
成猫(せいびょう)とは、生後12ヶ月頃からの猫を指します。
ただし、成猫になる時期は猫種や体格によって差があり、メインクーンなどの大型猫種では1歳を過ぎても成長が続くことがあります。
子猫の体重は、生後1ヶ月で約400〜500g、生後3ヶ月で約1〜1.5kg、生後6ヶ月で約2.5〜3.5kgが目安です。ただし、体重には個体差があるため、猫種や健康状態などをあわせて総合的に判断しましょう。
この記事では、成猫はいつからなのか、子猫の月齢別の成長過程、子猫の体重の目安、成猫の適正体重、体型評価の方法、避妊・去勢後の体重管理、子猫から成猫へのフードの切り替えについて解説します。
猫は、1歳を超えると成猫期とよばれるようになり、その後、成熟期・高齢期と続きます。
猫のライフステージ
| ライフステージ | 年齢の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 子猫期 | 出生〜1歳頃 | 体が発達し、生活習慣を覚える時期 |
| 成猫期 | 1〜6歳頃 | 体と生活リズムが安定してくる時期 |
| 成熟期 | 7〜10歳頃 | 年齢による変化が出始める時期 |
| 高齢期 | 10歳頃〜 | 健康状態の変化をより細かく見る時期 |
ただし、年齢区分はあくまで目安です。猫種や個体差によって成長や体つきには違いがあるため、成猫期に入った後も、その猫の状態に合わせてサポートするようにしましょう。
子猫には、体重、歯、運動能力、食事内容などの面で大きな変化が見られます。
生まれたばかりの子猫は母乳やミルクから栄養を取り、数週間かけて目が開き、歩行や遊びが増えていきます。生後3〜5週頃になると離乳が始まり、子猫用フードへ移る時期に入ります。
生後2〜3ヶ月頃は成長が速く、体重の増え方も大きくなります。生後6ヶ月頃になると、見た目は成猫に近づいてきますが、体はまだ成長途中です。
| 月齢 | 成長の特徴 |
|---|---|
| 出生〜1週齢 | 目と耳が閉じており、母猫のそばで過ごす時期 |
| 2週齢頃 | 目が開き始め、少しずつ歩く動きが見られる時期 |
| 3週齢頃 | 乳歯が生え始め、耳が立ち、周囲への反応が増える時期 |
| 4〜5週齢頃 | 遊びや探索行動が増え、離乳が進む時期 |
| 6〜8週齢頃 | 視覚や聴覚が発達し、動きが活発になる時期 |
| 3〜6ヶ月齢 | 遊び、探索、人やほかの猫との関わりが増える時期 |
| 7〜12ヶ月齢 | 子猫期の終盤に入り、成猫期に近づく時期 |
子猫の体重は、生後1ヶ月で約400〜500g、生後3ヶ月で約1〜1.5kg、生後6ヶ月で約2.5〜3.5kgが目安です。
以下の表は、子猫の体重の目安をまとめたものです。ただし、猫の体重には個体差があるので、あくまで目安として参考にしてください。
うちの子は標準体重?月齢別の標準体重目安表
| 月齢 | 子猫の体重の目安 | 成長の見方 |
|---|---|---|
| 生後0週 | 約100g | 出生時の体格差がある |
| 生後1週 | 約150〜200g | 毎日の増加を見たい時期 |
| 生後2週 | 約200〜300g | 哺乳量と体温管理も見る |
| 生後1ヶ月 | 約400〜500g | 離乳が始まる時期 |
| 生後2ヶ月 | 約700g〜1.0kg | 食事量と便の状態をあわせて見る |
| 生後3ヶ月 | 約1.0〜1.5kg | 成長が速く、個体差も出る |
| 生後4ヶ月 | 約1.5〜2.0kg | 骨格と筋肉が発達する |
| 生後5ヶ月 | 約2.0〜2.5kg | 活動量と食事量を見る |
| 生後6ヶ月 | 約2.5〜3.5kg | 成猫に近い体格へ移り始める |
| 生後7〜12ヶ月 | 約3.0kg〜 | 体重増加がゆるやかになる |
子猫が標準体重に近いかどうかは、月齢別の体重目安に入っているか、前回より体重が増えているか、痩せすぎ・太りすぎの体型変化がないかで判断します。以下のポイントを確認してみましょう。
| 判断項目 | 標準体重に近い状態 | 注意したい状態 |
|---|---|---|
| 月齢別の体重目安 | 月齢別体重表のおおよその範囲に入っている | 目安より大きく外れている |
| 体重の推移 | 前回測ったときより少しずつ増えている | 体重が増えない、または減っている |
