子猫には室内も危険がいっぱい!猫の家の中での事故を防ぐポイント

執筆:
所要時間:

子猫を家庭に迎えるときは、そうしてはいけないものを噛んだり食べたり引っ掻いたりしないように、家を子猫とともに快適な生活ができるように模様替えをします。少し成長した猫ならそれほどいたずら好きではないかもしれませんが、それでもやはり家具類には最低限の対策が必要でしょう。今回は家の猫対策に役立つヒントをいくつかご紹介します。



1. 猫は前足で掻いたり、噛んだりするのが好き

子猫は人間の赤ちゃんによく似ていて、目、手(前足)、口を使って周りの世界を学んで行きます。年齢にかかわらず猫は遊び好きな動物で、前足で探ったり地面の上に見つけたもので遊んだりするのが生まれつき大好きです。そして最も重要なことは、あなたがきれいだと思っている床も意外と危険なものが潜んでいる、ということです。試しに四つん這いになってみると、猫ちゃんに問題を起こす恐れのあるものが多分いくつか見つかるはずです。

以下に挙げたのは、子猫を迎える前に、注意を払って長椅子や棚の後ろから取り除いておくべきものの例です。

  • ひも類
  •  ビニールタイ
  •  ヘアゴム
  •  リボン
  •  輪ゴム
  •  ビニール袋
  •  裁縫用品
  •  人形/おもちゃの付属品
  •  ボードゲームの小さな部品
  •  消しゴム

固定されていないものは子猫が簡単に前足で掻き寄せて飲み込んでしまうかもしれません。また、ほかにも電気コードなど、子猫が噛もうとするものは家の中にたくさんあります。ケーブル類は、子猫の手が届かない所にあって、動かせないような場合、テープで留めてしまいましょう。ケーブルの常時接続が必要な機器の場合、機器ごと一緒に移動させる必要があります。一方、アイロンなど一時的に使うものの場合、ぶら下がったコードは幼い子猫の気を引いてしまいます。子猫にとっては都合の良い遊び道具かもしれませんが、もし引っ張ってアイロン台から落としてしまうと大けがをするおそれがあります。

電気コードやケーブルのほかに、子猫にとって無害のようにみえる電話機のコード、カーテンタッセル、ブラインドのコードなども固定しておくべきです。子猫仕様への模様替えのときは、これらを忘れないでください!

2. すべての植物が問題がないとは限らない

室内用鉢植え植物は家庭を緑豊かにしてくれますが、子猫の手の届くところにある場合は注意が必要です。有毒な室内用鉢植え植物の例としてフィロデンドロン、ユリ、ヤドリギ、ポインセチアなどがあり、子猫がこれらに長時間曝された場合、ひどい病気になってしまうことがあります。ユリ、ツツジ、ラッパズイセンなどは庭によくある植物ですが、これらも子猫には有毒です。家に持ち帰る切り花についても同じです。その周りを子猫がうろついても安全であることを確認しておかなければなりません。

3. 蓋は常に閉じておく

猫は、ピチャピチャ飲むことができる水を一日中探し回っています。手早く水を飲める場所の一つがトイレです。トイレの水なんてあなたはゾッとするでしょうが、すべての猫が味にうるさいわけではないので、猫にとってはのどが渇いたときにいつでも水を飲める便利な場所なのです。ですから、子猫がいるなら、トイレの蓋は必ず閉じるようにしてください。蓋が開いていると、落ちて溺れてしまうことがあります。トイレのほかにも、入って出られなくなるようなゴミ箱、洗濯物入れ、洗濯乾燥機なども、きちんと蓋をしておきましょう。

4. 熱くなる場所は安全ではない

猫は暖かい場所が大好きですが、その快適な場所で安全に過ごすことができるかどうかは、あなた次第です。暖かさの源が暖炉や灯油ストーブなどの場合、これらの熱くなる場所は昼寝には向かないことを教えましょう。必要なら、よじ登る手段になるものを移動させて猫が近づけないようにしたり、一定の時間が経ったら猫を起こすようにしてください。電気ヒーターは、使わないときには必ずプラグを抜いて、適切な場所に保管してください。プラグが差し込まれているときは、家族全員の安全のために、ヒーターから目を離さず、熱し過ぎに注意しましょう。

5. 家具の猫対策


猫は引っ掻くのが大好きですが、教わられなければ、爪を立てて良いものと悪いものの区別がつきません。猫の爪の標的になりやすいのは、長椅子やテーブルのような大型家具です。ラグやカーペットを敷いた階段もお気に入りになります。Small striped kitten playing with kitten toy standing on cat tree.

