
猫のボディ・ランゲージを理解しよう
ペットに最適なフードを見つけましょう。
ペットに最適なフードを見つけましょう。
ペットに最適なフードを見つけましょう。
顔を横にかしげてジーッと見つめてきたり、しっぽをブンブン振ってみたり・・・。猫の飼い主さんにとっては、何か言いたげにいろいろな仕草を猫がしてくる、という経験はよくあることでしょう。
また、猫はシャーッと言ってみたり、うなる、さまざまな声色で鳴くなど、猫語?でも飼い主さんとコミュニケーションをとっています。しばらく一緒に住んでいると、何を言いたいのかだんだん分かってきますよね。でも、ボディ・ランゲージについては、読み解くのが少しややこしいところがあります。猫を飼っている方なら思い当たるのではないかと思うのですが、どうやら猫は、飼い主なら自分(猫)の気持ちを読み取れて当たり前、と思っているようで、いわゆる"あざとい"ヤツなんです!
猫は全身を使った表現が非常に豊かで、何も言わずに気持ちを伝えています。SNSなどに投稿された猫のキュートで楽しくおかしな画像を見ているだけで、あっという間に時間が過ぎてしまいますよね。猫たちからのメッセージを理解して、コミュニケーションをもっと楽しみましょう!猫たちからのサインをキャッチするポイントをご紹介します。
目
「目は口ほどにものを言う」といいますが、どうやら猫にも同じことが言えるようです。Vetstreet*¹ によると「猫の目は体内の状態を物語っている」のだそうです。猫は、長い時間じっーと座って一点を見つめながら考え込んでいるように見えるときがあるかと思います。世の中の壮大なる謎に思いをはせているか、あるいはお気に入りのネズミのおもちゃを思い浮かべて空想にふけっているのかもしれませんね。
瞳孔が正常(開いていない)であれば、リラックスした状態で、まったりと過ごしているだけなので心配ありません。「くつろいでいるときは目を合わせようとするかもしれません」とVetstreet*² には書かれています。「そして、しばらく見つめたあとには、さりげなく視線をそらすか、優しくまばたきします」。このようにゆったりとまぶたを閉じる様子は、ごはんを食べて満足したときや、眠りに落ちるときによく観察されます。
猫の目の形も、心の中の様子をよく表しています。驚いたときに目を見開くのは人間と同じ。とても警戒心が強くなっている状態です。目を細めて瞳孔が開いているときは、何か起こるかもしれないので気をつけましょう。瞳孔が開くのはアドレナリンが作用している印で、猫の場合は、何かに襲いかかったり、何かしてやろうと思っているときです。
耳
猫の耳はアンテナの役割をしています。心の動きと直接つながっていて、抜群に発達した聴覚も相まって周囲の物事に敏感に反応しながら、左右別々に自在に動かすことができます。Animal Planetによると、猫は1メートルほど離れたところの音がどこから来たのか、たったの0.06秒でさらに数センチの範囲内で場所を特定できるそうです。また、人よりも4〜5倍遠くの音を聞くことができます。並々ならぬ聴覚で、人間にはまったく聞こえない家の周囲の怪しい音を聞きとることもできますが、実際のところは室内の離れた場所で何かの音がすることの方に気が取られていることの方が多いかもしれません。
猫の耳が飛行機の翼のように「イカ耳」になっていたり、後ろに倒れているときは、緊張や恐怖、イライラを感じているときです。戦うか逃げるかモードに入っていて、どちらかの行動に出る可能性があるので注意してください。耳が頭にぴったりと付いているときは、より危険、または攻撃的な状態になっています。知らない人や動物に会わせたときに、このような仕草が見られることがありますが、これは緊張、あるいは恐怖からくるものと考えるのが妥当でしょう。いずれにしても、このようなイカ耳状態のときには、その状況から遠ざけるか、見えないようにするなど、とにかく状況を避けるようにしてあげてください。
では、機嫌がいいときの猫の耳はどんな形をしているのでしょうか。PetMDによると、人が笑っているときの口角と同じだそうで、上向きで左右にやや引っぱられた感じです。可愛いですね!
