんだりしているうちに、さらに絆が深まるといううれしいおまけが付いてきます。猫は"ひとりでも平気だし、何でもお見通し!"の独立した生き物のように見えるかもしれませんが、実は思った以上に、猫の健康と幸福はペットオーナーにかかっているのです。愛猫の全身の健康状態と同様に体重管理にも特別な注意をはらうことで、今後何年も続く生活をもっとずっと幸せなものすることができるでしょう。