子犬の移動


子犬を迎えてからしばらくすると、犬好きの友人や親戚から遊びに誘われることもあるでしょう。週末や連休を利用して犬連れ旅行を計画する方もいるはずです。子犬を連れて車で出かけるときは、安全で快適に移動できるように注意することが重要です。

車で連れて行く場合、子犬にとって一番安全で快適な方法はクレートに入れることです。クレートを買うときは事前に動物病院に相談して犬に合うサイズを選びましょう。小型犬であれば成犬時の大きさを目安に選びます。中・大型犬は生後4〜5カ月ころまで小さいサイズを使い、成長に合わせて大きいサイズへの買い替えを検討しましょう。

子犬との旅行

最近は犬と利用できる施設や店舗が増えています。ペット同伴可ということを大きく打ち出しているホテルや観光地もたくさんあります。

ペット同伴可の施設では、利用者に狂犬病予防注射済票やワクチン接種証明書などの提出を求めるケースが大半です。子犬を感染症や寄生虫から守るためにも、お出かけ前に必要なワクチンを適切な時期に接種しなければいけません。獣医師に相談して寄生虫駆除薬なども使いましょう。

準備

旅行前に子犬の体調をチェックしましょう。元気で健康でなければお出かけを楽しめません。長時間の移動や慣れない外出では、途中で具合が悪くなったりストレスを感じたりすることもあります。愛犬と楽しく出かけられるように、獣医師に乗り物酔い対策や落ち着かせる方法などを聞いておきましょう。旅行中に体調を崩したりけがをしたりしたときに備えて、外出先の地域の動物病院を確認しておくことも必要です。HillsPetで近くの動物病院を検索する ことで見つけることができます。

出発前

食事は出発の1時間ほど前に済ませておきます。食後すぐ出かけると乗り物酔いをしやすくなり、吐いてしまうかもしれません。目的地についてから食事を与えるのも一案です。

子犬が好きなヒルズの子犬用フード 、水、子犬用トリーツ、おもちゃ、狂犬病予防注射済票、ワクチン接種証明書などを忘れずに持って行きましょう。子犬が首輪と鑑札をつけていることを必ず確認してください。

移動中

安全にお出かけを楽しめるように、車内では丈夫なハウス兼キャリーとしてクレートを使いましょう。大きさの目安は、犬が中で立つ、座る、体の向きを変える、横向きに寝る、といった動作が快適にできること。犬はクレートの中で落ち着けるようにハウストレーニングも行いましょう。もし犬がまだクレートに慣れていない場合は、犬用のシートベルトやハーネスで後部座席にしっかり固定する必要があります。

休憩

長時間のドライブの際には、子犬にも休憩が必要です。車を止めて水を飲ませたり、降りて安全なところを散歩したりしましょう。

飼い主が食事やトイレ休憩のため車を降りるときは、ちょっと立ち寄るだけであっても犬を残して車を離れないようにしましょう。夏であれば日陰に駐車してもすぐ暑くなって熱中症になってしまう危険があります。窓を少し開けておいても大丈夫とは限りません。1時間後には日陰が日なたに代わり、車が炎天下にさらされてしまう可能性もあります。もしクレートから犬を出していた場合、車内のものを誤飲してしまうことも考えられます。お出かけのときには何よりも子犬の安全に注意を払うことが重要です。

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スタッフ著者

この記事は私たちのスタッフライターの一人が執筆しました