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猫もくしゃみをしたり、鼻水が出たりすることがあります。
全てにおいて心配をする必要はありませんが、やはり何か大きな問題が隠れている場合があるため注意が必要です。
今回はそんな猫の鼻水について解説します。
そもそも鼻水は鼻の奥の鼻腔や副鼻腔という構造内の加湿や、異物が侵入した際の排出の役割をになっています。その量が増えるということは、炎症や感染が起きている可能性があります。
常に継続して鼻水が認められる場合、上気道(鼻から喉までの部分の)感染症、いわゆる猫カゼの可能性があります。メルク獣医マニュアル* によると、猫の上気道の感染症の多くは、ヘルペスウイルスやカリシウイルスといったウイルスが主な原因です。2番目に多いのが猫クラミジアなどの細菌感染です。幸い、これらの感染症はワクチンを接種することでかかるリスクを非常に小さくすることができます。

子猫は生後1年以内にワクチン接種のために複数回の通院が必要になる場合があります。成猫は一般的に年に1回の検診が効果的ですが、高齢猫や特別なケアが必要な猫はより頻繁な検診が必要になる場合があります。
鼻水が透明な場合は、必ずしもすぐに動物病院に行く必要はありません。寒暖差などの生理現象であれば、自然に解消します。ですが、炎症の初期症状やアレルギー症状の場合もあるので、数日以上続く、鼻汁が黄色~緑色っぽく変化してくる、ましてや猫の元気・食欲がないといった場合には(食欲がない、元気がないなど)、早めに動物病院に連れていきましょう。
猫の上気道感染症(猫カゼ)でよく認められる症状は、くしゃみや鼻水、涙目、咳、口腔内の潰瘍、鼻づまり、発熱、かすれた鳴き声などです。こういった症状がみられるようになると、一般的に自然治癒は難しく、慢性化しやすくなります。少しでもこのような症状が見られたら、早めに治療を受けるようにしましょう。
猫カゼの症状が進行すると、緑色や血液が混ざったような目やに、鼻水などが目立つようになり、目や鼻がふさがってしまうことがあります。さらには高熱や極度の元気消失、食欲不振が見られることもあります。
このような場合、気管支や肺にまで炎症が及んでいる可能性もあるのです。
一方で、一見猫カゼ見える症状でも、実は腫瘍によるものだった、というケースもあります。いずれにしても、風邪だからと甘く見ることはせず、症状に気づいたら早めに動物病院を受診することが大切です。
繰り返しになりますが、猫の鼻水が気になったら、まずは獣医師に相談してください。さまざまな可能性を考慮して細かくチェックしてもらうことで、小さな変化を見逃さずに早期発見、早期治療につながります。
獣医師は、状況に応じて血液検査やレントゲンなどの検査を行います。必要な場合には頭部のCTスキャンや他の精密検査を提案することもあります。このような検査を通して鼻水の原因を考察していきます。治療はその内容に応じた処置がなされたり、抗菌剤や抗炎症剤などが処方され、ときにはネブライザー(吸入器)を使用した吸入治療を勧められる場合もあります。治りにくい場合や再発しやすい場合もあるため、獣医師の指示に従って根気強く治療を続けてください。
鼻水といっても、さまざまな原因があることをご理解いただけたでしょうか。鼻水に限らずですが、何かおかしいと感じたら、必ず獣医師に相談してくださいね。
パティ・クーリー博士は、受賞歴のある獣医師であり、その独自の思考、熱心なペット擁護活動、獣医職への情熱、そしてペットの健康に関する皮肉な記事で知られています。
クーリー博士は、ウェルズリー大学とペンシルベニア大学獣医学部を優等で卒業しています。また、名門のVMD/MBAデュアルディグリープログラムの一環として、ウォートン・スクール・オブ・ビジネスでMBAを取得しました。現在は、フロリダ州マイアミにある動物病院「サンセット・アニマル・クリニック」のオーナーです。
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