猫にも生理がある?メス猫の発情期間と行動

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初めて猫を飼う人は、「猫に生理はあるのかな」とか「なぜ私の猫ちゃんは出血しているのかしら」などと疑問に思うかもしれません。

繁殖季節には雌猫にも約1か月単位の生理周期は巡ってきますが、その『生理』は人間の月経とはかなり違っています。発情中の猫がどんな気分になっているのか、あなたに何ができるのかを理解してください。

哺乳動物と生理

人間の女性と人間に近い哺乳動物の雌には月経周期があり、28~38日ごとに(もちろんばらつきはあります)子宮の内膜が剥がれて体外に排出されます。このグループに含まれる動物には、象、トガリネズミ、コウモリ、トゲマウスがいます。

BBC Discover Wildlife によると、他の哺乳動物の繁殖年齢の雌にも月経周期に似たものはありますが、子宮内膜は出血として出て行くのではなく「再吸収」されるということです。この生殖プロセスは発情と呼ばれます。猫は季節繁殖動物で、雌猫も避妊処置されていなければ、繁殖季節には約1か月周期でこれを経験します。

Animal Planet, によると、猫は多発情性動物なので、1年のうちの繁殖季節の間に何回か発情します。避妊処置されるか交尾(刺激)により排卵するまで、発情周期が繰り返されます。ただし、未避妊で生殖器官が完全に残っている猫に正常な周期が巡ってくるためには、少なくとも12時間の日照時間が必要です。これは室内飼いの猫なら安全ということではありません。むしろ、人工照明の安全な環境にいる猫は、ホルモン活動が1年の半分だけでなくかえって年中活発になってしまいます、とAnimal Planetは言います。発情周期の一番きつい時期には、猫はホルモンのなすがままに、フル回転せざるを得ないのです。

Cat peeking out from a pile of blankets

なぜ私の猫は出血しているの?

「猫は生理があるのか」という疑問について、飼い主は考えなければなりません。人間と同じく、猫も思春期(生後4~6か月頃)になると発情周期が始まり、1回の発情は7~10日間続きます。ただし年中妊娠可能な人間と違って、猫が一番発情しやすい時期は早春から晩秋までです。

発情期の猫は、遠吠えや悲鳴のように鳴きますが、犬のような発情出血はありません。雌猫の性器から出血が見られた場合、それは生理ではなく病気の可能性があるので注意が必要です。自分の猫の周期をよく知った上で、何か普段と違うことに気付いた場合は、別の健康問題があるといけないので、すぐに獣医師に連絡してください。

猫は風変わりでおどけた行動で有名ですが、発情中はその奇異さに拍車がかかります。 Petful が言うには、発情中の猫は、奇妙で普通でない鳴き方をするだけでなく、床の上を転げ回る、いつもより気を引きたがる、人や家具に体をこすりつける、尿をスプレーする、こっそり出かけようとするなど、独特の行動を示します。

愛猫を健康に保つ

発情周期は猫にとってつらいこともあって、避妊処置の利点 はたくさんあります。たとえば、猫にも卵巣がん、子宮がん、乳がんなどの病気がありますが、避妊処置をするとそのリスクを大きく減らすことができます。

コーネル大学獣医学部 によると、猫の避妊処置は最初の発情前に行うべきだそうです。動物病院で行われる避妊処置では生殖器官が摘出されるので、発情周期(発情)と妊娠する可能性がなくなります。  また、米国動物虐待防止協会 は、猫は初めての発情周期中にも妊娠することができるため、猫が増えすぎてしまうということを防ぐために雌猫に避妊処置を施すことが重要ですと提唱しています。子猫はかわいいものですが、すべての子猫に十分なだけの温かい家庭があるわけではないのです。

猫を引き取るときは、避妊処置済みかどうかを必ず尋ねてください。よくわからない場合は、健康診断のときに獣医師に相談しましょう。猫の発情周期について教えてもらうよい機会にもなります。発情中の猫の扱いは理解しにくい新たな難問かもしれません。きちんと学んで、正しく理解することで、素晴らしい一歩を踏み出すことができるはずです。

Contributor Bio

Christine O'Brien

筆者紹介

クリスティーン・オブライエン

クリスティーン・オブライエンは、ライターであり母であり、家の中を取り仕切るロシアン・ブルー2頭と暮らす長年の愛猫家でもあります。Care.com、What to Expect、Fit Pregnancyでも、ペット、妊娠そして家庭生活について記事を書いています。InstagramとTwitter(@brovelliobrien)でも彼女をフォローすることができます。

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