家具の猫対策を考えるときは、猫が引っ掻きそうなものだけではなく、猫がよじ登れるもの(カーテン、長いテーブルクロス、本棚など)も対象にしてください。これらの行動傾向を爪とぎポストやキャットタワーで紛らわせるようにすれば、猫はどれが自分のためのものかをきちんと認識してくれます。

6. 猫が触れてはいけないものの安全対策

猫は生まれつき好奇心旺盛なので、戸棚を閉じるだけでは近寄らないようにすることはできません。洗剤や医薬品の戸棚には、子どものいたずら防止用ロックの取り付けを考えましょう。これらの品物は、猫の手が届かないよう、クローゼットの一番上の棚に保管するのもいいかもしれません。ただし、クローゼットの扉はよじ登ることができるので、閉じておく必要があります。

子猫が入ってはいけない特別な部屋がある場合は、常にその部屋のドアを閉じておいてください。Mother Nature Network によると、子ども用や犬用のゲートでは、自分の身長の5倍の高さまでジャンプできる猫を遮ることはできません。あなたと家族にとって特に大切な思い出の品であれば、鍵をかけて保管するか、離れた安全な場所に保管してください。先祖代々引き継がれてきた特別な壺や花瓶などは、猫が十分に成長してそれらを避けて通れるようになるまで、きちんとしまっておきましょう。

7. 狭い場所を点検する

猫は暖かくて狭い場所にもぐり込むのが大好きです。乾燥機などの扉を閉じるときは、猫がお昼寝のためにこっそり入り込んでいないか確認してください。ドレッサーの引き出し、クローゼットの中のかご、冷蔵庫、冷凍庫などの静かな場所についても同じことが言えます。

8. すべての網戸に鍵をかける

日が差す場所はどこでも猫の居場所になり、この天然のぬくもりををもとめて窓ガラスにすり寄ります。家を子猫仕様にするときは、たとえ冬でも窓やドアの網戸をすべて点検してください。季節が春か夏で、しかも猫がすでに環境に慣れている場合はなおさらです。網戸がきちんと施錠されていないと、危険な状況に陥るおそれがあります。さらに安全を確保したいのなら、猫対策がなされている網戸やブラインドを購入してください。このような網戸は一般的な網戸よりも安全なだけではなく、破れにくいので長持ちもします。

9. お気に入りのおもちゃをたっぷり用意する

猫は、忙しければ忙しいほど、問題を起こすことが少なくなります。子猫は遊ぶのが大好きなので、目が覚めたときに遊べるおもちゃを、いくつか用意しましょう。ご想像のように、猫はおもちゃのネズミやチリンチリン鳴るボールを大いに気に入ってくれます。そして、それは1日に何度も、猫の居場所を音であなたに知らせてくれます。あなたとの遊びや膝の上で眠ることが習慣になってくれるよう、楽しみに待ちましょう。

10. 子猫対策には忍耐強く取り組む

新しい猫が若くても年老いていても、またどんなに賢くても、家の中のルールを一度に全部覚えるのは難しいでしょう。ワイヤー類や床に落ちているものはすべて避けても、カーテンをよじ登ったり棚に飛び乗ったりすることには強い興味を示すかもしれません。水飲みボウルは無視して、わざわざシンクから水を飲むこともあるでしょう。初めのうちは猫が新しい家に慣れやすいよう、猫用にしつらえた小さな部屋だけを猫の居場所にしておきましょう。ルールに慣れるに従って徐々に家の中の活動範囲を広げて行くようにします。歩き回って新しい環境を探検するのを許すときは、常に目を離さないようにしてください。

猫が適さない、または危険だと思う場所に猫が引き寄せられて行くようなときは、安全のために必要な措置を講じてください。ただし、猫を導いて行き先を変えなければいけないようなときは、穏やかに優しく行いましょう。

最後に、子猫でも成猫でも、良くない行為をしたときには絶対に罰してはいけません。まだあなたの家のルールを覚えている途中なので、多分まだ理解不足なのです。猫を罰したとしても状況を悪化させることにしかなりません。ストレスを与えて、猫を引きこもらせてしまうだけです。許される行いを猫が学ぶのに役立つのは、正しい訓練と、良い振る舞いにごほうびを与えることです。ちょっと不機嫌になっていることに気付いたら、おもちゃか爪とぎパッドを与えてみましょう。学習中の猫は、指示をもらおうとあなたを見ています。初めて世界を受け入れることを学んでいる幼い子どもに接するように、忍耐強く取り組めば、あなたと愛猫の絆はどんどん強くなって行くでしょう。

Contributor Bio

エリン・オリラ

エリン・オリラ

 

メッセージが持つ言葉の力は受け手に伝わり、時に大きな変化をもたらしうると信じるライター。インターネット、出版物と活動の場は広く、執筆内容はインタビュー、代筆、ブログ、独創的なノンフィクションなど、多岐にわたります。SEO(検索エンジン最適化)、ソーシャルメディア全般にも詳しく、フェアフィールド大学でクリエイティブ・ライティングのMFA(美術学修士)を取得しています。ツイッターは@ReinventingErin。さらに詳しい情報はホームページのhttp://erinollila.comで入手可能です。