しっぽ
猫のボディ・ランゲージでもっとも興味深く、ミステリアスなのはしっぽの動きではないでしょうか。猫のしっぽは、本当に色々な形に変化し、それぞれ異なる感情を表しています。例えば、はてなマークやフックの形をしているときは、遊びたい気分で、何か面白いものはないかと探しているときです。まっすぐに立っているときも、機嫌がいいときです。
しっぽが下がっているときは(ペルシャ猫などの一部の品種ではこれが普通ですが)、注意が必要です。ちょっと気持ちが下がっている、あるいはイライラが募っているなどネガティブな気分だと考えられます。しっぽの毛が膨らんでいるときは怒っているときで、「ハロウィーン・テール」と呼ばれることもあります。VetBabble*³ によると猫の毛が逆立っているときは、怒っているか、怖がっているときで、自分を大きく偉大に見せようとしているのだそうです。専門家は、もしこのような状況に出会ったら、飼い主さん自身が落ち着いた態度で振る舞うこと、そしてできるだけ原因と思われるストレスから猫を遠ざけてあげるように推奨しています。
満足して幸せを感じている猫は、飼い主の足や同居猫など、お気に入りのものにしっぽを巻き付けようとします。暖かさや心地よさを求めているときには、自分の尻尾を抱きかかえて丸くなっていることもあります。
姿勢
小さな体で(多くの場合は)おとなしくしているようにみえても、猫は自分の存在をアピールすることも忘れません。飼い主の注意を引きたいときは)、台所でコップをはたき落としてみたり、パソコンのキーボードの上で昼寝を始めたりと、なぜ今ここで・・・というようなことをすることもあります。まあまあ、かまってもらいたいことをわかってあげてくださいね。それも目いっぱいに・・・。
知能の高い猫の頭の中で何が起こっているかは、姿勢によって正確に読み取ることができます。必要なものや欲しいものを鳴いてせがむだけではなく、言葉を使わずに飼い主とコミュニケーションを取ろうとしています。
よく寝たあとに背を丸めるのは、ストレッチの習慣の一部です。でも、このような格好で飼い主の腕や足に軽く頭突きをしたら、それは一対一の時間を求めているサイン。たくさん撫でてあげてくださいね。ただし、同じように背中を丸めていても、尻尾を膨らませて「ハロウィーンスタイル」になっていたら、怒って攻撃的になっているか怖がっているときです。また、何かに驚き、とても怯えている場合に、猫が横歩きすることがあります。
床に転がってお腹をみせているときは、2つの理由があります。多くの場合は、弱みをみせることで飼い主に対する信頼を示そうとしています。飼い主が自分を愛していてくれて、安心できるのが分かっているのです。お気に入りのおもちゃで遊んでいるときにも見られる仕草です。
一方で、ふざけようとして家族や他の動物にお腹をみせることもあります。こんなときは、従順そうにみえても突然飛びかかってくることがあるので注意しましょう。また、猫同士でレスリングしているときにもよく見られる姿勢です。中には本物のケンカに発展することもあるかもしれませんが、たいていはゲーム感覚の遊びです。
いかがでしょうか。猫のボディ・ランゲージを理解するには、基本的な知識に加えて、注意深い観察と経験が必要でしょう。でも、猫が何を伝えようとしているのか知ることで、意思疎通がしやすくなり、猫との絆も深まります。猫たちからのサインをキャッチして、猫とのコミュニケーションを楽しみましょうね。
参照先:
*1 https://www.vetstreet.com/our-pet-experts/5-keys-to-decoding-your-cats-body-language
*2 https://www.vetstreet.com/dr-marty-becker/why-does-my-cat-not-make-eye-contact
*3 https://www.justanswer.com/sip/veterinary
Contributor Bio

クリスティーン・オブライエン
クリスティーン・オブライエンは、ライターであり母であり、ロシアン・ブルー2頭と暮らす長年の愛猫家でもあります。Care.com、What to Expect、Fit Pregnancyでも、ペット、妊娠そして家庭生活について記事を書いています。InstagramとTwitter(@brovelliobrien)でも彼女をフォローすることができます。