| 体型 | 肋骨や背骨が目立たず、腹部だけが大きく出ていない | 肋骨や背骨が目立つ、腹部の脂肪が目立つ |
| 食欲と元気 | 月齢に合った量を食べ、起きている時間に動く様子がある | 食欲が落ちている、元気がない |
| 便や嘔吐 | 便の状態が大きく崩れていない | 下痢、嘔吐、便の回数や状態の変化がある |
| 猫種や骨格 | 猫種や骨格に合った体つきに見える | 猫種差だけでは説明しにくい痩せ方・太り方がある |
子猫の体重は、性別や骨格、猫種、栄養状態、避妊・去勢の時期によって差が出ます。
メインクーン、ラグドール、ノルウェージャンフォレストキャット、サイベリアンなどの大型猫種は、一般的な月齢別体重より大きくなる場合があります。
また、マンチカンなど体型に特徴がある猫種の場合は、体重だけで太りすぎや痩せすぎを判断しないほうがよいでしょう。体重とあわせて、肋骨、腰のくびれ、腹部の脂肪、活動量を見て総合的に判断するのが一般的です。
生後1〜3ヶ月の子猫の体重は、生後1ヶ月で約400〜500g、生後2ヶ月で約700g〜1.0kg、生後3ヶ月で約1.0〜1.5kgが目安です。
この時期は体重の増え方が速いため、月齢よりも推移で見るほうがよいでしょう。
生後1ヶ月頃:離乳が始まる時期で、食べる量によって体重の個体差が大きくなります。
生後2ヶ月頃:個体差が広がるため、「体重が正しく増えているか」が気になり始める時期です。
生後3ヶ月頃:さらに個体差が広がります。「食欲があるのに体重が増えない」といった不安が生まれやすい時期です。
子猫の体重で最も重要なのは、順調に増えているかどうかです。平均より少なくても問題ない場合も多いので、体重が増えないからといって強引に食べさせるのではなく、獣医師の診断のもとでフードを調整するようにしましょう。
子猫用のフード例
ヒルズ サイエンス・ダイエット ベット・エッセンシャル(総合栄養食)発育サポート 猫用 子猫

生後3週〜1歳までの子猫の発育をサポートする総合栄養食です。
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生後4〜6ヶ月の子猫の体重は、生後4ヶ月で約1.5〜2.0kg、生後5ヶ月で約2.0〜2.5kg、生後6ヶ月で約2.5〜3.5kgが目安です。
この時期は、体格が成猫に近づき、運動量も増えていきます。体重の推移とあわせて、腹部の脂肪や腰のくびれの様子も観察しましょう。
また、生後6ヶ月頃になると、避妊・去勢によって食欲や体重に変化が出ることがあります。動物病院で受診しながら、健康な体重と体型を維持するようフードや運動量を調整しましょう。
生後7〜12ヶ月の子猫は、成猫時の体重に近づき、体重の増え方がゆるやかになります。
この時期になると、「まだ子猫用フードでよいのか」「成猫用フードへ切り替える時期か」を考える家庭も増えるでしょう。
生後7〜12ヶ月の子猫の場合、体重が増え続けていて腰のくびれが見えなくなったり、腹部に脂肪がついたりすることがあります。また、避妊・去勢後に急に体重が増えることも珍しくありません。
成猫になると、避妊・去勢後に適した体重サポートのフードも選べるようになるので、動物病院で受診のうえ取り入れるとよいでしょう。
避妊・去勢した猫用のフード例
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子猫は生後1年以内にワクチン接種のために複数回の通院が必要になる場合があります。成猫は一般的に年に1回の検診が効果的ですが、高齢猫や特別なケアが必要な猫はより頻繁な検診が必要になる場合があります。
成猫の適正体重は猫種や骨格で異なるため、体重だけでなくBCSという手法で体型を評価します。BCSはボディコンディションスコアの略で、猫の肋骨、腰のくびれ、腹部の脂肪を見て、痩せすぎ、適正、太りすぎを判断する方法です。
一般的な成猫の平均体重は3〜5kg前後とされることが多いものの、性別や猫種、骨格によって差があります。そのため、「成猫なのに2kg」「成猫で4kg」といった数字だけでは正常かどうかの判断ができません。
そこで活用されているのが、BCSでの評価です。
BCSの評価内容

出典:環境省「ボディコンディションスコア(BCS)について」から抜粋
https://www.env.go.jp/
BCSでは、体重の数字だけではわからない体型の変化を、肋骨、腰のくびれ、腹部の脂肪から見ます。成猫の体重管理では、体重だけでなく体型もあわせて見ることが必要です。
