食物アレルギーのおはなし

食物アレルギーとは

食物アレルギーは食物有害反応のひとつで、さまざまな年齢で発症し、時間とともに症状が進んでいきます。症状はアレルギーの原因となる原材料を含む食事をとった直後から現れはじめます。食物中に、分子が大きく、消化されにくい蛋白質が含まれていると、その蛋白質を体内の免疫システムがアレルゲン(アレルギーの原因)と認識してしまうことによってアレルギーが引き起こされます。

 

食物アレルギーの原因

食物アレルギーは、簡単な検査法ではその原因を特定できないのが現状です。
原因の特定には、獣医師と二人三脚で根気強く取り組んでいきましょう。

アレルギー症状を起こす可能性のある食物とは?

アレルギーの原因となる主な食物

犬の場合

  1. 牛肉
  2. 乳製品
  3. 小麦

猫の場合

  1. 牛肉
  2. 乳製品

 

食物アレルギーのしくみ

食物アレルギーは、日常摂取する食事に含まれる主として蛋白質が引き金になっています。アレルゲンの構造や分子の大きさがアレルギー反応を引き起こすといわれています。

食物アレルギーが起こるしくみ

こんな症状が出たら要注意

日ごろからペットの行動をチェックして、以下のような症状がみつかったら、早めに動物病院にご相談ください。

  • 年中いつでもかゆがっている
  • ひどいかゆみがあり、掻きむしっていることがある
  • 特に、口やお尻のまわり、足元、お腹をかゆがることが多い
  • 食欲や飲水量も変わった
  • ウンチが軟らかくなった
  • 最近食事を替えたら、かゆがるようになった

ホームケア

  • 獣医師が指示した食事以外は、与えないようにしましょう。
    治療や食事の変更、おやつの選び方についても獣医師に相談しましょう
  • 人の食物やおやつを与えないようにしましょう
  • 動物性の素材でできた噛むオモチャは与えないようにしましょう
  • 新鮮できれいな水を与えましょう
  • あなたのペットが現在食事管理をしていることを周りの人に知らせ、協力してもらいましょう
  • ※アレルゲンとなるものは、さまざまなフードや物質に含まれていることが多く、注意が必要です。

食事管理のポイント

  • 消化性が高く、アレルゲンと認識されにくい蛋白質を含むフードを選びましょう蛋白質が十分消化されずに大きい分子のまま吸収されるとアレルギーを起こしやすくなります。蛋白質をアレルギーの原因にならないくらい小さく分解(加水分解)したものや、犬猫にとって新しい種類の蛋白質(ラム、アヒルなど)はアレルギーを起こす可能性を低くします。
  • 蛋白質の種類が少ないフードを与えましょう蛋白質の種類を限定することにより、アレルギーを起こす可能性を低くします。
  • 必須脂肪酸(オメガ-3脂肪酸)を多く含むフードを与えましょう必須脂肪酸は、皮膚・被毛の状態を保つとともに、かゆみの軽減を助けます。
 

給与に際しては、必ず獣医師の指示に従ってください。