また、以下の記事では、猫の体重が増えたとき、痩せて見えるとき、体型をどう見るかについて解説していますので、あわせて参考にしてください。
▶︎ 猫の適正体重
https://www.hills.co.jp/cat-care/healthcare/how-much-should-your-cat-weigh
避妊・去勢後に子猫の体重が増えたと感じている方も多いのではないでしょうか。避妊・去勢後の猫は、体重が増えやすくなることがあります。
避妊・去勢後に体重管理が必要だと感じたら、自己判断で急に食事量を減らすのではなく、動物病院で受診しましょう。「ヒルズ サイエンス・ダイエット ベット・エッセンシャル(総合栄養食)マルチケア+健康体重サポート 猫用 避妊・去勢後~6歳」のような避妊・去勢後の猫用のフードが勧められることが多いので、獣医師の指示にしたがって取り入れてみてください。
ヒルズ サイエンス・ダイエット ベット・エッセンシャル(総合栄養食)マルチケア+健康体重サポート 猫用 避妊・去勢後~6歳
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また、以下の記事では、猫の体重が増えたときの食事管理や、フードの見直し方について解説しています。あわせて参考にしてください。
▶︎ 猫のダイエットと食事
https://www.hills.co.jp/cat-care/nutrition-feeding/what-is-the-diet-of-the-cat-and-the-recommended-food
子猫から成猫へのフードの切り替えは、一般的には1歳頃、または成長が落ち着いた時期が目安です。
子猫用フードは、成長期に必要なエネルギーや栄養をとるための食事で、エネルギーを多く摂取できるようにつくられているため、成猫になってからも与え続けていると体重が増えすぎる場合があります。
猫用フードには、子猫期、成猫期、避妊・去勢後など、ライフステージに合わせた製品があるので、その時期に合ったものを与えるようにしましょう。
子猫から成猫へのフードの切り替え
| 時期 | 食事管理の考え方 | 見る内容 |
|---|---|---|
| 生後3〜5週頃 | 離乳を始める時期 | 食べる量、便、体重 |
| 生後2〜6ヶ月頃 | 子猫用フードで成長を支える時期 | 体重の増え方、活動量 |
| 生後7〜12ヶ月頃 | 成猫用への移行を考える時期 | 体型、避妊・去勢後の変化 |
| 1歳頃 | 成猫用フードへ切り替える目安 | BCS、体重、食事量 |
| 大型猫種 | 成長期間に幅がある | 獣医師に体格を見てもらう |
フードを切り替えるときは、急にすべてを変えず、今のフードに新しいフードを少しずつ混ぜていくようにしましょう。急に新しいものに切り替えると、体が変化に対応できず、体調を崩してしまうことがあります。
普段食べているものに混ぜながら、少しずつ増やしていくようにしましょう。
ヒルズでは、以下の図のように、7日間かけてゆっくり慣らしていくことを推奨しています。

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1歳〜6歳の猫に必要な栄養摂取をサポートするマルチケアのフードです。
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子猫の体重や成猫になる時期は、月齢だけでなく体格、猫種、食事、避妊・去勢の有無によって変わります。
ここでは、「子猫の体重はどのくらいが標準か」「成猫はいつからか」といったよくある質問に回答します。
Q1: 子猫の体重はどのくらいが標準ですか?
A: 一般的な猫の場合、生後 1 ヶ月で約 400-500g、3 ヶ月で約 1-1.5kg、6 ヶ月で約 2.5-3.5kg が目安です。ただし猫種によって大きく異なり、メインクーンなどの大型種は標準体重が大きくなります。
Q2: 成猫はいつからですか?
A: 一般的に猫は生後 12 ヶ月(1 歳)で成猫とされます。ただし大型種は成長が遅く、メインクーンなどは 3-4 歳まで成長が続くこともあります。
この記事は私たちのスタッフライターの一人が執筆しました
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